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Vigilant Unslaad Glenmoril 考察

検索エンジンから『skyrim Vigilant 考察』などvigilantの情報をお求めでいらした方は下記の記事が詳しいのでそちらをご覧頂いたほうがよろしいかと存じます。


※見切り発車でこの記事書いたのはいいんですが最新版の各MODをプレイすることで書いてる本人の解釈すらコロコロ変わってますのであくまで参考程度にしていただくようお願いいたします。おそらく記事の内容もコロコロ変わります。そして改編追記が激しいので書いてる本人ですらこの記事、強烈に読みづらい。
「おい!そんな無責任でいいのか!」と言われたら「もう記事書いちゃったんだからしょうがねぇだろ!」と逆ギレするしかない。

Vigilant,Unslaad,Glenmoril、これらは日本人のMOD制作者であるVICN氏が制作したTES5:skyrimのクエスト追加MODです。
当記事はすでにそれらをプレイ済で個々の解説が不要な方(各MODが更新されるたびに飛びついて最初からプレイし直すような)を対象にしていますので未プレイの方はプレイ後に読んでいただければ幸いです。
あと個人的なお願いですが実況動画を見るだけではなく実際にプレイしていただきたいところ。動画で見て済ますのは本当にもったいない。自らプレイした後で動画を見る分には全然いいと思いますけどね。それぐらい面白いんですよこれ。

はい、じゃあ前置き終わり。
Vigilant,Unslaad,Glenmoril 面白いですよね。私もバカみたいに何回もやってます。私は勝手に『VICNサーガ』と呼んでますが。
個々でも面白いしストーリーは完結するんですが裏で色々繋がってるんですよね。
ところがこの裏の部分にまで追求した記事ってのがなかなか無かったので今回稚拙ながら書いてみました。謎が複雑に絡み合ってさらに謎を呼ぶ『考察モノ』と捉えてるんですが通常のゲームではなくMODということで活発に意見交換されることが無いのかも。プレイしてる人は大勢見かけるんですけど。

で、詳細に解説したいところなんですがそれはもう膨大になってしまうのでパッと見ただけで「ああ、ハイハイあれね」と分かってくれる方向けに書きます。解説しようにも不明な部分も多いですしね。
しかもどこから説明すればいいのか分かりませんし収拾がつかなくなりそうなのでとりあえず思いついた事柄を羅列するだけになってしまいますが。

※ちなみに当記事は全て個人の見解・推察です。鵜吞みにしないでください。Skyrim公式の設定と創作の設定と個人の見解が入り乱れます。
「それは違うんじゃない?」「私はこう解釈したけど」という意見がございましたら是非教えていただきたい。
どちらかというとそれ目的でこの記事を書いてるようなものです。
noteってコメントできるの?知らないけど。いないんだ、語れる同士が。

キーとなるのはフクロウ、タマゴ、ヒヨコ、ニワトリ、ドラゴンの突破

・フクロウ
作中ではそれぞれ白・黒・灰色のジュナール(フクロウ)が存在します。
白はジュナール、すなわち九大神ジュリアノスの化身、もしくはジュリアノスそのもの。
黒はジュナールを騙るハルメアス・モラの触手の一本、もしくはモラの化身。アトモーラから人類を追ってきた。一連の首謀者と目される人物。
灰色は元々アトモーラの魔術師で涙の夜に黒フクロウ・物知りなオルランドと接触、脳ミソを弄られ灰色のジュナール(灰色フクロウ)となる。
目的は竜になること。Unslaadにてプレイヤーに倒される。
ジュナールが人型の状態、フクロウが頭でっかちの状態。たぶん。

・タマゴ
無限の可能性。物質として存在しているがすべてのタマゴがそうかは不明。
Nintendo Switch版スカイリムのキャッチコピーは『誰にでもなれる、何でもできる。あなただけの物語を、どこででも。』
これがタマゴ。

・ヒヨコ
メタ的な話をすると『選択肢』。
内戦クエで帝国軍、ストームクロークのどちらの側につくか。
ドーンガードで吸血鬼、ドーンガードのどちらにつくか。
これがヒヨコの状態。
また、ヒヨコが人物の場合もあります。
ずんぐりむっくりの猫ジャバル、灰色フクロウ、遊牧民のラザ、アルクンザムズのイェレム、ヒヨコ売りのジャゼルがそれに該当。
そして忘れてはいけないのがプレイヤー。

・ニワトリ
前述のヒヨコの例で言うとそれぞれの選択で確定した状態
「今回のプレイは内戦クエは帝国側でプレイするか。」これがニワトリの状態。

・ドラゴンの突破
異なる状況が同時に発生・進行し、場合によっては時間を巻き戻すこと。
内戦クエで帝国・ストームクロークそれぞれのセーブデータ作って同時にプレイしたことありませんか?
選択肢が出るたびにセーブして「なんかこっちじゃないな」ってやり直してませんか?
それがドラゴンの突破です。

メタ要素で解説してきましたがタマゴ、ヒヨコ、ニワトリ、ドラゴンの突破、すべての要素を持った存在がプレイヤーです。

ヒヨコ売りのジャコビ、物知りなオルランド

・ヒヨコ売り
前項で記した通り、プレイヤー等の行動により常人では知覚できないものの、世界は膨張しつづけ収拾がつかなくなります。
そこである程度間引くことによって世界の均衡を保つ役割を担う者がいます。
それがアネクイナの王子、最後のヒヨコ売りジャコビです。アイーシャはその相棒。
ヒヨコを売る、処分する、芽を摘む、不要な時間軸・世界線を処理する。だからヒヨコ売り。
ジャコビ・アイーシャは灰色フクロウとの戦いで命を落としますがその際、灰色フクロウの頭の一部を吹き飛ばし、無限の可能性であるタマゴを割ったことで繰り返される夢に囚われます。
飛び散った灰色フクロウの頭部の破片はモラグ・バルが拾ったのかコールドハーバーに。
頭の一部を吹き飛ばされた灰色のジュナールは未来のウンスラードでしか限定的に能力を発揮できないようになったため、繰り返される夢の中でドラゴンソウルを凝縮させつつ、最後のカギとなるドヴァキンことプレイヤーを未来ウンスラードにおびき寄せますが返り討ちに遭い、タマゴの中身だった灰色のフクロウも倒され、自身が竜になるという目論見は潰えます。
その甲斐あってジャコビとアイーシャは死してもなお繰り返される夢から解放されることに。
ちなみにジャコビはアネクイナの王子ですが正当な王位継承者ではありません。アイーシャはお目付け役だったようですがまあ恋仲とみていいでしょう。余談。
同じヒヨコ売りを名乗るGlenmorilに登場するジャゼルとはヒヨコ売りの意味が全く違います。ジャゼルは偽物のヒヨコ売り。
ヒヨコ売りのリーダーであるジャコビもジャゼルを見たことも聞いたこともないと言います。

・物知りなオルランド
個人的にはこいつが作中最大の謎だと思います。ただのハゲ親父にしか見えませんが。
事あるごとにプレイヤーの前に現れ、過去・現在・未来を全て見てきたような口ぶりで話します。VICNサーガ全編を通した『観測者』としての役割を担っている者と考えています。
黒フクロウと同根とされているのでハルメアス・モラの化身としたいところですがどうも違う気が。
Unslaadに登場するウルリースを作ったのは灰色フクロウとなっていますが、もともとオルランドの研究ではなかったのではないかと推察します。
隠し要素としてウルリースを開発する過程の記録が見れますが知識を求めてモラのオブリビオン領域であるアポクリファに侵入した記述があります。その際ハルメアス・モラに乗っ取られたのではないかと。
ハルメアス・モラと接触したオルランドと枝分かれすることによって灰色フクロウが生まれた?うーん、不確定。推測の域を出ない。
またオルランド自身はシェオゴラスの呪いを受け、狂気に染まりきる前に誰かにオルランドという役割を被せることを繰り返す、とあるのでもしかしたら霊魂だとか意識のみとか概念的な存在かもしれませんね。
その目的も判然としません。黒フクロウと同じハルメアス・モラの化身となっていますが黒フクロウを邪魔している感じもします。分かってることといえば全てを知っている、ということでしょうか。
追記
これは外法なのですが調べまくったところ、オルランドだらけでした。
黒フクロウもオルランド、灰色フクロウもオルランド、各所にいる腑分けの聖者もオルランド、オルランドはオルランド。上でも書きましたが同一人物ではなく複数が同時に存在しているのではないかと。ハゲてたり失明してたりヒゲが無かったりバラバラなので。ただ、みんなツラが一緒なんです。ハルメアス・モラの化身だから全員顔が同じなのか、次から次へとオルランドに憑依されてるからなのか。劇中、含みを持たせたことばかり言う腑分けの聖者もハルメアス・モラの化身。それでもやはり『物知りなオルランド』はモラの思惑とは違う意図があって動いている印象を受けます。

・ララノアは結局のところ何者なのか?
これも正直分かりません。可愛いのは確かですが。
分かっていることはVICN氏が制作したTES4:OblivionのMODであるLST Bravil Undergroundにも登場するということです。
Vigilantに登場するマーサ、ヨハン、シモン、タラニスはLST~にも登場するキャラクター、メモを残して事切れた奴隷商はLST~の主人公。
最近GOG版のOblivionを買ったのですが最大の目的がこれをプレイするためなんですよね。
プレイするにあたって環境を構築するのがめんどくさくて放置しちゃってるんですが。LST~からVigilantという流れらしいのでいずれはプレイしなきゃいけないと思うんですけどね。すんません脱線。
Oblivionは第三紀の終焉まで描かれSkyrimの舞台は第四紀201年なので同一人物とするとララノアはこの時点で200歳以上ということになります。見た目は少女なんですが。
しかし、ララノアは父:イェルハルド、母:ラエルノアの子どもです。本人も至って普通の子どものように見えます。ですが、ラエルノアの母親、ララノアの祖母にあたる人物の名前はララノアです。頭痛くなってきましたね。
恐らくララノアは手塚治虫の傑作漫画、『火の鳥:宇宙編』の牧村方式で不老不死になっているのではないかと。
簡単に説明しますと、老化がある程度進むと赤子に逆戻りし始めるの繰り返し。牧村と違って退行する際に記憶は失われてそうな感じがしますが。
ララノアはラエルノアの子どもとされているが、ラエルノアはララノアの子どもである、というのが私の見解です。
事実、作中でララノアはイェルハルドの子どもは無いと言及されています。
(追記: ↑ ここ自分で名言してるけど違うんじゃないか?)
あくまで父親の代わり。イェルハルド亡き後はブラントおじさんがその役目を果たす。
ララノアの祖先は元カイネの巫女であったハマウ。ハマウはロルカーンの血滴を用いあるものを作ったとされています。
それがララノア?なんのために?さっぱり分からん。ただララノアのは祝福は血呪ともされているのでたぶんそう。
カイネの息がかかった家系のところになんで白フクロウが介入してくるんだ?まるで分からん。
追記
Glenmoril ver.0.90.0.r1をプレイすることで多くのことが見えてきました。ララノアはやはりBravil Undergroundで登場したララノアと同一人物みたい。そしてララノアはラザが失った妹、ライラを模したものであるらしいことも分かってきました。回想で見られるラザの妹、ライラは髪の色こそ違えど髪型も容姿もララノアと瓜二つ。傍らに犬を従えているのも一緒。個人的には断定するには安易すぎるのでないかと疑っていたんですがやはりそういうことみたいです。となると柴犬スコル=コルン=マーラ?ちょっとまだ分かりません。たぶん私を含め皆さんが思ってたであろう「ここから先イヤな予感しかしない」がGlenmorilの最新バージョンで現実になりました。SAN値の削られ方がエグい。

・LST Bravil Undergroundについて(追記)
LST Bravil Undergroundの内容を把握しました。
残念ながら考察に役立ちそうな情報はあまりなかったのですが(まあ10年前のMODですしね)、ざっと要約しておきます。

・プレイヤーは広告を見てブラヴィル地下に存在する(主に性行為を目的とした)奴隷商の町・港に入り仕事をこなす
・奴隷商のボスはセミョーン(兄)、タラース(弟)。これはvigilantの回想に登場するシモン、タラニスのことだと思われる
作中にてセミョーンはかつて兄弟のイワンを殺害したと発言しているが恐らくヨハンのこと。ゆえに作品には登場しない。既に故人であるマーサも登場しない。
・ララノアは奴隷商の町に住む盗品商のアレクセイという男に養われている。
このアレクセイ、実はブレイズのスパイで奴隷商の撲滅を目的にしており、外部の仲間とやり取りをしている。プレイヤーとも懇意になる。奴隷港は呪術師が発生させた霧によって隠されているので外部から手が出せないとのこと。
ララノアは以前、偶然通りがかった山賊の襲撃に遭い全滅した集落(ヴァレンウッド領内、エルスウェアとの国境付近)で発見した唯一の生存者であり、以来引き取って世話をしている。根が善人なのでララノアも懐いている。
・本作においてララノアはボズマーであり耳が尖っている
・体皮のないあの犬、アルも奴隷港にいる、ついでにジャゼリもいる(特にストーリーに関わってくることもなにか意味があるセリフがあることも残念ながら)
・ララノアは人前に出るとき常に兜をかぶっており心を許した相手でなければ脱がない(たぶん。でもこれ何らかの意味があると思う)
・ララノアの姉、ケレブリンはララノアの足取りを追って町に入ったが暴漢に絡まれていたところをプレイヤーに助けられる。以後アレクセイの店に身を置く(ただしララノア自体元は孤児だったので集落で生存する云々以前よりケレブリンとは血のつながりはない)
・逃げた別の奴隷商を始末するという仕事に失敗したプレイヤーは『けじめ』として既に殺されていたアレクセイのアンスラッパを食べさせられる(アレクセイの正体に感づいたセミョーンによる口封じの意味もあった)。ララノアはそのことを知らない。
・復讐を誓ったプレイヤーは聖餐の儀式を行い闇の一党にセミョーンの暗殺を依頼。暗殺がタラースの依頼によるものと見せかけるよう画策するも暗殺は失敗、タラースは責を負われて死亡(完全に被害者)。
・自身の暗殺を仕組んだのが実はプレイヤーだと気づいたセミョーンは逆に闇の一党をけしかけてきてくる。さらにアレクセイのことに感づいたのかララノアは聖餐の儀式に用いられる呪文をつぶやくようになる。ララノアはアレクセイの日記が入った宝箱のカギを持っていたのでアレクセイの正体を知っていた可能性が高い。聖餐の儀式の呪文を唱えたのはプレイヤーが間接的にせよアレクセイの死に関与したのを知っているぞ、と示唆するために言っていることであり恐らくあんまり意味はない
・プレイヤーは状況を打破するためアレクセイの仲間に協力を仰ぎ奴隷商を一網打尽にしようとする
・奴隷商の町に襲来する帝国軍と暗殺者をかわしながら霧を発生させている呪術師のもとにたどり着きそこで見たのは呪術師の力を増幅させる印石だった。
・町を焼かれ部下を失い絶体絶命のセミョーンをついに倒した時、プレイヤーの前に現れたのはモラグバルだった
セミョーンの亡骸が抱えていたモラグバルのメイスを我がものとしたプレイヤーはモラグバルの誘うままコールド・ハーバーに旅立つのだった。
ざっと説明するとこんな感じ。
コールド・ハーバーに旅立った瞬間にブラヴィルに戻ってきて話がループするんですけどね、今度は自身が奴隷商のボスだったという設定に置き換わって。vigilantのモラグバルエンドみたいなものだと思っていただければ。

つまりBravil UndergroundはVigilantの回想で見ることのできる兄弟たちのその後を描いたものだったんですね。マーサの葬儀の際、正史ではバルからモラグ・バルのメイスを手渡されるのですがその顛末ということになります。そのせいか特にセミョーン(シモン)はBravil~においてド外道ド畜生です。モラグ・バルの狂気に触れたんですね。
そしてコールド・ハーバーの各所にメモを残して朽ち果てた奴隷商はBravil~の主人公であり、Glenmorilにおいてクァグマイア内の回想で独白する奴隷商もBravil~の主人公だったことになります。
上記の内容を把握すると不明だった部分がいくつか明らかになります(正直重要な部分かどうかは)。
Glenmorilで見られる回想からララノアはその後、奴隷商に養われていたことが分かります。
その後、とあるノルドと結婚してラエルノアを出産、絶命。ただしBravil~のララノアはスイートロールが好物。その孫とされるGlenmoriのララノアもスイートロールが好物。
私を含めBravil~をプレイした経験がある方は少ないでしょうしGlenmorilでケレブリンとか急に出てくるので『???』となった人も多いと思われますがこれでつながりました。
スカイリムはさておきオブリを、しかもそのMODとなると動かすのはぶっちゃけめんどくさかった。私にオブリをいじるノウハウが無いのが最大の原因ですが。
私が所持してるオブリはGOG版なんでWin10でも動作自体は可能なのですが正直もうオブリはいじりたくないのが本音。とにかく思うようにいかなくてストレスがたまる。関係ないけどGOG版のオブリってCKも同梱されてるのね、完全に余談。
VICNサーガに関する重大な情報というのはほとんどなかったのですが、どうもこの時から漠然とでも全体の構想はあったのではないか、という印象を抱きました。いや、この人本当に何者なんだろう。このストーリーを独りで考えて独りで形にしてるわけで。凡人ではちょっと無理ですね。

・ラザ
これもまた不明瞭なんですが…っていうか不明なことばかりなのでしょうがない。
モラグ・バルに乱暴され瀕死の状態だったラマエを発見した吟遊詩人が助けを求めて担ぎ込んだ北の遊牧民の名称。
だと思ってたんですが個人の名前?あるいは両方?
ラマエは手当ての甲斐もなく絶命。その後、息を吹き返したと思ったら最初の吸血鬼となって手あたり次第に目に入ったものを殺していき北の遊牧民は壊滅します。ものすごく被害者。
ラマエが手が付けられなくなったため吟遊詩人が短剣でラマエの心臓を貫くことにより休眠、難を一時的に逃れる。
ラザはその惨劇の生き残り。怒り狂い元凶であるモラグバルへの復讐を決意します。目を付けて接触してきた黒・灰色のジュナールの力を借り、さらにジャガラグ率いるオーダー軍の一員となってモラグ・バルのオブリビオン領域であるコールドハーバーまで追ってきます。復讐の狂戦士。
気になる点は在りし日の遊牧民の一団で飼育されている白い犬の名前がコルン。Vigilantで登場するマーラの巫女で治癒師であるメアリーと行動を共にしたあのコルンです。
コルンは聖女マーラの化身。これが意味するところは。
ラザは一連の騒動を引き起こしたのが黒フクロウだと感づいたのかプレイヤーに接触してくる。
追記
Glenmoril ver.0.90.0.r1でオズワルドをはじめヒンノムの魔女狩りに植え付けられていた血呪がラザによるものだと判明しました。これはジャゼルの独白・ローミオンの遺書の双方で言及されています。Glenmorilを初めてプレイした際フィリックスが放った「俺には妹がいた、太陽のように笑う子で」の意味が分からなかったのですがこれは血呪が進行した魔女狩りではなく、ラザが言ってたことだったんですね。しかしそうすると変異した魔女狩りがララノアに危害を加える理由がイマイチ判然としない。模造品であってもララノアはライラなので。血呪のもとである赤い雫が腑分けの聖者由来のものだとすると納得できますけど。腑分けの聖者及び聖笛会は一連の主要人物の撃滅を目的としていますので。
ラザはラマエ・バルが誕生した際に死ぬはずでしたが(死ぬのが正史なので)何者かの企てで九死に一生を得ています。回想でラザの父親が「自分は客人の世話で手が離せないから代わりに羊の世話をするよう」に頼んでいますがこの父親がそれにあたると思われます。ジャゼルいわく「連中はフクロウに擬態する。声真似ぐらい容易いことだ」。この父親、劇中は見えない位置にいますがツラがオルランドです。父親のフリをしてラザが逃れられるよう謀ったのでしょう。なぜラザを生きながらえさせたのかは現時点では私には分かりませんけど。
にしてもこのラザ、とてつもない執念である。あんな可愛い妹殺されたら正気を失うほど狂うのも分かるけど。セラーナの考察記事で書きましたけどラマエ・バルが誕生したのはスカイリムの舞台から5000年以上前のこと(たぶん)。以来ずっと復讐だけのために生きている超人。

・一連の騒動、その目的は?
Vigilant Unslaad Glenmoril、これらを裏で仕組んでいたのが黒フクロウです。
何を目的にしているのか。これはマグナ・ギの一つであるムネモ・リ(青い星)にアクセスすることと思われます。
青い星はドラゴンブレイク中に現れるとされており、そのために一連の手の込んだ芝居を打った可能性が(プレイヤーなどにドラゴンの突破を起こさせた)。
青い星にアクセスして何をするつもりなのかは分かりませんが個人的には『目的がなにもない』という説を推したい。
最後の最後でひどい言い方ですがこの推測が一番しっくりきます。
黒フクロウの思惑=ハルメアス・モラの意思だとすると公式DLC,Dragonbornでのスコール村の一件を思い出してみてください。
モラはスコール村の秘密、知識を欲していましたがこれ自体たいしたものではなく単に自分の知らない知識を得るためだけに行動していました。
知識や記憶を司るデイドラであるモラは自分が『知らない』ということが許せない。であれば青い星にアクセスすることそのものが目的というのは充分にあり得えます。
青い星には自分の望む結果を星霜の書として現実に起きるものとして記録することが可能な機能がある、とされているのでそれが事実だとすると星霜の書作り放題のすごいことになるんですが。
追記
上で色々講釈垂れてますけどこの部分はまだまだ分からないことが多いですね。vicn氏の解説や黒フクロウの発言から一連のストーリーは全て決められた筋書きに沿って進められていたことが推察されますが『黒い泉』以降はプレイヤーに委ねられているといったことも言及されています。

とりあえず今回はここまで。
本当はもっと記述しなければならないことがあるんですが、実はこの記事すでに何回も書き直して疲れちゃったんですよね。
それぐらいこのVICNサーガって複雑なんですよ。ドラゴン突破の説明も軽くしましたけど時系列でどうのこうのって話ですらないし。
図で表そうともしたんですが却ってぐちゃぐちゃになってしまって。
そんじゃまた。

(これglenmoril 1.0がリリースされたら全部書き直さないといけないなあ…)

この記事はその都度改変していくかも。
2021/6/21 色々追記、Glenmoril ver.0.90.0をプレイしたことによって色々分かったこともありますがそれ以上に謎が深まった。頭が爆発しそう。
2021/6/28 LST Bravil Undergroundについて追記、どんどん冗長になる記事
2023/8/18 久々に読み返したけどなんか見当はずれなこと書いてる部分が結構ある。現状glenmorilが完成していないので記事もそのまま。ただ「一連の流れはこういうことなんじゃないかな」っていうのは漠然とある。


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