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新卒デザイナーがプロダクトを横断して得た学び

こんにちは。新卒でUIデザイナーをしている中村です。

DESIGN BASEは、 株式会社ユーザベースのB2B SaaSに特化したデザイン組織です。
その新卒UIデザイナーである私は、SPEEDA・FORCAS・INITIALを、4月から3ヶ月ごとに横断しています。

今回は、3つのプロダクトを横断したこの期間で、感じたこと・学んだことを共有します。


3ヶ月ごとにプロダクトが変わるからこそできたこと

はじめに、プロダクトを横断するからこそ良かった点を4点挙げます。

①プロダクトを満遍なく知ることができる

まず、プロダクトを横断することで、それぞれの特徴や、デザインの違いを満遍なく知ることができた点が良かったです。
私は、実際にデザインで携わりつつ、プロダクトに触れることは、1番プロダクトのデザインをよく理解できる手段だと感じました。

そのプロダクトのユーザー層とは?
どんな狙いでできたデザインなのか?
などプロダクトに直接関係することはもちろん、それぞれの文化や、デザイナーとエンジニア、カスタマーサクセスとの関わり方なども知ることができます。

私は、この期間に各プロダクトのさまざまなことを知り、経験を積んでいます。
それによって、今後、どのプロダクトにもある程度適応できるように成長していけるのではと感じています。


②プロダクトそれぞれの表現や、仕事の進め方を学べる 

私は、SPEEDA・FORCAS・INITIALで全く異なった種類のタスクを担当しました。
SPEEDAでは画面全体のリニューアル、FORCASでは一部機能のデザイン改善など、全く違うことに取り組み、それぞれの進め方の違いを学びました。

それぞれの違いを知った上で、自分が良いと思ったところを吸収できる点が、プロダクト横断ならではの利点だと感じています。


③人間関係が広がる 

私は、内向的なあまり、自ら人間関係を広げることができません。
しかし、プロダクトを横断することで、多くの人と繋がりを作ることができました。
人との繋がりが増えると、さまざまな人との会話が増え、徐々に話すことに対する緊張感も薄らいでいきました。

私にとって、新卒1年目という段階から、プロダクトを跨いで広く関わりを持つことができることは、非常に嬉しいことでした。


④短期間で集中して取り組む力がつく 

私は、1つのプロダクトに居られる期間が短いです。
しかし、そのおかげで、短期間でどこまでやり遂げるかを考える力が少しずつ身についているように感じています。

入社してはじめの4月〜6月の期間は、分からないまま突っ走る感覚がありました。
現在は、徐々に3ヶ月という期間に慣れ始め、限られた時間で自分なりに計画を立てて、行動することができるようになってきています。

このように、3ヶ月ごとにプロダクトを移ることで、短期間で計画を立て、取り組む力がつきました。


3ヶ月ごとにプロダクトが変わるから難しかったこと

次に、プロダクトを横断するからこそ難しいと感じた点を2点挙げます。

①最初のキャッチアップに苦労する

最初の1ヶ月目は、知らないことの多さに戸惑います。
私は、この機能は何のためにあるのか、この単語はどういう意味か、など1つ1つに立ち止まり、調べていました。

このように、最初はそのプロダクトを集中して知る期間になります。
この期間は、プロダクトに対する知識と理解が深まるので、楽しい期間です。
しかし、なかなか仕事が進められないことに対して、もどかしさと申し訳なさを感じる期間でもありました。
今は、そのもどかしさを受け入れ、今後どのプロダクトでもデザインができるようになるための土台作りだと思えるようになりました。


②終わり頃、絶対に離れがたくなる

最後の1ヶ月間は、来期は何をしていくかの開発会議が多く行われ始めます。
しかし、私は来期に次のプロダクトに移るため、毎回少し寂しくなってしまいます。
これからの計画を聞くほど、そこに参加できない心残りがあり、「もっとここでデザインをしたかった!」という気持ちになります。

そのため、終わり頃は、毎回そのプロダクトから離れがたくなります。
このように、3ヶ月という短い期間でも、プロダクトに対する愛着を持つことができるのだと感じました。
私は、この横断のおかげで、どのプロダクトに行ってもまた同じように楽しくデザインができるのだろうと思います。


プロダクトを横断して、これから

私は、この横断は、プロダクトのことをよく知るための期間として、とても良い有意義な時間だったと感じています。

SPEEDA・FORCAS・INITIAL、どのプロダクトもそれぞれの楽しさと難しさがあり、毎日が学びの連続でした。
そのため、全てのプロダクトに対して思い入れが強くなり、私にとって大切なものになりました。
結果、どのプロダクトのチームにとっても助けになれるデザイナーになりたい、という気持ちを強く持つようになりました。

私は、4月から3つのプロダクトを横断してきて、様々なことを学んできました。
この学びを、これからチームのために生かせるように行動していきたいです。


今回も個人的な振り返りと学びのまとめでしたが、読んでくださりありがとうございました。



[ Cover Design : Kurumi Fujiwara ]