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7月13日 予期せぬ成功 Unexpected Success

おはようございます。

#ドラッカー #365の金言 #7月13日 #予期せぬ成功 #Unexpected_Success #予期せぬ成功を機会としてみるにはそれなりの意識を必要とする

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

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“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“

と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。

今日のACTION POINT

#予期せぬ成功を軽視しないよう気をつけてください  

#予期せぬ成功を見つけ学んでください

予期せぬことがイノベーションの源泉となるのは、それが我々の先入観を突き崩すからである。

「この道一筋」という信念で歩むこと、「道を極める」求道者的な生き方こそ我々の生き方であり、ポッと出の新製品や新人にスポットライトが当たったとしても、「それはたまたまであり、本来はそうでない」と伝統的な価値観を重んじるのは、日本企業だけではなく、米国企業でもそうなんですね。

今日の提言で紹介された鉄鋼メーカーの電炉への転換が遅れたのも、「予期せぬ成功」だったゆえ、とのこと。しかし、こうした決断は経営陣にとっては難しいことです。後から言えば、これが正解、こうすればよかったと断言できるのですが、先が見えない、先が読めない当時の現場に身を置いたならば、果たして正解を選ぶことができたのか?

人間は習慣の生き物ですから、「かつてそうだったから、これからも」という道を選びがちなわけです。

予期せぬ成功はほとんど無視される。困ったことには、その存在を認めることさえ拒否される。予期せぬ成功を認めるのは容易ではない。人間誰しも、長く続いてきたものこそ正常であり、永久に続くべきものと考える。

「これからヒットするのは何か」のを見つけるのは、プロでも困難です。

英デッカ・レコードでオーディションを受けたザ・ビートルズを「不採用にした男」の悪名を墓場まで背負っていったのは、同社プロデューサーのディック・ロウだ。実際のところ、ビートルズの代わりにブライアン・プール&ザ・トレメローズを契約しようと決めたのは、彼の部下(マイク・スミス)だったようだが。彼が弁解するところによると、後にビートルズのプロデューサーとなったジョージ・マーティンも、もし自分がオーディションを聴いていたら不採用にしただろうと語ったとのこと。 ( https://nme-jp.com/gallery/1240/ より)

「ギターバンドはもう時代遅れですよ、エプスタインさん」とビートルズをオーディションで落としたこのセリフは、名言?迷言?として、刻まれているそうです。

Don’t neglect or reject unexpected success. Identify it, absorb it, and learn from it. (予想外の成功を無視したり、拒絶したりしてはいけません。識別して、吸収して、そこから学ぶことです)。

「あの時、こうすれば・・・」後悔先に立たず、と言いますが、予期せぬ成功を、成功と認め、その方向で進むべきだ、と決断することは本当に難しいですね。今日もやっていきましょう。

別エピソードなどはこちら↓


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