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認知症予防ってホンマなん?っと思ってます。


最近Facebookの広告で認知症の予防が謳われたモノを見ます。

僕は率直にこう思っています。
今の医学では厳しい・・・っと。

理由は何個もありますが、大きくは二つです。
一つは脳の解明が完全では無い事。
脳の機能解剖は基本検体から取り出されます。
それは機能を停止した脳を取り出すという事ですので、生きている時の動きは確認出来ません。
おそらくこうだろうという推測の域をでません。
まして、脳の使い方は個体差が非常に大きいと考えられます。
盲目の人に音を聞かせると脳みその聞く部分+見る部分の細胞も反応する人がいらっしゃるようです。
これは健常者には見られない現象だそうです。
また、サッカー選手にボールを蹴るイメージをしたら常人よりかなり広範囲で細胞の反応があったという報告もあります。
つまり、人によって脳の使い方など多種多様なのに一概に予防出来るのか?という疑問があるからです。

もう一つは『予防ができたという事をどの様に立証するのか?』です。
まさか生きた人間から脳みそ取り出す訳にも行かんでしょうし、長い時間の中でなぜこの人は認知症になりこの人は認知症にならなかったのか・・・という事を正確に立証するのは現代ではおそらく不可能だと思います。

1990年代から脳みその測定機は大幅に飛躍しました。
将来的には認知症も治る病気であってほしいと思いますが、現代はそのデータを集積している段階だと思います。

つまり、認知症予防などの広告をうっている人はそれらしい事を言っていますが本当か疑わしい商売をしていると思われます。

認知症といえど色々なタイプもありますが、個人の不安を煽る広告は迷惑なので取り締まって欲しいと切に願います。

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