でときし

生きづらさを抱えるアラフィフ女性。毒親、離婚、子育てについて主に書いていきます。htt…

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生きづらさを抱えるアラフィフ女性。毒親、離婚、子育てについて主に書いていきます。https://twitter.com/detoxinote

最近の記事

「究極の利己が利他」

このことばを友人がプレゼントしてくれた。初めて耳にするフレーズだが、妙に納得してしまった。というのも、この2年間、あまりにも辛くて自分で自分をエンタテインすることが「やることリスト」の最終項目にあったからだ。いや、そもそもリストにすら挙がってなかったと言える。 過去24か月間、メンタルクリニックやカウンセリングに相当なお金を費やしてきた。自分を立て直すために必要な投資だ。保険がきかない部分もあるので、出費は容易では無い。でも自らが元気で明るく回復するには必須と言い聞かせなが

    • NHKで離婚の番組を観た

      先ほど、NHKを観た。離婚に関する番組。 離婚後の親との面会。これは難しい。私と元夫は価値観の違いで離婚した。発達障害グレーゾーンの子どもにどう接して良いかわからず、元夫は娘を避けていた。私自身、娘への接し方に戸惑いを覚え、娘の心を把握せずにきたと猛省した。娘に謝罪し、娘への接し方を変えた。そして夫にも考えを変えてほしいと訴えた。 けれどもそれが叶わなかった。離婚を申し出た際にも、二つ返事でOKしてきた。そして、「○○(娘の名前)は君が親権を持つわけだから」と付け加えた。

      • 大丈夫、最後はみんな一緒だから

        行きたかった上野の美術展へ出かけた。平日の昼間だから空いているかと期待するも、チケット売り場はかなりの列。入場すると結構人がいた。コロナだから少ないかと思っていたが、違った。そう、みな、芸術に飢えているのだ。海外に気ままに行けない昨今だからこそ、わざわざ日本まで来てくれる美術作品を観たい。そこで癒されたいということだと思う。 描かれている風景や人物、彫刻やエッチングなど、盛りだくさんの展示内容だった。出かけて良かったとしみじみ感じながら館内をまわった。そしてこう思った。

        • 愛着スタイル

          毒親や離婚というキーワードばかりを考えて日々を送っていると、それはそれでしんどい。だったら止めれば良いのにと自分にツッコミを入れたくなる。でもその一方で、この内省作業をすることこそが、自分の次への道につながると信じる部分もある。 それはそうと、今日、読んだ本の中に愛着の話題があった。これには三種類あるという。安定型・不安型・回避型である。ネットに自己診断できるサイトがあったので、気になる方はどうぞ: 私の結果は予想通り「不安型」だった。ただ、同時に回避型と未解決型も併発し

        「究極の利己が利他」

          親孝行って?

          日経新聞夕刊に毎週火曜日掲載されている「それでも親子」。毎週様々な方が登場し、自身と親との関係を綴っている。今日はエッセイスト松浦弥太郎さんだった。 松浦さんは高校を中退して渡米。現地で古書に出会ったのがきっかけとなり、帰国後は本のセレクトショップをオープンさせている。このことは氏のエッセイで私は読んだことがある。 人生の転機において松浦さん自身は自分で考え、切り開いてきた。そのことについて両親は反対したことは無かったという。記事にはこう出ていた: 「人生におけるどんな

          親孝行って?

          緊急脱出

          協議離婚がなかなか進まず気持ちが折れそうになったころ、私はカウンセリングに行った。向かった先は自宅近くの個人カウンセラー・オフィス。ネットで見つけた。プロフィールを見ると有資格者であり、内容も私が求めているものに沿っていた。メールで問い合わせをすると心温まる返信が来た。 初回。こちらの事情を一通り説明した。熱心に聞いていただいて救われた。 しかし、違和感を覚えることが生じた。3回目のその日は私の誕生日であった。セッションが終わると「今日はデトキシさんのお誕生日だから」とケ

          緊急脱出

          「君のやり方は邪魔しない」

          高校入学以来、下の子のメンタルは悪化の一途をたどった。思えば、親の異常さを全力で訴えていたのだろう。不登校、自殺未遂、すさまじい反抗、汚部屋での引きこもりなど、親の方が参ってしまった。 ある日のこと。娘が号泣しながら悲痛な思いを私たち親にぶちまけてきた。そのおかげで、少なくとも私は目が覚めた。今までの育て方は間違っていた、私は母親として大いに懺悔して改心せねばならない、さもなければこの子は本当に命を絶ってしまう、と思った。だから心の底から娘に謝罪した。娘と同じぐらい涙が止ま

          「君のやり方は邪魔しない」

          一人で悶々とするより書け書け書け

          いい加減そろそろ寝ないと明日仕事だし。 というわけで、さらに続き。離婚を実家で告げた際の両親からの大糾弾とそれに続く非難メール(詳細は追ってまた)について書こうと思ってnoteを始めたのだが、egoさん(この一本前の記事でリンクご紹介)を読んだら、自分自身、ツライだの泣きたいだの親が悪いだの離婚鬱だのと言っているバアイではないと思えてきた。 とにかく世の中には私よりも本当に大変な状況の方がおられるのである。ニュースや雑誌記事になっていないから知らないだけで、でもnoteの世

          一人で悶々とするより書け書け書け

          いやはや、世の中色々ある

          noteに2本記事をアップして、何気なくTwitterをみたら、はあちゅうさんがnoteの記事をリツイートしていた。その記事とはこちら: すさまじい、とにかく。私も離婚したけど、アラフィフの私にとっては「渡部」「裏垢」「サレ妻」などは、ポケトークで標準日本語に直してほしいほど。 で、一気に読んだ。1から4まで。想像を絶する内容。 私は子育てをめぐって夫と意見が嚙み合わず、さらに実両親の毒親ぶりを天の啓示のごとく悟ってしまって離婚したわけだが、egoさんのにはとにかく絶句

          いやはや、世の中色々ある

          親からの糾弾

          離婚をしたい旨、実家で告げたときの親の反応は独特だった。 父は当初、私の味方のようなそぶりだった。「俺から夫に一言何か言ってやろうか?」と親身になってくれた。 しかしその後の状況から事態は急展開してしまった。 隣で聴いていた母がこう言ったのだ。 「私は悪夢を見ているようだ。離婚するとは何事か。結婚とは女が耐えるもの。耐えられないあなたがすべて悪い。私も結婚生活で辛いことがあったが、あなたがいるからひたすら我慢した。」 確かに両親の結婚は、大人になった私が振り返ってみて

          親からの糾弾

          初投稿

          とにかく苦しかった。もともと日記を書いたり頭の中で思考するタイプなのだが、ここまで苦悩が綴るとどうしても外に向けて叫びたくなる。ということでの初投稿。よろしくお願いします。 プロフィールにもある通り、年齢はアラフィフ。数年前に離婚。第一子は元夫、第二子は私に養育権となった。そのプロセスについてはいずれまた。 今回のnoteにおいてめざしたいこと。それはアラフィフになってもなお毒親の呪縛に見舞われる人と気持ちを分かち合いたいということ。私は幼少期からいわゆる親の期待に応える