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慶應義塾大学理工学部卒。 教育に情熱を注ぐ理系UI / UXデザイナー。 SlackでUI/UXデザイナーのためのコミュニティを準備中です。 招待リクエスト大歓迎です。 https://ui-ux-design-jp.slack.com/

最近の記事

定性調査の共通理解 エクスペリエンスマップ

エクスペリエンスマップとはエクスペリエンスマップとは「定義」のフェーズに行うワークショップである。インタビューやユーザーの行動観察は実施して終わりではない。次にとるべき行動が決まってこそ意味があるのだ。 まずは複数のインタビュアーよって得られた情報を俯瞰して見る必要がある。スプレッドシートに項目をつくって各自が入力していくという方法もよく使われるがなかなか全体が掴みづらいのでオススメしない。 オススメの方法がエクスペリエンスマップである。エクスペリエンスマップはインタビュ

    • ユーザーインタビュー

      ユーザーインタビューはUXデザインの発見(Discover)フェーズで調査のために行うこともあれば、創造(Develop)フェーズで行うこともある。 ユーザーインタビューの目的は、製作者サイドの視点と実際のユーザーの視点の差を埋めるためである。だから製作者サイドとユーザーの年齢や属性が離れているほど効果は高い。 ただし、ユーザーインタビューも万能ではない。人間は言ったことと実際に行うことは違うので、ユーザーインタビューの結果を鵜呑みにするのは危険である。それでもデータに現

      • UXデザインとは

        ここ数年UXデザインに関心が高まっている。その結果、多くのデザイナーがUXデザイナーを語り、多くの会社がUXデザイナーを募集している。しかし、「デザイン」という言葉の使い方は人によって異なるように、UXデザインという言葉の使い方も人や地域によって異なるのだ。今回はUXデザインと「UXデザイナー」について書いてみる。 UXデザインは大きく次の4つのフェーズから構成される。 発見(Discover)  現状を調査し、問題を見つける 定義( Define)  解決すべき問題点を

        • 忠実?非忠実?「デザインスプリント」のプロトタイプ

          プロトタイプの重要性アプリやWebで本当に役立つユーザー体験を提供しようとすると、ユーザーインタビューの実施と、新しいアイデアを形にしたプロトタイプの作成が非常に重要になってくる。実際、Google Venturesによる問題を解決のフレームワーク「デザインスプリント」においても4日目にプロトタイプを作成し、5日目にユーザーインタビューをするとしており、全体の約半分をその2つの作業に充てているのだ。 プロトタイプの作り込みしかし、デザインスプリントを実施するたびに僕らの頭を

        定性調査の共通理解 エクスペリエンスマップ

          The Design Method

          今日紹介したいのはこの本。 The Design Method: A Philosophy and Process for Functional Visual Communication by Eric Karjaluoto 僕自身もデザイナーであり15年以上デザインの仕事に関わってきた。現在でこそ、その作業フローは確立されてきているが、最初の頃はただただ美しくかっこいいものを作ることに大量の時間を費やしていた。きっと現在も多くのデザイナーがそんな美しいだけのデザインを作

          The Design Method

          誰にでもできるデザイン

          多くの人が「デザイン」を、デザイナーなどの色彩的なセンスのある人間だけができる特別な仕事だと思っているのではいないだろうか。 実は「デザイン」とは美しい形や絵を作り出したりすることばかりではない。誰にでもできる簡単なもので、実際多くの人が普段やっていることなのだ。 例えば今日、あなたは日常生活を送っている中で、何かストレスを感じた箇所はなかっただろうか。そんなときは、誰にとってもデザインをするチャンスなのだ。 例えば今朝、僕は自宅で顔を洗うためにタオルを取り出そうとした

          誰にでもできるデザイン