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4月3日 Spirit of Performance 組織の責任

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言からスタートしていきましょう

本日 #4月3日  の金言はこちら

#Spirit_of_Performance  ( #業績中心の精神

#組織の責任

そして、本日の金言は、

#組織の目的は凡人が非凡になれるようにすることである

 組織の精神とは、訓戒、説教、善意ではない。実践である。
 第一に、組織の焦点は成果に合わせなければならない。組織の精神は目線の高さを必要とする。
 第二に、組織の焦点は、問題ではなく機会に合わせなければならない。
 第三に、異動、昇進、昇給、降級、解雇など人事の決定は、組織の信条と価値観に沿って行わなければならない。
 第四に、人事の決定は、真摯さこそ唯一の条件であり身につけていなければならない資質であることを示すものでなければならない。(『マネジメント-課題・責任・実践』)

ACTION POINT 


#常に成果#機会#人事#真摯さに焦点を合わせてください


今日のテキストは『マネジメント-課題・責任・実践』>36章業績中心の精神(The Spirit of Performance )(1974年 下巻 129〜130ページ)

 精神といっても、お説教のことではない。「精神は実践されなければならない」。
これを具体的にいうと、
(1)組織の焦点を、業績に合わせなければならない。組織の精神にとって、まず第一に必要なことは、個々の人に対してだけでなく、その集団に対しても、高い業績基準を設定することである。組織の中に何ごとかを達成する習慣を作らなければならない。
 ただし、ここにいう「業績」とは、「毎度、成功を収めること」を意味しているのではない。業績とは、むしろ「打率」のことである。業績を上げる際には、間違いや、失敗さえも許される。いや、許されるべきである。だが、業績をあげる際に許されないのは、自己満足と低い業績基準である。
(2)組織の焦点を合わせなければならないのは、「機会」に大して出会って、「問題」に対してではない。
(3)人事に関わる決定、すなわち配置、給与、昇進、降級、解雇は、その組織の価値観と信条の現れとしなければならない。それらの決定こそ、組織にとって、真の管理手段となるからである。
(4)経営陣は、人事に関わる決定において、「誠実さ」が、経営管理者にとって唯一絶対の要件であり、しかも経営管理者に任命されるときに、すでに身につけていなければならない唯一の資質であり、任命後に獲得できるものではないということを理解していることを、示さなければならない。また経営陣は、誠実さが自分達自身にも要求されていることを、示さなければならない。(同書、129〜130ページ)

ここで、integrityを上田訳の「真摯さ」と、1974年版訳の「誠実さ」との違いについては、安冨歩氏の「ドラッカーと論語」>「真摯さ」という誤訳(233〜241ページ)に詳しい。

古くから「立場」が支配している日本社会であり、「日本型の立場主義組織」が機能してきた時代では、自分自身をさておいて、「立場」にふさわしい行動を取らなければ組織から総スカンを食らい、閑職へと放逐されてしまう。

経団連に所属していた上田氏がintegrityを「真摯さ」(=仕事に対して熱心に取り組む)と訳したのは、意図的な意味のすり替えである。でなければ、日本の経団連に属する大企業たちにドラッカーを売り込むことは不可能であった。

しかし、ドラッカーの本意は「誠実さ」(=真面目で、偽りがなく、真心が感じられるさま)にあった。たとえ仕事ができる人物であっても、誠実な人格の持ち主でなければ、経営者・経営幹部にふさわしくない、と断じたのである。

新年度は、いい道を歩みたい、という方はこちらもどうぞ。
https://note.com/dialogjapan/m/m740de8d0218d

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