海とロマンの楽園

土曜日のこと。

わたしが小学生の時に読んでいた少女漫画「ぴちぴちピッチ」が20周年を迎え、八景島シーパラダイスとコラボしたということでいってきた!

なぜ八景島シーパラダイスとコラボしたのか、というところなのだけど…。実はきちんとゆかりがある。ぴちぴちピッチの初期のシーンで、主人公るちあと海斗が"印象的なキス"をする水族館が、八景島シーパラダイスをモデルとしているのである。
名付けて、「水槽キス」。

20年経った今も忘れられないそのシーンがあったのは、確かるちあと海斗が一緒に水族館に来ていた回。まだ両思いになる前の、ちょっと気になるどうしのデートである。
突如水妖(敵)が水族館を襲ってきた。るちあは海斗の前から姿をくらまし、変身してバトル。
無事に撃退し、平穏が戻りはじめた場面だった。

いなくなったるちあを探していた海斗が、ふいに壁一面に広がる水槽の前に立つ。すると、水の中をあてもなく泳いでいた無数の魚たちが意思を持ったように集まってくる。何かを迎えるみたいに。
その奥から出てきたのが、人魚姿のるちあだった。
もちろん海斗は、彼女がクラスメイトのるちあであるとは知らない。
目を見張る海斗にるちあはゆっくりと近づく。そして、水槽越しにキスをするのである。名場面。パチパチパチ!!!

そうだったなと噛み締めながら、そのモデルとなったゾーンも回りましたよ。180度魚に囲まれた空間で、上からおちてくる光が魚の群れにきらきらと照らして綺麗だった。ここにるちあを描いたんだなと思うと、漫画だからこそ実現できるすてきな発想である。

園内のいたるところに、るちあ含め八人のプリンセスのスタンドがあり写真が撮れるようになっていた。一番のオシである波音ちゃんとも撮れて満足!自分の大きさくらいの波音ちゃんと、2shotを撮る日がくるなんて。。。
グッズは再入荷前の品薄時期でちょっと残念だったけど、クリアファイルとポーチ、アクスタ、バッジ4つを買えた。コラボメニューも天丼とクレープを食べた。フロアを歩いていると、どこからか主題歌がオルゴールで流れたりして、歌うほかなかった。

そしてぴちぴちピッチのグッズを持った女性たちの姿がちらほらあり、勝手に仲間意識が芽生えた。
みなさんほぼ同年代か少し上で、年下っぽい女の子はあまり見なかった気がする。大人で落ち着いた雰囲気で、派手に推し活!というより"コラボしてると聞いたのでこれは行かねばと思い"みたいなトーンが良かった。ぴちぴちピッチ好きだった頃って、今みたいな"推し"概念なかったからね。わたしにとってはそういう概念、わりと新しめなものなのです。


長々と書いてしまったが、とにかく最高だった。
とりあえず、これまで集めてきた缶バッジをどう保管するかが目下悩ましいところである。専用のケースを買うか、いっそそれ用のトートに敷き詰めてつけるか。ずっと、傷つけないで持っておきたいなー。

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