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芦刈園の紫陽花

(2022年6月4日投稿)



 梅雨時のじめじめとした重い空気を爽やかな風に変えてくれるような花である。
特に際立つ美しさを感じるのは小雨交じりの朝。
薄暗い木陰で楚々と咲いている姿が何とも可憐で愛おしい。

以前住んでいた滋賀県守山市には琵琶湖のすぐ近くに「芦刈園あしかりえん」という紫陽花で有名な公園があった。
日本と西洋の紫陽花がそれぞれ50品種、5,000本、計10,000本が植栽されている。雑木林の中を迷路のようにくねくねと続く小道の両側には、多彩な色合いの花が森の中から溢れ出るように咲く。

木陰の薄暗い光の中で雨に濡れると、なぜか一層色が艶やかに浮かび上がって見える不思議。
陽の光の下では脱色されてしまったように希薄な色合いになってしまう。

原種は日本に自生するガクアジサイで、それ以外の多くは人の手によって改良された園芸品種とのこと。欧米で盛んに新しい品種が作られているらしい。
「改良」と言っても、改良前のガクアジサイの方がしっくりと落ち着いて気品があるように感じる。

アップしたのは園内のごく一部の品種のみで、3,4年前に何回か通って撮ったものだ。そろそろ紫陽花が始まる時期かなと思い出し、現像し直して投稿することにした。
尚、芦刈園は6月1日から開園。例年からすると見頃は6月中旬から下旬位になると思う。



















































































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