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東海3県の企業が夕方のニュース番組で紹介される確率は何%あるか?


東海3県には、名古屋をベースにしたテレビ局が6局あります。1つはNHK名古屋。そして5つの民放局(東海テレビ、CBCテレビ、中京テレビ、メーテレ、テレビ愛知(岐阜県はぎふチャン、三重県は三重テレビ))。それぞれ夕方の16時〜18時まで地元ニュースや天気予報を中心に様々な地域情報を提供しています。

私どもは、これらのテレビ局や新聞に企業の露出を成功させるPRコンサルティング「広報110番」を提供しているのですが、うまく紹介されないことも少なくありません。

成功事例(先日の魚信さんのような劇的なもの)もあれば、全く触れられない企業情報もあるわけです。

そして、言い訳するわけではありませんが、PR技術、コミュニケーション・スキルの云々以前に、前提として、「あなたの会社を紹介される確率は、実のところ、これくらいなんですよ」ということをお示しして、東海3県で企業や団体の広報に携わる皆様に、放映されるとはどういうことなのか、実際、どれくらいの確率で報道紹介されるか、現実を直視いただき、ご理解していただきたいと思ってこの記事を記しています。

それぞれの広報マン、PRコンサルタントは、懸命に努力しています。その中で、報道されたり、されなかったり、という現実がある。

放送される番組数がどれだけあるのか、そして、事業所数はどれだけあるのか、これらを知って、報道される確率を知った上で、メディア紹介されるために尽力しているPRコンサルの方々の苦労も、ご理解いただきたいと思います。

まず、なかなかメディア紹介されない、という方に、お伝えしたいのが、事実として、東海3県の事業所が何箇所あるのか、ということです。

ご存知ですか?東海3県の事業所数。

なんと東海三県合計で 500,553事業所(H28年調べ)もあるのです。

(内訳)

愛知県事業所数:322,820事業所
岐阜県    :100,331事業所
三重県    :77,402事業所

50万もの事業所数に対して、テレビ局は6局です。各局は、ざっくり年間260日、夕方のニュース番組を放送していますから、

6局 x  260日 =1560回/年の放送機会があります。これを50万もの事業所が争っている、と考えると、

1年間のうちに、あなたの会社や団体がメディア紹介される確率は、

1560/500,553 = 0.31%

イチローさんの生涯打率は3割1分1厘。10打席のうち3本はヒットを打つイチローさんに比べて、桁2つ低いです。

ということは、非常に低い=メディア紹介されることが難しい、ということです。

さらに、局をまたいで、何局にもわたって放映される確率となれば、

1局につき260回ですから、260/500,553= 0.05%。他局にも紹介される確率は、累乗となりますから、5局に取り上げられる確率、となれば、

0.05%^5 = 0.0000003125% と、それこそ、ほとんどレア。

先日ご紹介した岡崎市の魚信さんの例などは、本当に奇跡的なケースで、再現困難であることがわかります。

ここまで東海3県におけるテレビ露出について論じてきましたが、事業所数が東海地方よりも、さらに多い関東圏・関西圏では、限られたメディア紹介の機会を獲得するのには東海地区以上に過酷な競争が待っています。

ですから、確率論で考えると、どんなに優秀なPRマンであっても、継続的に安定的にメディア掲載を実現させ続けるのは難しいわけです。その上で一定の率でメディア紹介を成功させているPR代行サービスを展開しているプロフェッショナルは非常に貴重な存在であり、真のプロフェッショナルであることがわかります。

私どもも、できるだけ多くのクライアントさんをメディア紹介されるよう、よりレベルの高いプロフェッショナルとして進んで参りたいと思っております。

現実問題、この数字がベースにあるわけです。

ですから、この現実を踏まえて、メディア露出を実現するには、理想を言えば、継続的に広報活動ができるようできれば3〜5年の期間ご契約いただいた上で、企業活動の中から「これは」という情報を見つけて、広報を実施することで、メディア露出を現実化したいと思います。

私どもとすれば、限られた経営資源の中で尽力するのみですが、とはいえ、その上で、少しでも紹介されるように知恵を絞り、人脈をたどり、日々もがいています。少しでも良い成果が現れますように一緒に挑戦します。

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追伸

実際、PR活動は、大都市圏よりも地方の方がうまくいきます。

例えば、今、僕は仙台にいるんだけど、東北とかめっちゃチャンス。例えば、

宮城県の事業者数は10万2,026事業所。東海3県の5分の1。

なのに、宮城県のテレビ局は

1ch、TBCテレビ

3ch、NHK仙台

4ch、ミヤギテレビ

5ch、東日本放送

8ch、仙台放送

と5局もあるから、夕方ワイド番組の放送回数のさっきの計算でいうと、

260日x5局=1300回。

これを事業者数10万2026で割ると、1.27% と、東海3県の0.31%に比べて4倍もチャンスがあるんだよ。

もっと言うと、宮城の隣の山形県。

55,778事業所数に対して、テレビ局数は5局もある(NHK山形、山形放送、山形テレビ、TUY1、さくらんぼテレビ)から、同様の計算だと、宮城のほぼ倍の2.33%!東海3県の7.5倍もチャンスがあるんだ。地方はチャンスということだよ。

とはいえ、1〜2%台だから、紹介されるのも楽じゃないのも事実。

しかし、これ程までにマスメディアに紹介されるのは難しいからこそ、その分、放映されれば大きな効果が得られます。

マスコミに紹介されると、お店や会社に行列ができ、数年分の新規客が獲得できます。しかも、広告料はゼロ。確率が低いからこそ、チャレンジする同志を僕らは応援しています。

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