いらぬお世話

息子が恐竜にはまったのは1歳になった頃でした。

それ以来恐竜熱が冷めることはなく、毎日図鑑や絵本を読んだり、フィギュアで遊んだり、パズルをしたり恐竜漬けの日々を送っています。あまりに恐竜ばかりなので、「他のものでも遊べばいいのに」と思い、言ってしまったこともありました。息子にしたら、いらぬ世話ですよね。

本を買いに行っても恐竜の本ばかり。私からすると、よく似た本がすでにあるので「もうおうちに恐竜の本あるから別のにしたら?」となるんですが、息子にとってはこれまたいらぬ世話。「恐竜の絵が違う」「載ってるものが違う」と。

寝る前に絵本の代わりに図鑑を持ってきて、恐竜の名前をひたすら読んで欲しがることも多々ありました。

私にしたら「また~!?何か絵本読もうよ。」となるんですが、息子はそれがいいんだから私が文句言うのも違うよなと思うにいたり、名前や簡単な説明を読み上げていました。正直何度もだからめんどくさいなと思う気持ちもありましたが…。

ただ最近は名前や簡単な説明を暗記したようで、図鑑を開いて「ティラノサウルスは白亜紀後期最大の肉食恐竜で今の北米大陸に住んでいました。」や「タルボサウルスはアジア最大の肉食恐竜でした。」などと一人語りをするようになりました。

そうすると勝手なもので「一緒に読んでやれるのは今だけなのに一人読みを始めつつある。嬉しいけど寂しい…。」なんて思っちゃうんですよね。

私のいらぬ世話や勝手な思いで振り回すことなく、思うままに”恐竜道”を突き進んでもらえるよう口を出すのはやめようと努力しているところです。

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