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「プロだから出来て当たり前」と思ってると疲れちゃう話

講師にどこまで求めるかの話を、今日はよくXのタイムラインで見かけました。

(誤解を招くといけないので最初に念のため。これから書くことはポスト投稿者への批判ではなくて、むしろ私も似たようなこと考えていたことがあってわかるわ〜と勝手に解釈・共感して、思い出話と自戒してる内容です。)

おそらく元ネタはこちらのポスト→

おそらくこの投稿に反応が多かったのは、「講師の資格あるのか?」という言葉が強くて、みなさんギョッとされたからではないでしょうか。

「プロだから出来て当たり前」という考え方

いろんな捉え方があるかと思いますが、私はそのうちの一つとして「プロだから出来て当たり前」という考え方からも来ているのではないかもしれないと思いました。私自身もこの考え方に長いこと縛られて怒りを抱えることが多かったからです。

プロ以外にも、リーダー、上司、親と、いわゆる自分よりも上の役職・役割の人へ、この考え方は生まれてくるのではないでしょうか。人だけではなく、組織や団体にも抱くこともあると思います。

店長に叱られたときに、「え、自分は遅刻する癖に…」とモヤッとした。
ディレクターなんだから、◯◯ができて当たり前だとイライラした。
運営者なんだから、これぐらいちゃんとやって欲しい。
親なんだから、上司なんだから、先生なんだから・・・。

というような感じで、バイトをしていた学生の時から社会人になってからも、私もこんなモヤモヤやイライラを抱いたことが過去たくさんありました。

他人を優しく捉えると、自分も優しく扱える

なぜそんなモヤモヤやイライラが溜まるのか。私自身が完璧主義というのも大きな理由だったと思います。自分はこんな完璧にやろうと頑張っているので、なぜあなたは出来ないのか?しかも、自分より上の役職や役割なのにと。

でも、この考えを続けていると、結果的に自分自身の首を締めていることに気づいたんです。

誰かに「そんなんで教える資格あるの?」と言ったとします。
でも、それを聞いた誰かは「じゃあ、あなたはデザイナーを名乗る資格はあるの?」と厳しい目で自分が見られ始めてしまいます。

そして、周りからだけではなくて、
自分自身にも厳しい暗示をかけています

じつはこれが私は一番怖いなと感じます。

私、こんなに頑張ってる。
あなたも頑張るべき。

なので、いざ自分が失敗すると、落ち込み度が半端ないです。
ちょっとしたミスでもこの世の終わりぐらいに感じます。

冒頭に引用したポストは、そもそもお金を払ってて補償されている対価がもらえなかったとかだとまた話の軸が変わってきてしまうのですが、私も(勝手に解釈して共感しているだけですがw)他人に対して「出来て当たり前」と厳しい考え方を持っていたことがあったので書いてみました。

イラッと来たら一呼吸置いて考えたい、自分のためにも

決して完璧なクオリティを追求することは悪いことではありませんが、他人への期待値を挙げすぎていると、自分の中の自分への期待値も比例してあがってストレスも溜まって生きづらくなっちゃうので、

誰かに対して「これぐらい出来て当たり前だろ」とイラッときたら、その期待値ってズレていないだろうか?相手とのコミュニケーションが足りているだろうか?とか、自戒も込めて一呼吸置いて考えたい部分です。

そして、自分もいま講師をやっているので、期待値がずれないようにちゃんと生徒とコミュニケーションを取るのを大事にしていきたいなと感じました。せっかく学びたいという人に対して、自分のスキル(技術面だけでなくコミュニケーション面も含めて)が足りなくてガッカリさせちゃうは私も悲しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。頂いたサポートは私の癒やし担当、愛猫シャーロックの胃袋にしっかりおさめます!