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2022年観劇記録☆

あけましておめでとうございます。
2022年を特に包括することなく、
2023年になってしまいました。


2022年は心的変化の大きい年で
怖いもの知らずだぞ自分は
と信じ込ませた年だったー。

せめて、2022年に観た芝居を整理しようと思いまする。
映画ではよく何本観たとかこれがよかったってまとめられるけど
演劇は一般的にあまり馴染みがないので
比芸に所属する私の周りでも特に聞いたことがない。

演劇、映画好きの私のおともだち、さくらちゃんは
毎回観劇後、帰りの電車で観劇体験を忘れないように
スマホのメモに記録するって言ってた。
(ここで言うのもなんですが、お友達でいてくれるみなさま、
今年もよろしくお願いします。いっぱい対峙しよう☆)

私に関しては、
観劇体験をなんとなく一週間後にネタ帳に書いてみて、
でも書いているのは授業中だから、
完結させることができずに、授業が終わったらそのままになって
まあいーやと思って、途中で放棄していることがほとんどなのです。
一応ね、芝居が始まる前に劇場のポスターの写真は撮って、
お得意のインスタストーリーに載せてますから、
その記録を辿って自分はどんなものを観てきたのか
知っておこうと思います!!


2/4 『スラップスティックス』 シアタークリエ

比芸のツテで、観た芝居。はんにゃの金田さんが出演していたので、普通にミーハー心を持って観劇しました。悲しき道化の話だったような…。サイレントコメディの歴史を知ることのできる内容でした。金田さんは細いのに首から下がすごい膨らんで太って見える衣装を着ていた。自分では選ばない演劇を観るのは面白いから人から誘われたらついてこーっと思いました。

3/4『千と千尋の神隠し』帝国劇場

絶対観たかった劇です!なんとしてでも手に入れたかったチケットを運良くゲットし、夏木マリ、橋本環奈、三浦ハクの回で観ることができました。(おばたのお兄さん〜)(ハク様〜)(←しばらく突発的に発してしまう病にかかった)言うまでもなくまじで好きですよ本当に。初めて帝劇に行った記念でもあります。舞台美術も演出ももちろん凝っていたし、最初のお父さんが車を暴走させるシーンはどうすんだろとか思っていたんだけど、はいはいみんなで揺れるのかー!そうやるのかー!って納得しました。三浦ハクの魔法?みたいなのはなんかちゃんとポージング?振り?が決まっていて原作にはない演出が素敵だった。湯婆婆が怒ってどでかい顔になるシーンとかもどうすんだ気迫でなんとかなるもんじゃないぞと思ってたけど、黒子の使い方がまじでうまくて、全く違和感なく黒子が登場して湯婆婆の周りを取り囲んでパズルみたいに四方八方から顔を組み合わせていた。演出家ジョン・ケアードさんが日本の独特な黒子を取り入れたからこそできる舞台だった。確かに海外じゃ黒子は異様な存在だよなー!上白石萌音さん回の配信もみました。

3/13『裏切りの街』新国立劇場

三浦大輔作演出。銀杏BOYZの音楽が劇中で使われるということで観ました。主演がヘイジャンの高木雄也さんだったので、ジャニオタのなんか美人で綺麗なお姉さんたちがたくさんいてびっくりした。三浦大輔作演出だから、そりゃあさ、クズ男に加え、下ネタに、クズ人間たちが溢れているわけだよ。2021年に峯田と岡田将生が出るっていうから、峯田の生歌聴きたさにシアターコクーンへ比芸のさくらちゃん、ゆきちゃんと観に行ったことがあるからわかっていたんだけど、ジャニオタの方達はそんなこと知らないから、すごいショックを受けていたことをTwitterを見て知った。銀杏の「ピンクローター」って曲が印象的に爆音で使われていてしばらく耳に残ったなあ。2023年にはキスマイの藤ヶ谷さん主演の映画が公開されるのでさくらちゃんと観に行こうと思ってます。

4/16『夢現』APOCシアター

高校の同級生が大学で演出と脚本をやっているので、観に行った。シンプルに演出脚本やるのすごいな〜と思った。もうその人の色にサークルが染まっていた!ついに飲み込んだんだ!!彼の将来が気になるので、定期的に知りたい。

5/7劇団☆新感線『神州無頼街』東京建物Brillia HALL

高校1年生の時、部活でみんなで新感線のDVDを観て、演劇ってこんなに面白いのかと気づかされた劇団☆新感線の舞台を初めて生で観れた記念。福士蒼汰と宮野真守のW主演。新感線のテンポ感は演劇初心者でも飽きさせないのです!

5/13ミュージカル座『踊る!埼玉』月組

比芸のお友達、ほのかちゃんが出ている舞台を一度は観てみたかった。演者の人数の多さに驚いたし、完成度がすごい高くてとにかく面白かった。衣装も一人一人綺麗だったなあ。身近な人が出演している舞台は積極的に観て、刺激をビシバシ感じ取りたいです。

6/8大人計画『ドライブインカリフォルニア』本多劇場

さくらちゃんに連れて行ってもらった。初本多劇場記念。下北で演劇を観るとその気になれて楽しい。確か大学終わって行った。開発された下北の路上でエナジードリンクを飲んだ。さくらちゃんは松尾スズキと麻生久美子さんが大好き。さくらちゃんはとても笑っていた。この上なく、芝居を観て笑っていた。芝居ってすごいや〜。観劇後、焼肉屋さんで上手い焼肉を食べた。奢ってくれた。そのまま家に泊まって、次の日、私の一限の授業に合わせて帰って行った。楽しかったなー。


7/2 『ペレアスとメリザンド』新国立劇場

約1年ぶりのオペラ。嶽本野ばらの『シシリエンヌ』という本を購入して読んだ頃。嶽本野ばら作品の官能的な部分が全面に押し出されつつも、純愛的な不思議な本なのだけれど、そこに『ペレアスとメリザンド』の物語が多く出てきて、それを踏まえて物語が進んでいく。読み終わった矢先に新国立劇場のラインで『ペレアスとメリザンド』上演のお知らせがきたので、行かなきゃ!と思って、U25を使って観ることができました。大学の図書館で原作メーテルリンク『ペレアスとメリザンド』を借りて、しっかり予習していったので、個人的にハードル高めのオペラも原作と比較して観れちゃったりしました。まさに比芸じゃん。ありがとう。オペラもだいぶ官能的だったね…。原作では、登場人物全員のセリフの終わりに「………」が多用されすぎて、か弱さが際立っていて逆に面白くなってくる。比芸的体験を自らしたという満足感を得ました。

7/29『ミス・サイゴン』帝国劇場

こちらもありがたいことにチケットゲット。高畑充希、市村正親回。お恥ずかしながら『ミス・サイゴン』の話さえも知らなかったので、その内容は衝撃的だった。クリスうう。お前はなにやってんだようまじで。高畑充希の「命をあげるよ」はその歌唱力が圧巻だった。現代だけど、戦争はタイムリーな話題だな。クリス、現代じゃ許されないよ。市村正親さん、かっこいい!若い!

8/26ブロードウェイミュージカル『ジャニス』東京国際フォーラムホールA

私はBiSHが好きなので、アイナ・ジ・エンドの歌声を聴きたくて、U25かなんかで観に行った。ジャニス・ジョプリンの歌は知らずに、まじでアイナ目当てでBiSHのTシャツを着て行った。アイナの歌が素晴らしいのはわかっていたけど、その魅力が最大限に引き出されていた。ジャニス・ジョプリンが憑依していた。もう一回観たい。

9/21『阿修羅のごとく』シアタートラム

向田邦子原作。小泉今日子、小林聡美、安藤玉恵、夏帆主演。ものすごい女優たち…。客席が舞台を囲む形で非常に近かった。きょんきょんかわええ…。さくらちゃんが誘ってくれた。Thank you.


10/13唐組第69回公演『秘密の花園』東京猿楽通り沿い特設紅テント

夏にアングラ演劇に目覚めてからの、唐組だったので、大興奮だった。気合い入れて、昼から配られる整理券の列に並んで、4番をゲットした。神保町で降りて、ナビ通りに歩いて、こんなとこにあるのほんと?と思いながら明治大学を通り抜けた先に、紅テントが出現。真っ赤なテント。唐組の旗。これがテント演劇か。上演までかなり時間あったので、近くのカラオケで時間を潰したんだけど、汚すぎて、自分の定位置と決めた場所から動けない事件が発生した。トイレも終わってた。どうやったらあんなに汚くなるんだよ。カラオケに対して疑心暗鬼を抱えつつ、時間になって、雨が降る中、テントに戻る。思いの外、若者が多かった。気合い入ってるので、整理番号順に並んで、紅テントの扉をくぐり、二列目の左寄り真ん中の方に座った。かろうじてここが席ですよと示すばかりの銀のシートが敷いてあるところに座る。やっちまった。リュックめちゃくちゃ邪魔だ。学校帰りだったのでリュックで行ったんだけど地獄を見ました。あぐらをかきたいけど、隣の人のテリトリーに入ってしまうのでかけない。だから、体育座りした足の間にリュックを挟むという形で上演時間耐えるという試練が待っていました。背中とお尻が悲鳴をあげて、ラスト感動の名物「屋台崩し」の借景に感動しつつ、背中とお尻が悲鳴をあげて、泣きそうでした。なんとしてでも荷物少なく、座布団が必要です。しかし、唐組を現代で観ることのできるしあわせ!雨音まで芝居と一体化していた。お友達各位一度は体験してほしい。

12/1Asian Crack &演劇実験室◉万有引力共同実験企画『テアトリアンナイトー劇的コンサートあるいは実験コンサート劇の楕円軌道説ー 第二夜 地下水道をいま走り行く暗き水のなかにまぎれて叫ぶ種子あり』座・高円寺2

初万有引力記念。これを観る前に、大学図書館でふらっとのぞいた演劇の棚に「J・A・シーザーの世界」を見つけて読んで、既習済状態で観ることができたので、あー!あったあった!などと初心者のアタクシが思うことができて嬉しかったですわ。にしても万有引力が魅せる黒はまじでかっこいい。J・A・シーザーの曲もまじでかっこいい。シーザーは歌うが、一言も発さなかった。私も混ざってみたーいと思った。

12/5劇団昴『クリスマス•キャロル』座・高円寺1

大学の西洋演劇研究会で観た。演劇の先生と同じ大学の人たちと観る芝居は特別感があった。宮本充さんの芝居は本当に引き込まれるもので、スクルージの気持ちにいつの間にか自分もなっており、最終的に自分までクリスマス人間になろうと決意までしてしまった。今となってはバイト先だった雑貨屋でクリスマスツリーえも買おうかしらんと思った。比芸のお友達と一緒に隣の席で観たんだけど、どうやら演劇をちゃんと観るのは初めてなのに加え、宮本充さんのファンということでめちゃくちゃ感動していた。こっちまで嬉しくなっちゃった。人と芝居を観るっていいなあと実感しました。

12/13 『4000マイルズ〜旅立ちの時〜』シアタークリエ

高畑淳子、岡本圭人、森川葵、瀬戸さおり出演。高畑さんの演技を生で観れる日が思いがけず来て嬉しい。高齢の役だった。岡本圭人さんは孫役。二人の関係性にひっそり涙が出たな。

12/25 柿喰う客『禁猟区』本多劇場

クリスマスに2022観劇おさめ!今思うと。浮き足立って充実したような気持ちで本多劇場へと向かいました。柿喰う客の芝居は前々から観たいと思ってたので、当日券で今こそじゃね?という気持ちで孤高のクリスマスを楽しみました。今まで観た中で一番早いテンポの芝居だったー!私はテンポ感がよい芝居が好きなので、ドストライクだった。でも早すぎて置いてかれることもあった笑。つまづいたら終わりだなーという緊張感激ヤバ芝居。主催の中屋敷さんのプロフィールを見たら『贋作マクベス』の作者だった。この『贋作マクベス』というのは、高校時代、脚本を借りて春の大会で上演したな〜。高校生でこれを書いてんだから、そりゃすごいよなと腑に落ちつつ、無料公開されている柿の過去の上演作品をYouTubeで観ながら、クリスマス仕様の夜ご飯を食べました。


16作品を観劇した2022でした。
そんなに観に行ってはないかもしれないけど、いろいろ発見があったな。
後期の演劇の授業で先生が演劇は人と観ることを強くオススメしていた。
本当にその通りだね。
人と観た作品は記憶に残りやすいよ。

2023は、
寺山修司没後40周年記念事業が多く企画されています!
お友達を誘って、素敵で劇的な観劇体験をしたい。
この記事によく出てきたさくらちゃんを2月に
2daysでアングラ演劇の世界に連れまわそうと思ってます。

生の演劇最高!


ここまで読んでくれた精鋭のあなた
(なんの精鋭だよ)
ありがとうございました。
Good Luck★



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