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デザイナーになろうと思ったらどこに就職するべきか

初めまして、Design Espressoです☕️

デザインエクスプレッソは「5分でクリエティブについて考える」をコンセプトにしています。デザインに関する情報を「デザインに興味関心ある全ての人」にわかりやすくかつ簡潔にお届けし、全ての人が創造力を発揮できる世界にすることを目指しています。

筆者は、制作会社でグラフィックデザイナーとして4年間働き、現在は都内事業会社(ベンチャー企業)のUI/UXデザイナーとしてお仕事をしています。

それらの経験を踏まえ、デザイナーの方はもちろん。ノンデザイナーの方、デザイナーを目指してる方を対象とし、デザインについて考えるきっかけを提供していきたいと考えております。

今回のテーマは「デザイナーになろうと思ったらどこに就職するべきか」

記念すべき初回のテーマは、「デザイナーになろうと思ったらどこに就職するべきか」について考えていきたいと思います。

この記事の対象者は「デザイナーで転職を考えている方」「デザイナーを目指している方」です。

またデザイナーの種類は「グラフィックデザイナー」「webデザイナー」「UI/UXデザイナー」を指しています。おそらく他のデザイナーにも共通することがあるかと思いますが、筆者の経験領域が上記3つになるのでこの3つにしております。


就職先の大まかな種類

さて、早速本題に入りましょう!デザイナーになろうと思った時に皆さんはどんなイメージを浮かべますか?
制作会社でとにかくデザインをするイメージでしょうか。それともフリーランスで自由に働くイメージでしょうか。これは人によってイメージが異なるかと思います。
デザイナーになろうと思った時の代表的な就職先は3つです。

  1. 制作会社に就職する

  2. 事業会社に就職する(インハウス)

  3. フリーランスとして働く

おそらくこの3つのうちどれかになるかと思います。
昨今は、未経験でフリーランスでwebデザイナーとして自由に働く!みたいなことをネット上で見かけますが、これはフリーランスに当たります。
どれも長所と短所があるので、それらを踏まえて自分で選択することが重要です。

結論「なりたい自分に合わせて就職先を選択する」

結論から言わせていただきますが、どこに就職すれば正解ということはありません。
次に筆者が考える、各種類におけりメリット、デメリットを記載していきますので、そちらを参考にしてご自身でどこに進むのがベストなのかを考えてもらえればと思います。

学生さんなら先生に相談するにもいいでしょうし、転職の場合はキャリアアドバイザーに相談するのもいいでしょう。ただ、相談する前に自分の中で整理し、考えて置くことは非常に重要です。
※あくまで筆者目線の意見になりますので、偏った考えもあるかもしれません。この記事以外にも様々な情報を収集して、自分に合ったものを選びましょう。

では各種メリットデメリットを見ていきましょう。

① 制作会社に就職する

制作会社に向いてる人は、「とにかくデザイン制作に打ち込み、スキルアップしたい人」だと思います。
その際には、ある程度残業の多さや、賃金の低さは覚悟しておきましょう。

制作会社に就職するメリットは以下の3つになります。

  • デザイン制作に集中できる

  • 経験豊富な先輩からナレッジの共有を得られ直接指導してもらえる

  • 周りにデザイナーが多いため、自然に新しい様々な情報を得ることができる

中でもデザイン制作に集中できるのは最大のメリットと言えるでしょう。またある程度規模のある制作会社であれば様々なクライアントから様々な媒体のデザインを手がけることが可能です。
様々な媒体のデザインを作成でき、しかもデザイン作成に集中できる。それに加え経験豊富なデザイナーの先輩からのアドバイスもいただくことができるのです!!
こんなにスキルアップに適した職場は他にないでしょう。
なによりデザインのスキルを磨くにはやはりある程度物量をこなすことは重要だと筆者は考えています。(よほどのセンスと才能があれば物量はいらないかもですが…)また、デザイン上達の近道は自分作ったものに対してしっかりと先輩からフィードバックをもらうことです。そんなデザインと真剣に向き合い物量を経験できる制作会社は、デザイナー戦士になるには非常に適したものと言えるでしょう。

逆にデメリットは以下の3つになります。

  • 残業が多い

  • 賃金が低い

  • 制作会社によっては、媒体に偏りがある

そう。皆さんもある程度想像しているかと思いますが、残業が多いです。物量をこなせる=残業が増えてしまうのです。また物量だけではありません。クライアントワークなので、定められた期限に、一定以上の品質を作り出さなければなりません。新人の頃に品質を担保するには、スキルが無い分やはり時間を割くしかありません。

そして賃金もやはり、満足いくほどいただけません。それに加え、制作会社によっては、折込チラシのみだったり、パンフレットのみだけだったりと1種の媒体のみのところもあります。自分のやりたいことができるかをしっかり見極めましょう。

② 事業会社に就職する(インハウスデザイナー)

事業会社に向いてる人は、「ワークライフバランスを重視しながら、自分でデザインを学んでいける人」だと思います。
場所によってはデザイナーに対する理解が少ない場合もありますので自身でデザインを学び、社内に浸透させていく主体性と忍耐が必要になってきます。

メリットは以下の三3つになります。

  • ワークライフバランスがある程度整っている

  • 賃金も比較的安定している

  • 自由にデザインを学び活動できる(ベンチャー企業やスタートアップだとより自由)

インハウスは、ワークライフバランスが制作会社に比べ比較的安定しているところが多です。そして賃金も安定しています。なので、仕事だけじゃなくプライベートも楽しみたい!という人や、デザインに興味あるけどある特定の分野(コスメやファッション)など手掛けたいものが決まっている場合にはぴったりだと思います。

デメリットは以下の3つになります。

  • デザイン制作以外のことも考えなくてはいけない(スタートアップやベンチャーなどは特に)

  • 経験できる媒体やデザインが少なく、限定されている

  • デザイナーに対する理解が少ない

インハウスの場合は、デザイン以外のことを考えることは少なくありません。むしろ多いです。また、グラフィックだけ!webだけ!というようにはいきません。デザイナーが少ない企業であればデザインに関する相談事は外注するにせよひとまずこちら回ってきます。
なので制作会社がプロフェッショナルだとすれば、インハウスはジェネラリストなスキルを求められます。(これは事業会社の規模にもよりますが、ベンチャーやスタートアップだとより顕著になります。)

またデザイナーに対する理解が少なかったり、先輩がほぼいないこともありますので、自分でデザインについての理解を広めたり、最新の知識を取りにいく必要があります。そのため、1から先輩に教わったりしたい人には向いていないと思います。逆に、自分の中で軸があったり、どんどん学んでいきたい。誰かの指示には従いたくない人には向いてるかもしれません。

選ぶ時のポイントとしては、スタートアップやベンチャー企業か、デザイン組織はどの程度人数がいるのか、扱っている事業領域はどのくらいか。などを意識して選ぶと良いでしょう。インハウスだが、デザイン部隊にある程度規模があり、デザインに集中できる環境が整っている場合もあります。

③ フリーランスとして働く

※筆者はフリーランスを目指してますが、まだ未経験なので憶測になります。

フリーランスに向いてる人は、「組織に入ることが苦手で、とにかく自分好きなように仕事がしたい。めっちゃ仕事できる人」だと思います。
やはり、何をするにも自分でやらなきゃいけないので強いメンタルと好奇心、高度なスキルを持っていないと成功するのは難しいイメージがあります。

あまり憶測で細かく書きたくないので簡単に説明していただきます。会社ではすでに整備されており、そのシステムが部署ごとに振り分けらています。なので、入社手続きをすれば、あとは働いていれば給料が貰えて、社会保険料などのめんどくさい計算も経理の人などがやってくれます。楽ですね。。

フリーランスは自由で、人間関係の選択も、仕事の選択も何もかも自由ですが、自由には責任が伴います。自分の活動と選択一つでは全く給料が入らない可能性も見えますし、デザイン制作以外のことも全てやらなくてはいけません。もしくはその代行を頼む方法を探したりすることもあると思います。
人に頼むにせよ、ある程度の知識が網羅的に持っておくべきと考えておりますので、デザイン作成以外のことも学んでいく必要性が出てくることが想定されます。

なのでフリーランスは、めちゃ仕事できてやる気に満ち溢れているメンタル強のスーパーマンである必要があると思います。(成功するには)


まとめ

  • デザイナーになるには就職先が大まかに3つある
    「制作会社」「事業会社(インハウス)」「フリーランス」

  • 自分のなりたいデザイナー像に合わせて、メリデメを踏まえて慎重に選ぶ必要がある。

  • 制作会社は、デザインスキルを磨き上げるのに適しているが、待遇面に不安が残る。とにかく「デザイン制作に打ち込み、スキルアップしたい人」に向いている

  • 事業会社は、安定した環境で働けるがデザインについては主体的に学んでいく必要がある。「ワークライフを重視しながら、自分でデザインを学んでいきたい人」に向いている。

  • フリーランスは自由に働けるが、やらなければいけいことが広い。「組織に入ることが苦手で、とにかく自分好きなように仕事がしたい。めっちゃ仕事できる人」に向いている

皆さんの中で自分がどこに向いてそうか、考えることができましたでしょうか。個人的には初めからフリーランスになるのはリスクが高いと考えています。

なので「制作会社」もしくは「ある程度規模のあるデザイン組織を抱えている事業会社」のどちらかをお勧めします。

スタートアップやベンチャーでは、人数が少ないためデザイン業務全般を任されることが多いです。ある程度知見がないとどうしても厳しくなります。先輩もいないのでノウハウを教えてもらえないというのもでかいです。

新卒のカードを使い、ある程度の規模のある会社で修行し、デザインスキルが磨かれ、自分の得意不得意などを発見した時に、ベンチャーやスタートアップ、フリーランスにチャレンジするのが得策かなと考えています。

この記事を読んで皆さんが自分の理想通りのデザイナーなれる助けになれたらと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました

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