凡倉太郎

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2023.8.1. Tue. 積乱雲今年の夏を連れ去りつ 雷と雨我らに残し

    • 2023.7.14 Fri. 消去、消去、消去。 つい構築してしまいたくなる、つい見出してしまいたくなる「意味」や「価値」を。 意味も価値も夢も希望も全て消されたところから始まるものを見るために。

      • 2023.5.31 Wed. 恋し君 ずっと私の側にいて 量子のごとく確率的に

        • 2023.5.21 Sun. 眠る人、吐く人とあり夜の駅 掻き分けこの世の平和を思う

        2023.8.1. Tue. 積乱雲今年の夏を連れ去りつ 雷と雨我らに残し

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        • 2023.5.31 Wed. 恋し君 ずっと私の側にいて 量子のごとく確率的に

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          短歌「廓の跡」備忘録

          "廓の跡 しし累々と染む憎もなげきも結び我が身を生きよ" 遊郭跡を訪ねたときの思いを歌った。 「しし」:古語で「肉」。廓に眠る多くの女たちの「死屍累々」と、彼女らが確かに肉体をもって生きていたということを掛けた。 「憎」(にく):彼女らの「憎い」気持ちと肉体存在とを掛けている。 「なげき」:古語の「嘆く」には、悲しむことのほかに、願う・強く望む、という意味がある(学研全訳古語辞典より)。両方の意味を込めている。 (意訳) 遊郭跡には、彼女らの生と死、喜びや悲しみや祈りや

          短歌「廓の跡」備忘録

          2023.5.1 Mon. 廓の跡 しし累々と染む憎もなげきも結び我が身を生きよ

          2023.5.1 Mon. 廓の跡 しし累々と染む憎もなげきも結び我が身を生きよ

          2023.5.1 Mon. 天地(あめつち)と来し方行く末と見入ればゲシュタルト崩壊せむ世界

          2023.5.1 Mon. 天地(あめつち)と来し方行く末と見入ればゲシュタルト崩壊せむ世界

          2023.4.28 Fri. わか土の竹の芽吹きの突つく風 天ゆきて雨結べよ君へ

          2023.4.28 Fri. わか土の竹の芽吹きの突つく風 天ゆきて雨結べよ君へ

          短歌「君の眼の…」備忘録

          "君の眼の我が身我が影寄し来ればいざ魂合ひて対消滅せむ" 「対消滅」を使ってひとつ恋を詠んでみようという試み。 (意訳)あなたの眼が私の身も心も吸い寄せていくので、このまま魂まで一つに結ばれて対消滅し宇宙にかえって行くのでしょう。 「身」:からだ、のほか、命という意味も。 「影」:光。光によって見える人の姿。心に思い浮かべる形や姿。 「寄す」(他動詞サ行四段活用):近寄らせる。寄せる。 「魂合ふ」:おたがいの魂がひとつに結ばれる。 (三省堂『全訳読解古語辞典 第五版』より

          短歌「君の眼の…」備忘録

          2023.4.21 Fri. 君の眼の我が身我が影寄し来ればいざ魂合ひて対消滅せむ

          2023.4.21 Fri. 君の眼の我が身我が影寄し来ればいざ魂合ひて対消滅せむ

          2023.4.7 Fri. びくともしない世界にやっと踏みとどまる朝、 この手を離せば世界ごと私が崩壊しそうな夜。

          2023.4.7 Fri. びくともしない世界にやっと踏みとどまる朝、 この手を離せば世界ごと私が崩壊しそうな夜。

          2023.4.5 Wed. 手繰りゆく「切れるなかれ」と蜘蛛の糸 行き着く先がどこだとしても

          2023.4.5 Wed. 手繰りゆく「切れるなかれ」と蜘蛛の糸 行き着く先がどこだとしても

          2023.4.2 Sun 言葉もて歌もて掴めぬぬるぬると漂う想いは宇宙から見よ

          2023.4.2 Sun 言葉もて歌もて掴めぬぬるぬると漂う想いは宇宙から見よ

          2023.3.30 独り身でと言っていたのに花の香のコスメを求むる「あなたはだあれ?」

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          2023.3.23 Thu 良い肴があれば酒がすすむように、 心に恋があれば文学が進む。

          2023.3.23 Thu 良い肴があれば酒がすすむように、 心に恋があれば文学が進む。

          2023.3.12 Sun 恋人と手をつないでゆく人の手と、 本屋の紙袋をもって歩く私の手は、同じ形をしている。 本は私の恋人。

          2023.3.12 Sun 恋人と手をつないでゆく人の手と、 本屋の紙袋をもって歩く私の手は、同じ形をしている。 本は私の恋人。