kelo(鎌田隆史)

デザイナー・デザインアドバイザー。センスがないと思ってる人の為の読むデザインを出版。h…

kelo(鎌田隆史)

デザイナー・デザインアドバイザー。センスがないと思ってる人の為の読むデザインを出版。http://qr.paps.jp/bf4s3丸の内丸善、ジュンク堂等で好評販売中。読者3千人のメルマガ「美大いらずのデザイン講座」 を12年間配信中。Twitterもほぼ毎日。フォロー歓迎。

マガジン

  • センスがないと思っている人のための読むデザイン

    2021年4月に発売になった「センスがないと思っている人のための読むデザイン」からマガジンタイトルをつけました。https://amzn.to/3u2wSep デザインの仕事をしている人・していない人に関わらず、少しでもデザインのことが気になっている方であればどなたにでも読んでもらえたら嬉しいです。「ああ、そういう見方もあるんだ、デザインって面白いな」と読んでもらううちにいつの間にか、普通の参考書では気が付かないようなことが伝わっている、なんてのが理想ですがどうなりますか。ヨロシクオネガイシマス。

  • プロだけが知っている届くデザイン

    2023年9月末に発売した「プロだけが知っている届くデザイン」に沿った内容である意味、書籍を補完・深掘りするような記事を中心に書いていきます。と言うか、まあ少しデザイナー現場のリアルなお話とか、あまり他では触れてないお話も書いていければと思います。一部有料記事も考えてはいます(ワンコインレベルで)

最近の記事

「プロだけが知っている届くデザイン」9・29発売

今月末の9月29日に僕の2冊目のデザイン本「プロだけが知っている届くデザイン」が発売になります。300ページ近いかなりのボリュームとなりました。 今回、この本の内容について、発売前にご紹介したく思い、急遽noteで書かせてもらいます。 前作「読むデザイン」より一歩踏み込んだ内容「一歩踏み込んだ」とは「一歩プロに近づいた内容」と受け取って貰って良いと思います。そこら辺の違いは「「センスがないと思っている人のための読むデザイン」(※以下:読むデザイン)と「プロだけが知ってい

    • もう一度見直す「一手間」

      今回はこのツイートの深掘り記事です。全てのデザイナーに当てはまるかと思いますけど特にデザイン初心の会社員デザイナーさんに読んで貰い、実行して頂くと社内の方からの信頼感上がるかもしれません。 この「一手間」でみんなに信頼される?今回は、デザインのスキルと別に「これをすればデザインを依頼した全ての人に信頼される」という、魔法のような作業をお伝えしたいと思います。 これこそ「デザインセンス」等と関係なく、誰にでも等しく出来ることなのに皆さん思ったよりしていない、という盲点のよう

      • 「デザインが好き」が何より

        これは2022年の2月24日時点で、僕がツイートした中で一番多く「いいね」を頂いたモノになります。 僕の場合「デザイナーを目指したい」という方は何歳から始めようが応援する姿勢に変わりはないのですが、少し気になるのは「フリーランスで働きたいからデザイナーになるんだ」と公言している人をツイッター上でたまに見かける事です。 勿論、多少経験が浅くても物凄い頑張ってフリーランスとして徐々に仕事を広げていってる方も知り合いにいますし 実際そういった方たちの場合、言葉の端端にお客様を

        • 普段からポートフォリオを作ろう

          普段から少しづつでもポートフォリオを作っておくポートフォリオの作り方については何回か色々なところで書かせてもらってますが、今回あえて「普段から」と入れてます(笑) 「デザイナーあるある」かもしれませんが、ポートフォリオをいつ作るかと言えば、転職活動など始めるにあたって慌てて用意する、というパターンが多い気がします。(少なくとも僕はそうでした)でも、声を大にして言いたいのは、ポートフォリオは「普段から作っておくべきモノ」という事です。 そう、ポートフォリオを普段から作ること

        「プロだけが知っている届くデザイン」9・29発売

        マガジン

        • センスがないと思っている人のための読むデザイン
          13本
        • プロだけが知っている届くデザイン
          1本

        記事

          「デザインが出来る」感覚を手に入れる

          「土地勘」ってどうやって手に入るの?デザイン出来る人はと出来ない人の差は、「出来るという感覚」が自分の中にキチンとあるのかどうか?だと思います。当然と言えば当然だけど、掌の中、全ての問題を俯瞰し把握している感覚を持てるか?それこそ、デザインが上手い人、ではないでしょうか。 なんか「舞台に上がる前のベテランの芸人さんって、舞台袖にまで来ているのに、どこか余裕がある」感じがしませんか。多分、ネタをまる忘れしてもなんとか出来る感覚、が自分の中にあると思うんです。 良く刑事ドラマ

          「デザインが出来る」感覚を手に入れる

          センスは鍛えられる

          デザインを上手くなる為の一番効果的な方法 デザインを上手くなる方法として「一番効果的な練習方法は?」と聞かれれば、「デザインの基本原則を学びながらとにかくデザインを作ること」と答えるでしょう。 そう、デザインには色々な基本原則があるので、ただ闇雲に自分流に作るのではなく、最低限「デザインの基本」を理解して、基本をわかった上でどんどん作っていく人が結局は上達していくと思います。 特に実際のデザインの仕事の現場でこの流れで作っていけたら、最強なのは間違い無いです。ただ一方でそ

          センスは鍛えられる

          模写からオリジナルへ

          今回は模写の先のオリジナル作品作成について、下記のようなメニューで書かせて頂きました。 模写からオリジナル作品へ移行するタイミング? 前回「模写法」について書かせて頂きましたが、「模写」には当然続きと言うか「目的」があります。 誰かの模写ではない「あなた自身のオリジナル作品」を作る、ということなんです。 模写、とかトレースとか、最近よくSNS等で聞くようになりましたが、 その後、いきなり仕事のデザイン、に入るのでも良いのですが、もし余裕があるならその前にオリジナル作品な

          模写からオリジナルへ

          模写法について

          模写法について書きます。 模写、とはお手本を見ながらそれに似せた絵を描く事です。 ちなみによく聞く「トレース」とは文字通り、お手本のデザインを上からなぞる事です。アニメの制作工程で下から光を当てる台の上でのトレース作業がありますが、デジタルのデザインにおいてはPhotoshop等のアプリでお手本デザインの上から透明度を調整してなぞる感じでしょう。 模写はトレースに頼らず、目の前のモチーフをデッサンするように描いていきます。デッサンと違うのは、Photoshopやillu

          模写法について

          通勤電車で5分でデザインが上達する方法(コンセプト探しゲーム)

          「コンセプト探しゲーム」?何のことかわからないと思いますが、通勤電車の中でデザインスキルアップが出来てしまう画期的な勉強法です。具体例も交えてご説明します。簡単で効果はとっても大きいので是非試してみてください! ※この内容は詳しくは「センスがないと思っている人のための読むデザイン」に書いてます。ご興味ある方は是非読んでみて下さい。 あなたが学生か社会人かわかりませんが、多分、通勤・通学で電車は乗るでしょう。5分でも乗るならこの勉強法は余裕で出来ます。(もちろん、電車以外の

          通勤電車で5分でデザインが上達する方法(コンセプト探しゲーム)

          3冊のデザインノート

          ■メルマガ読者さんからのご質問 デザインの専門学校に通ってますが、やはり美大に比べ、 (美大が)4年かけて学ぶ内容を3年でやらないとならず、 圧倒的に授業時間が短いと思っています。サボりたいわけではありませんが、短い学生生活の中で効率的にデザインをたくさん吸収したいと思い、 毎日少しづつでも確実に学べるようになりたいです。出来るだけ効率的に、日常生活の中で、まあ授業自体を変えることはできないので、 日々できる勉強法とかそういったものを教えて頂ければと思います。 長いメール

          3冊のデザインノート

          インプットとアウトプットを同時に考える

          先日、メルマガ読者の方から「良いデザインを作る為に日々やらなければいけないことって何ですか?」という質問を頂きました。 シンプルですけど、誰もが知りたいことですよね。毎日毎日ぼくも同じようなことを考えてましたが、10年くらいデザインの仕事を続けた時くらいに「なんとなくこうかもしれない」って思ったことを率直にお答えしたいと思います。 はい、二つあります。 この2つです。シンプルすぎて怒られそうですが、できるだけ真剣に考えて、出て来た結論で、そして、2つと言っておいて何です

          インプットとアウトプットを同時に考える

          デッサンってどうやって描いてるの?

          デッサンの制作過程を動画撮影しました。前回「デッサンってWebデザイナーに必要?」というテーマで書かせてもらいましたが、デッサンというテーマはノンデザイナーの方には見向きもされない話題かなと思ったこともありましたが、メルマガで「どの記事面白かったですか?」とアンケートを取ると必ず上位に来たりもするので、そうでもないのかなと思います。 ただやはり「デッサン」って何度言葉で連呼してても描いたことない方にはどんなものかイメージしづらいものではあるかなと思い、10年以上のブランクも

          デッサンってどうやって描いてるの?

          デッサンってWebデザイナーに必要?

          メルマガ読者さんからの質問先日、とある学生さんから「webデザインをするのに、デッサンって必要なんですか?」と真正面から質問されました。 これは、普遍的ないい質問です。デザインのお仕事をされていない方でも、例えば同じ職場にデザイナーがいて「時々彼のモニタをこっそり見てるけどデッサンみたいな絵を描いているところなんて一度だって見たことないよ」と思っているのではないでしょうか。その通りです。デザイナーはモニタ上で(デッサンみたいに)鉛筆ブラシを使って描く場面はまずないことでしょ

          デッサンってWebデザイナーに必要?

          Before&After比較勉強法

          どうもkeloです。 いかがお過ごしでしょうか。 さて今回は「Before After比較法」というスキルアップ法について 書かせてもらいます。 ※もう少しよい名前ないかな〜とか思いましたが、そのまんまですいません。 この方法について書こうと思ったのは、 自分の経験上、デザインのお仕事を始めて間もない方に 特に効果があるスキルアップ方法だということと、 普通のデザイン業務の中でほんの数分かけるだけと簡単なくせに、やるのととやらないのとで全然違うので、もっとうまくなりた

          Before&After比較勉強法

          シンメトリーとは何か?

          シンメトリーとは「左右対称」のことで デザイン制作においては 対象物の中央に反転の軸となる仮想線を配置し、 その軸を中心に各要素を対象的に配置す技法のことです。 文章にするとなんだか難しく思われそうですが、 図で見てみるとすぐにわかります。 下記のような技法・状態のことをシンメトリーと言います。 星型の青の形とオレンジの形は 中心軸を基に均等な図形となってますし、 丸の部分も中心から均等に配置されてるので 全てシンメトリーと言えます。 バランスが良く、安定感、安心感があ

          シンメトリーとは何か?

          3分割の法則

          3分割の法則というものがあります。 画面を3等分して(ガイド線など敷いて) エリア分けをして要素を整理して配置したり、 バランスの良いレイアウトに活かす方法です。 具体的には図のように画面を縦・あるいは横に3分割してレイアウトに活かす法則です。 実際にこの分割方法、 雑誌や本、DTPのデザインでよく見かけますが、 例えば画面を3等分して、 3分の2のスペースで写真を配置し、 残りの3分の1でタイトルやテキスト部分を 配置したりします。具体的に例をお見せしながらご説明し