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水槽に照明は必要?【日本デザインプランナー協会】

「水槽に照明は必要です」と言いますが、実際に必要なのでしょうか?
部屋の中にも照明があり、外に目を向ければ太陽光などもあります。今回は、照明の必要性と他で代用できないのか、詳しく紹介させていただきます。

水槽に照明は必要?

結論からいうと必要です。理由は3つあります。

①水草の成長に必要
水槽に使われる照明は、水草が成長しやすいように設計されています。必要な光量や色合いなどが計算されて設計されており、きれいな水景が作りやすいです。

②熱帯魚の体内時計を整える
人間同様に熱帯魚にも体内時計があります。太陽が出て朝を迎え、夜になると暗くなる。そのようなリズムを水槽でも作ってあげる必要があります。昼夜のメリハリをつけ、熱帯魚を健康にするためにも必要です。

③状態の確認
水槽で熱帯魚や水草を飼育していると、病気や調子が悪いことがあります。
部屋の照明だと暗く、細かくチェックすることができません。水槽用の照明を使い、明るい環境で熱帯魚や水草の状態を常にチェックできる状態にしておきましょう。

太陽光ではダメ?

一概にダメだとは言いにくいです。太陽光にもメリットはあります。本来自然界で過ごしてきた熱帯魚や水草なので、太陽光で育たないわけがありません。しかし、太陽光は自然のものであるため、調整ができません。

たとえば、光量が強いため、コケが増殖したり、水温が上がってしまいます。しっかりと対策して、太陽光を上手く利用できれば問題ありません。ただ初心者の方は難しいので、水槽用の照明を使いましょう。

部屋の照明ではダメ?

水草を育てるのであればダメです。部屋の照明では、水草の成長に必要な光量が足りていません。また熱帯魚も色揚げ効果が薄く、鑑賞には向かないでしょう。しかし、熱帯魚を飼うことだけが目的であれば問題ありません。あとは先ほども紹介しましたが、昼夜のメリハリが重要です。

部屋の照明は消えていても、窓から差し込んでくる自然光があると、熱帯魚は昼だと感じます。光が差し込んでいる時間も考慮し、点灯するようにしましょう。

太陽光や部屋の照明でも、上手く使えれば良いです。しかし、水草の成長やきれいな発色をした熱帯魚を育てたいと思われるのであれば、水槽用の照明を準備してください。一番簡単かつ効果が期待できます。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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