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【野付半島】一度は行ってみたい神秘の場所

ずっと行ってみたいな〜って思ってる神秘の場所がある。

北海道の東側にある、野付半島と呼ばれる半島だ。
この野付半島は世界遺産として知られる知床、北方領土の一つ、国後島の近くに位置する。

野付半島は非常にユニークな形をしており、海に向かって腕を伸ばしたような形をしている。

このユニークな形をした半島は、様々な面で魅力にあふれており、私がずっと行ってみたいと思っている場所でもある。

1. 地学的に非常に興味深い地形

まずは地学的な観点で、野付半島をみよう。

ユニークな形をした野付半島の地形は、地学的には「砂嘴(さし)」と呼ばれる地形だ。

「砂嘴」は、海流によって運ばれた土砂が、堆積することによって形成される。

野付半島では、知床と国後島の間を流れる海流が、大量の土砂を運ぶことによって、このような巨大な「砂嘴」が形成されている。

野付半島の「砂嘴」は日本でも最大級の大きさとして、知られている。

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野付半島と海流の関係。
知床と国後島の間を流れる海流によって、野付半島が形成される。

地学的にメカニズムを知ると、非常に興味をそそられる場所だ。

2. 野付半島が育む、豊かな生態系

次に、生態系といった観点でみる。

地学的に非常に魅力的な野付半島だが、この半島は北海道有数の漁場としても有名だ。

野付半島の内側にある「野付湾」は、浅く広い砂地とアマモ場によって、多くの生き物を育んでいる。

また、それらの生き物を追って、鯨やアザラシ、渡り鳥など、さまざまな生き物が野付半島でみることができる。

野付半島は、生き物の住み場所としても、非常に魅力的な場所だ。

3. 将来的に失われる運命、、、、

そんな魅力あふれた野付半島だが、将来的にはこの半島は消失することが、予想されている。

原因として考えられるのが、地球温暖化の影響だ。

近年の異常気象や海流の変化によって、野付半島の土砂量は年々減ってきているらしい。

元々、土砂によって形成された地形だ。そのため、その地盤は非常に脆く、崩れやすい。

もしかすると、野付半島は100年後には消滅してしまうかもしれない。。。。


日本でも、辺境に位置する野付半島だが、その場所には非常に魅力的なトピックスが存在する。

将来的には消滅する恐れのある野付半島。一度訪れてみたい場所だ。

<参考資料>


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