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9月8日 Knowledge Worker as Effective Executive 個のニーズと社会のニーズ

#ドラッカー #365の金言  本日 #9月8日  は #個のニーズと社会のニーズ #Knowledge_Worker_as_Effective_Executive  

#一人ひとりの強みを活かすことによって組織の成果と個の自己実現が両立する

ACTION POINT
#強みをもって貢献してください#同時に自らにとって価値あることを大切にしてください

 9月3日午後、MLB大谷翔平選手が所属するLAエンゼルスのベテランSS、ホセ・イグレシアス選手(31歳)が放出されました。彼は、8月27日の試合に2つのエラーをしたことで、翌日から先発メンバーから外れました。今シーズンは何度も大事なところでエラーをし、守備面だけでなく攻撃面でも生産的ではないと評価されたからでした。イグレシアス選手の代わりにジャック・メイフィールド選手(30歳)が引き継ぎました。その結果、チームはより良くなりました。「彼(イグレシアス選手)には、今は少し違うやり方をしなければならないことを伝えました。彼はとてもプロフェッショナルでした」とエンゼルス・マドン監督は語っています。

かつてのチーム作りは、監督が目指すチームのスタイルがあり、そのスタイルに、選手を合わせる、選手をはめ込む、というものでした。ですから、監督の名前がついた代表チーム、みたいなものになっていました。

例えば、東京五輪の女子バレーボール「東洋の魔女」は別名「大松バレー」、プロ野球もV9時代の巨人は「川上野球」、サッカー日本代表も「岡田ジャパン」など。

しかし、80年代以降、監督の戦略を中心としたチームづくりでは国際大会に勝てなくなりました。サッカーはトップレベルでは全く歯が立たず、W杯出場できるかどうかのレベルです。バレーボール女子は、1984年のロス五輪の銅メダルから28年間メダル無し。男子は1972年のミュンヘン五輪の金メダルを最後に五輪出場すら失う年が続き、50年間メダル無し。柔道も低迷が続きました。まるで、日本の家電企業が海外市場でどんどん敗退しシェアを失うのに同期するかの如く敗退を続けています。

 野球も2006年、2009年のWBC大会では優勝しましたが、2013年、2017年は共にベスト4止まり。パワーとホームランを中心とした野球が伝統的な「スモールベースボール」を上回ったことを決定付けました。

しかし、現代のチームづくりは違うそうです。ドラッカーはすでに昭和41年に

一人ひとりの強みを活かすことによって、組織の成果と個の自己実現が両立する。それぞれの専門能力が組織にとっての機会となる。加えて、貢献に焦点を合わせることによって、一人ひとりにとって価値あることを組織の成果に変えることができる。

と記しています。そして、この理論は、現代のプロチームづくりでも生きているようです。例えば、MLBやNBAなどのプロスポーツでは、かつてよりもデータを有効活用できるようになっているため、データアナリストやクオリティコントロールコーチが戦略を立て、選手たちが能力を発揮できるよう指導をしているそうです。

 日本ではコーチが自分の尺度で選手を見て、自分の尺度に合わなければ自分がやってきたように修正するのが一般的だ。ニューヨーク・メッツのアボダカコーチは、僕がどんなピッチングをする投手で、どんなピッチングをやりたいかをはじめに聞いてくれ、その方向性に沿ったアドバイスをしようと考えてくれた。(「最高のコーチは教えない」吉井理人より)

 では、現場リーダーである監督の仕事は、というと、

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(写真は、オレンジカウンティ紙のジェフ・フレッチャー記者)

今日は、周りの同僚、チームメンバーひとりひとりの強みは何か、どう活かすか、をちょっと考えて仕事に取り組んでみたらどうでしょうか。質問も待ってまーす。↓


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