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RTA in Japan Winter 2022会場レビュー

はじめに

こちらの記事はRTA in Japan Winter 2022が行われた会場であるnote placeの様子を写真付きでまとめた記事になります。
私はnote placeへ2022/12/29~31に来ました。
今からどんな環境下だったのかこちらの記事に写真を交えて記載して、自分なりの意見や感想をまとめていきたいと思います。
ちなみに私は今回のイベントでTwitter担当のボランティアスタッフとして仕事をしておりました。
※あくまでも私が体験した出来事と事前の認識から記事を書いていきます。RTA in Japan運営の方で想定されていない間違ったことを書いている場合もありますのでご注意ください。

note placeの場所

note placeは銀座線外苑前駅の2a出口から徒歩4分ほど歩いた位置にあります。
※表参道駅からも徒歩10分ほどで到着します。

外苑前駅からnote placeの行き方

行き方に関しては以下の動画を作成していますので、ご確認いただけば嬉しいです。

着いて建物の階段を登ると以下のようにRTA in Japanの看板が立っていました!

RTA in Japan Winter 2022の看板

note placeの全体レイアウト

会場であるnote placeはnote株式会社様が運営しているレンタルイベントスペースです。
何かしらの発表会や展示会に利用したり、配信イベントが開催可能と様々な用途で使えるよう提供されております。
営業時間は原則10:00〜22:00とよくある質問に書かれていましたが、RTA in Japanのために6日間以上貸切状態にする契約をしているのかな?と思います。(12/25〜1/1まで借りれたみたいですが真偽は不明)

note placeに来たら会場の案内や注意事項の紙が手渡され、以下のような会場案内のレイアウトも掲載されております。
このレイアウトを頼りにそれぞれの場所に何があるかお伝えしたいと思います。

会場レイアウト

受付・物販

受付スペース

RTA in Japan Winter 2022の看板の隣がnote placeの入口となっており、入ると受付がありました。

会場レイアウト(受付・物販)

最初にするのは受付を済ませることですね。そうしないと、他の場所に行くことができない決まりになっていますので対応しました。
まずは感染症対策のためにアルコール消毒と検温を行いました。その後、ワクチン接種が2回以上実施されているかの確認の証明書を提示しました。そして、会場入場のためのQRコードをスマートフォンで提示する必要があります。提示したら会場内で使用するマスクとバンドを手渡され、会場の案内や注意事項の書かれた紙とクリアファイルが手渡され入場ができるという形です。
以下のメール文面に書かれているURLをクリックしてQRコードを提示しました。

RTA in Japan Winter 2022 12月XX日の入場が当選しました。

入場に必要なQRコードを送付いたします。
新型コロナウイルスのワクチン接種証明書と併せて、会場の受付に提示してください。

添付画像が表示できない場合は以下のURLにアクセスしてください。
https://rtain.jp/<URL省略>

また、事前に以下をご確認の上、ご来場頂きますようお願い致します。
- 入場用リンクの譲渡は厳禁です。
- 入場には新型コロナウイルスワクチンの接種完了が証明できるものが必要です。PCR検査陰性などは代わりになりません。
:
(省略)

RTA in Japan Winter 2022 入場コード(12月XX日)

受付の流れとしては以下の通りです。
①アルコール消毒と検温を実施
②ワクチン接種が2回以上行った証明書提示
③会場入場のためのQRコードを提示
④装着するマスクを小サイズまたは大サイズか選ぶ
⑤入場証明となる手首に付けるバンドを手渡される
⑥会場の案内や注意事項の書かれた紙とクリアファイルが手渡される(別RTAイベントの宣伝もあった)

受付はボランティアと運営の2名で基本的に対応を行っておりました。運営の人はbecoさんとぱすたさんが対応を行っていたのを確認しております。

受付の様子

以下が受け取った紙とクリアファイルです。クリアファイルはなぜか以前の2022 Summerになっているのはわかりませんでした。(前イベントで余っていたからなのか、何らかの事情で2022 Winterのクリアファイルを作ることができなかったのか…)

受け取った会場の案内や注意事項の書かれた紙とクリアファイル

以下が受け取ったマスクとバンドです。
マスクはかなり特殊な付け方で、屋台のお面を被るときみたいにゴムを後頭部まで伸ばして装着するタイプのマスクでした。(感染対策は凄く効果ありそうだけど、かなり窮屈に感じるマスクです。)
マスクは大サイズを会場に来た人は皆着けていたのか、大サイズの在庫が最終日になると在庫を切らしていたみたいでした。
最終日は在庫がないため小サイズを付けましたが、かなり小さく窮屈に感じてしまったので大サイズ変更できないかと受付の人に頼むことも致しました。(わざわざ自分が座っている観戦スペースまで運営の人が来て、マスク交換対応していただいてありがとうございます。)

バンドは当日の入場証明となる証として手首に付けました。
29日~来たので3日間のバンドは手に入っております。それぞれ色が違うので、他の日にちもバンドの色は違っていたのかなと思います。

受け取ったマスクとバンド

物販スペース

受付の隣には株式会社無敵時間さんの公式チャリティーグッズが販売されていました!…という予定でしたが、無敵時間さんのスタッフがコロナ感染ということで物販スペースの販売中止という判断がなされました。

代わりにチャリティグッズの目玉?でもあるRちゃんぬいぐるみの展示と物販のサイトへアクセスできるQRコードがありました。
参加する走者用にジャージやボランティア提供品みたいなものもあるそうです。

Rちゃんぬいぐるみの展示と物販のサイトへアクセスできるQRコード

また、物販のスペースにはサービスとなる水が置かれておりました。
会場に来た人は自由に取って飲んでも良いそうです。

セルフサービスとなる水

観覧スペース

ここがメインの会場となるスペースとなっております。

会場レイアウト(観覧スペース)

観覧スペース

観客が座れる席数の詳細は不明ですが、およそ100席以上は確保されています。
2019年まで秋葉原ハンドレッドスクエアで開催されていましたが、2022年以降note placeになってからは広く非常に開放感ある空間となっています。
RTAが始まると観客はじっくりと観戦していたのかと思います。特別に不可解な行動をしたり、滅茶苦茶大声を張り上げるような人はいませんでした。

観覧スペースの様子

観戦するためのディスプレイの数も多く以下の写真撮影した場面では3台しか映っていませんが、観覧スペースで観戦者用のディスプレイが計5台は用意されています。
おそらくではありますが、ディスプレイに関してはnote placeの貸出備品内から借りて使用していると思われます。

観戦するためのディスプレイ

披露スペース

以下の写真がRTAを走者と解説者が披露する場となっております。計4台のディスプレイがありますが、それぞれ並走レースするために用意されております。
一番右のディスプレイは現配信上の画面となっており、走者も解説者もこの画面見てちゃんとレイアウトが正しかったり映像に問題がないか確認できます。
画面には映っていませんが、配信上で投稿されるTwitchのコメントが見れるタブレットが走者と解説者用に用意されております。(RTA in Japan ex1のときにも使用したので同じような形式かと)
4人並走のとき、解説者は立って解説と実況を行うスタイルとなっておりますね。
走者がオンラインのみの場合は基本的には何も使用しませんが、その次が現地で披露するRTAだと事前準備を行っていたりします。
また、側にはソファが用意されており、ここも観客が座れるスペースとなっております。ノットトレジャーハンターの場合はネタとなる「ダバダバ走り」等の用語の書かれたうちわを持った男性女性の方が観戦していましたね。ソファには運営のKeynNakaさんからは3人までしか座れないという決まりをしており、感染対策に関しては徹底しているなと感じました。

RTA披露スペース(ノットトレジャーハンター)

配信管理スペース

その隣には配信管理用のスペースとなっております。
具体的には以下のようなことを行っております。
①走者・解説者の対応、オンラインの場合はDiscordのチャットでやり取り
②ゲーム音声や走者・解説者の音量調節
③ゲーム映像・音声をキャプチャーボードによる取り込み
④配信用レイアウトの切り替え・レイアウトの調整
⑤ゲームハードの準備・設置、マイクの準備
ここが機能しなくなってしまうとイベントの進行や満足度に大きな影響を与えてしまうほど大変なスペースと考えていただければと思います。
以前 2022 Summerで配信管理セットアップのボランティアを行っていました。音声から映像にレイアウトと複雑に絡み合っており、ディスプレイやゲーム機などがどことどう繋がっているか本当に苦労しました。
ただ、以前と比べたらかなり窮屈な場所ではなくなっており、省スペースになっているとは感じております。

配信管理スペースの機材

ボランティアは基本的に以下の計3名のメンバーが関わってRTA in Japanの配信を支えております。写真では真ん中に配信管理の方とオーディオ担当の方が仕事している様子です。
・オーディオ担当:走者・解説やゲーム音声の取込・調節
・配信管理担当:ゲーム画面の取込、Twitch配信に映すレイアウトの調整
・セットアップ担当:走者・解説者の呼出、使用するハードやマイクの準備
運営メンバーだとKeynNakaさん、Cmaさん、Hoishinさんの3名が中心で配信環境に関わっております。(この人たちにお世話になりましたし、毎日大変な配信作業をやっていると考えると頭が上がりません…)

配信管理スペースで仕事をする人

観戦スペースにはレッドブルが飲み放題となっており、以下のようなレッドブルの冷蔵庫が3台ぐらい用意されておりました。定期的にレッドブルが尽きるとおそらくボランティアの方だと思いますが、レッドブルを補充していました。
側にはレッドブルの空き缶を捨てるためのゴミ箱が用意されております。(他のゴミを捨てるのは禁止となっています。)

レッドブルの冷蔵庫
蓋を開けるとギッシリ詰まったレッドブル

お手洗い・給湯室

一応ではありますが、お手洗いと給湯室のスペースもあります。

会場レイアウト(お手洗い)

お手洗いスペース

男子トイレに関して言えば、個室が2室小便器が2つありました。
以前までの会場である秋葉原ハンドレッドスクエアと比べると、施設が新しいためか清潔感のあるトイレだったと思います。
個数に関して言えば、個室が1つ増えましたね。
洗面所も男子トイレ内に2つ用意されているので、1人がトイレからの手洗いでもう一人がRTA出走用にメイクしたりと用途が増えたのは嬉しいですね。
女子トイレは行っていないのでわかりませんが、note placeのレイアウトから個室が3室で秋葉原ハンドレッドスクエアと比べたら1つ増えた環境下でした。
ただ、洗面所は男子トイレよりも多く3つ確保されていますね。

給湯室スペース

こちらは流し台と複合機と何やら資材系のものが置いてある部屋でした。特別にRTA in Japanのために何か使用された形跡等はありませんでした。
一応ビジネス目的の会場でも使用されているので、複合機を使用することもあるのだろうなとは思いました。

リフレッシュスペース

お手洗いと観戦スペースの隣にはリフレッシュスペース(note place用語だとラウンジ)があり、そこはRTA in Japan参加者やRTA関係者が集う交流の場となっております。

会場レイアウト(リフレッシュスペース)

以下リフレッシュスペースの様子は写真の通りです。まず目に付く大きなプロジェクターで現在のRTAの様子がわかります。飲食店やカフェみたいな形式で机と椅子が用意されており、会場に来た人は誰でも自由に徘徊したりコミュニケーションが取れる場となっております。

リフレッシュスペースの様子

こちらのスペースは以下のように
・RTA走者同士で名刺交換(自分も作って見たいなあ)
・持ってきたゲームの攻略本や漫画を見せ合いっこ
・持ってきたゲーム機とソフトで対戦
・近しいRTA走者同士で雑談
といろんなことをおこなっておりました。

私も以下のRTA走者さんに挨拶や雑談的なものを行いました。
一人目はとよまなさんですね。
とよまなさんはRTA走者や関係者の中でもトップの人気を誇るストリーマーでもあり、RTAイベント主催者としても幅広く活躍しているお方です。RTAはドンキー64を中心にプレイしています。私はRTAイベントのRTA BootcampやレイドRTAにて走者やボランティアの関係者としてお世話になっております。拙く短い会話だけだったのですが、会話して自分のことを知っていただけでも個人的に感激でした。
また、とよまなさんが中心となり他のRTAプレイヤーを巻き込んで行動でき盛り上げ役の一面もあるなど、リーダーシップとしても素晴らしいお方で配信上のイメージとあまり変わりなかったですね。

二人目はゆとりんさんですね。
今回のRTA in Japan 2022 Winterではソニック3のRTAで披露していた方です。それ以外にも幅広いRTAに挑戦されており、特に有名なのはモンキーボールのRTAでしょうか。その実力からセガの公式チャンネル配信に出演していたりとRTA in Japanのおかげもあるからか一躍有名になったRTA走者・ストリーマーだと思います。また、走者でありながら解説もわかりやすくペラペラと喋ることができるお方で、他のRTA関係者の方から「解説の鬼」と呼ばれております。こちらも短い会話だけだったのですが、配信をときどき見ていますと会話しただけでもゆとりんさんに感謝されましたね。

そのほかにも自分と同じくRTAイベントにボランティアメインで関わっている人にも声を掛けられまして、色々と会話できたのは非常に嬉しかったですね。

また、キッチンスペースもありましたが、何かを調理する場所として利用するのではなく、観客向けとして以下の写真のように水のペットボトルが置かれております。

余談ですが、水はコカ・コーラのいろはすだと思われます。(キャップとペットボトルの刻印で確認)ですが、ラベルがなくなっているのは気になりました。
おそらく以下を一括で購入しているのだと思います。これだとペットボトルを捨てるときにラベルを分別せずに捨てることができるのは楽ですね。
https://www.i-lohas.jp/products/labelless/

キッチンの水置き場

キッチンの裏側にはゴミ置き場としても利用されております。会場で発生したゴミや設営時に出たゴミはここにまとめられております。ゴミはちゃんと分別するようまとめられており、段ボール、燃えるゴミ、燃えないゴミ等分けられておりました。
おそらく、運営メンバーやボランティアスタッフが対応しているのだと思います。

キッチンの裏側
左側から缶、燃えないゴミ、ペットボトル、燃えるゴミ のような形で分別されています。
段ボールゴミ
乱雑に置かず、きれいにまとめられております。

また、ゴミだけでなく、レッドブルの在庫もありましたね。29日から来たのでその在庫の残りだと思いますが、それでも200缶以上は在庫がありましたね。

レッドブルの在庫

国境なき医師団ブース

リフレッシュスペースにありますが、国境なき医師団用のブースもありました。

会場レイアウト(国境なき医師団ブース)

こちらは寄付先の団体としてお世話になっているからか、国境なき医師団の活動概要や寄付がどのように使用されているか等その団体について詳しく知れるブースとなっています。私はあまり詳しく見れていないので、紹介程度に留めておきます。

国境なき医師団の宣伝や概要が書かれた張り紙

また、側の机には活動概要が確認できる冊子を自由に観覧することが出来ます。

国境なき医師団の活動冊子

関係者スペース

RTA in Japanの関係者・ボランティアスタッフのスペースとなる場所です。
スペースは主に3か所あり、主にRTA走者の練習場所として利用されております。
画像の1,2,3と書かれている場所は練習部屋となっております。

会場レイアウト(関係者ブース)

練習部屋1

一番広い空間を持つ練習スペースとなります。本番直前の走者や解説者が最終準備の段階で使用していますね。部屋には現在の配信中の画面が映し出されており、本番まで何時ぐらいになるのかわからない状況ですが画面上で確認できるのはありがたいですね。
机には液晶ディスプレイやブラウン管,PC等用意されており、それぞれのゲームハードにあった練習環境は完備されていました。

練習部屋1の様子

また、機材やケーブル等の置き場での利用もあります。ドアを抜けたらすぐに配信管理のスペースとなっておりますので、この部屋に置いておくのが都合が良いのでしょうね。

配信管理用に使用する機材類

練習部屋2,3も同様ですが、壁には赤字で注意書きがかかれており、安全管理の面の意識を心掛けています。
また、自由に落書きをしても良いみたいですね。

壁の注意書きと落書き

練習部屋2,3

練習部屋2,3に関してはそこまで部屋の形式は変わっておりません。
ですが、個室形式になっており、本番まで時間のある走者や解説者はじっくりと練習できる環境下はそろっていると思いますね。
おそらく本来の目的としては、ビジネス系の会議や商談で使われる場所になっていると思われます。

練習部屋2の様子
練習部屋3の様子

同様ですが、壁には赤字で注意書きがかかれており、自由に落書きをしても良いみたいです。

練習部屋2の注意書きと落書き
練習部屋3の注意書きと落書き

スタッフ用の部屋

正式名称は不明ですが、RTA in Japanの運営メンバーやボランティアスタッフの休憩場所と荷物置き場となっております。
※荷物が散乱していたり、私物が見えるため全体をモザイクとしています。

スタッフ用の部屋の様子

最終日以降の片付け

最終日のメトロイドフュージョン~ドンキーコングトリロジーリレーが始められているときはもう片付けに関しては始まっておりました。

配信管理スペースで数多くの機材やケーブルをどうやって片付けているのか気になりましたが、以下の写真のような工夫がされていました。
それぞれの箱ごとに養生テープで機器やケーブル名が書かれており、困ることなく片付けができるようになっています。
運営の持ち物として以下の資料にて管理されており、これだけの荷物を事務所で保管していると考えると相当準備も運搬も大変なのがわかります。

プラスチックケースに養生テープが貼っており、
機材やケーブルの保管を容易にしています。
ディスプレイは段ボールケースに保管

31日の閉会式終了後は他のボランティアスタッフが掃除を行っていましたので、自分も手伝いました。ですが、運営のHoishinさんから「明日自分たちでやるので、早くここから退出をお願いします。」と言われたので、自分はこれで東京のnote placeを後にしました。

最終日終了後の1/1は他のボランティアスタッフに聞いたところ、運営メンバーが中心となって荷物や掃除を行ってnote placeを片付けたようですね。
荷物に関してはレンタカーを借りて、事務所まで運んでいたとのことです。

まとめ

会場は各場所に様々な工夫が見られ、自分もかなり勉強になりましたね。メインは運営のメンバーだと思いますが、ボランティアメンバーも24時間休みなく6日間通してこの環境を作り上げていたと考えると非常に大勢の協力なしでは無しえないイベントですね。
次は静岡でex#2が開催されるとのことなので、また関われたら良いなと考えております。

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