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Starfieldレビュー

字面がスターダストレビューっぽいね。
さて、いきなり脱線したわけだがstarfiledのレビューを記していきたいと思う。私がプレイしているのはPC版です。

結論から言うとskyrimやfalloutを数千時間プレイしているようなベセスダ廃人にはオススメだがそれ以外の人にはオススメできないというのが個人的なところです。
半ばギャグとしてsteamレビューにも三行で書きなぐりましたがここではもっと突っ込んだことを解説していきたいと思います。

100時間プレイした率直な感想は『概ね想像通りでこちらの期待を下回る』である。
じゃあなんだよ、オススメできないだろ。と言われたらまぁ正直なところそうなんです。
ただ私を含むベセスダ廃人はすでに現在進行形でskyrimやfallout4などを数千時間プレイしており、飽きてきたのが本音なのでベセスダが有する本家Bethesda Game Studiosの新作に非常に飢えており、今回新たにお出しされたStarfieldに飛びつくしかない。
たとえ提供された料理の見栄えが悪く味付けも薄味だったとしても。
それを食べる以外の選択肢というものがない。ゆえにベセスダ廃人以外にオススメできない。

ネタバレせずに具体的なレビューをすると、これは各所で言われていることだがとにかく世界が薄い。
数えきれない銀河系の更にその中にあるたくさんの惑星を探索することができるぐらい本作は広大なのだが宇宙という特性上どうしても殺風景になりがち。どこも似たような風景になってしまい目的もなくブラブラするにも面白みに欠ける。
ただ、これは発売前から分かっていたことなので別段驚くものではない。

個人的に一番気に入らない点だが敵の拠点、要塞、廃工場や洞窟、いわゆるダンジョンがことごとくコピペであること。
この敵の拠点どこかの惑星でも見たな、レベルではなく文字通り全く同じものしかないのである。細かいオブジェクト配置や残された日記などに至るまで全く同じものが点在してるというありさま。そのバリエーションも大げさではなく片手で数えられるものしかない。
skyrimにあるすべてのダンジョンがすべて最初の洞窟と全く同じだったら全員ぶん投げるだろう。
もしスーパーマリオが1-1しかなかったらそれも全員ぶん投げるだろう。
そりゃ酷評される。どうしたベセスダ。

ゲームそのもののテンポも悪い。
当たり前だが生身で宇宙空間を移動できないので宇宙船で移動するしかなくシームレスな世界がない。
ファスト・トラベルを多用して、というよりそれ以外の移動方法がない。
宇宙船を操縦して太陽系から他の銀河系などに移動できないんですね、移動するにはFTしかないっていう。ここも予想外だった。
ゆえにゲーム性は同じベセスダ作品でいうとRAGEに近いと思った(初代RAGEの開発はid Softwareですが)。
2023年9月24日時点でのsteamレビューの評価は『やや好評』止まり。妥当な印象。

上記の点などからおよそオススメできないことがお分かりいただけたと思うがベセスダ廃人はまた別の視点でゲームをプレイしている。
MODの存在である。

現状私はMODなしでプレイしているが『ここを改善したい』『こうすればもっと面白くなるはず』ということを考えながらstarfieldを遊んでいる。
MOD配布サイトの大手、NexusModsでは現在2,895のstarfield用MODが登録されており、これがどこまで伸びるかが焦点になる。

skyrimはMOD文化によって栄華を極めたゲームであることは疑いようがないですがそれを利用するにはある程度専門的な知識が必要になってきます。
例えば私もMODを製作することができますが、そのためにはベセスダの開発スタッフがskyrimを製作するために使ったソフトウェアと同じものを扱う必要があり、実際私はそれを扱えます(完璧とは程遠いですが)。
そういう技術もノウハウも教育も受けていない完全にゼロの素人だったのですが独学で勉強して習得しました。

MODを利用するだけでしたらそこまでする必要ありませんがある程度ゲームの仕組みを理解するのが必須になってきます。
ゲームを楽しむためにゲームと全く違うところで勉強しないといけないんですね。それこそ場合によっては何百時間と時間を費やして。
だからおよそベセスダ廃人以外にはオススメできない、となるわけです。

更に問題は上でも少し触れましたがMODがどこまで隆盛するか、です。
skyrimやfalloutはMODなしでプレイしても十分面白い。MODなんか無くても何百時間もプレイできる。元のゲームが面白いからあれだけMODが栄えて盛り上がったわけですが、MODなしのプレイでは不満が多いにある本作でその状況が起こり得るかは未知数。
たまに「MODがあるから」「MODでどうにでもなる」みたいに言う人がいるんですが泉のごとく勝手に湧いてくるわけではなく作ったうえで配布してくれる有志がいるから成り立つ文化でありMOD製作者がいなければどうにもならない。
これはエンドユーザーのみならずベセスダ自身がそう思っているのではないか?と疑惑の念を持たざるを得ないところがある。
MOD製作したいな、と思わせるようなゲームでなければそもそも意味がない。
それを用意できるのはベセスダだけです。

『今後に期待を込めて☆3つです!』てな感じ。

私はMODなしでもそこそこ楽しんでますが万人がそうだとは正直思えない。
不評も目立つしその理由も理解できる。
今後、MOD界隈が隆盛すれば本作は化けるかもしれないがそれを扱える人でなければ恩恵をあずかることはできない。
これが正直な私の感想。
『MODMODうるせえよ、MODがなければ面白くないって言うのか!』
Starfieldに関しては恐らくその通りだ。しかも面白くなるとは現状まだ誰にも分からない。

以上。
※個人の感想です。
割と厳しめのことを書いてるんですが私個人はなんというかこのゲーム向いてるようでアホほどプレイしてます。


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