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新森雄大さん博士論文審査会


教え子の新森雄大さんの京都市立芸術大学での博士論文審査会に審査員として行ってきました。(滋賀県立大学の佐々木先生と一緒に)

新森さんは、摂南大学から大学院で滋賀県立大学大学院の南研究室に来られました。

その当時、2009年にはセントラルガラス国際コンペ、「まちの寄合所」テーマで入選しましたが、その時の作品はトップ画像の「橋の寄合所」です。

滋賀県彦根市犬上川にかかる橋を敷地にしたもので、橋の上に用途を限定しない空間を作るものでした。

滋賀県立大学生活デザイン学科の大学院修了後は、スイス・イタリア大学大学院メンドリジオ建築アカデミーに進学し、トップで卒業されました。

その後、日本に帰ってきて組織設計事務所で働いたあと、ニイモリジャミソンアーキテクツとして、独立しました。

大学院時代の橋の寄合所から15年、

博士論文のテーマでは、同じく用途を限定しない空間UUAの研究をテーマとし博士論文と制作とされました。

論文のみならず、自身で神戸市塩屋地区に物件購入し、用途を限定しない空間UUAとしてリノベーションを実現します。

単なる論に留まらず、実現する空間としては街に影響を与える制作です。

大学院時代のきっかけがこうして15年を経て続き、そして、大阪万博でも休憩所として実現します。写真のものがそれです

GA、新建築、住宅特集など建築家なら誰もが憧れる雑誌にも4回掲載されました。


感慨深い以外のなんでもありません。
素晴らしいです。

新森さんの活躍からはこれからも目が離せません。

http://www.niimorijamison.com

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