8/20 いざ本番

ついに迎えた試験当日。前日の嫌な記憶を引きずりつつ、なんとなくお腹のあたりが落ち着かない感覚がありながら朝食をしっかりとり、夫の申し出により駅まで送ってもらい、電車にゆられて新宿へ。
相変わらず地図を見ても全くどっちに進んでいいかわからず、しかし周りの人の流れに乗って、余裕を持って会場に到着。かなり大きな会場で、すでに到着している人たちが6列に並んで待っている。日差しを遮るものもなく、風通しも悪いところに老若男女が十分なソーシャルディスタンスも取れずに行列しているから、ものすごく空気が悪い。何百人の汗の匂いが混ざりに混ざって、何とも言えない匂いも漂っている。これは試験前に体調を崩す人も出てくるのでは…?とか心配していたら、予定時間の5分前に受付を開始してくれたので助かった。

私の会場は一番大きなホールだった。広い会場に何百もの机と椅子が並べられている中、私の席は島の一番後方ですぐ後ろが通路になっていた。ちょっとラッキー。スペースに余裕があると気持ちにもちょっと余裕が生まれる。

トイレを済ませ、マークシートのA面を記入し、音声ガイダンスに耳を傾ける。リスニングのテスト音声が、ちょっと反響というか、話者によって若干音が濁るような気もしたけど、聞き取れないというほどでもないのでスルー。そしてついに試験が始まった。

PART1は順調(たぶん)。
PART2も、まあまあ順調だったものの、最後の方で聞き流していたところがあってだいぶ自信がないところがなくもない。
PART3。前日の模試で聞き流してしまって答えられないところがいくつかあったので、集中を切らさないように気を引き締める。と同時に、余裕を持って回答するため問題文と選択肢の先読みを徹底。最初は緊張したものの、だんだん慣れてリズムがつかめてきた。
PART4。ここも聞き流し注意だ。PART3で先読みがうまくいったので、ここでも先読みで集中力を持続。この方法はわりと自分に合っているのかもしれないなと、本番になって気づきを得た。先読みによって余裕をもって回答を終了し、リーディングパートへ。
PART5。問題集で出題意図や正答パターンを繰り返し見てきたこともあり、ほとんど考えることなくリズミカルに解きすすめることができた。これで間違えまくっていたらだいぶ落ち込むと思う。
PART6。テキストを読みながら、空欄が出てくるごとに問題を解いていく。以前は空欄ありのテキストを全部読んでから改めて問題を解いていたけど、このパートに関してはそれぞれの問題を解くために全体像の理解はほとんど必要ないということに最近ようやく気づき、この方法に。正答率はほとんど変わらずに時間はかなり短縮できる。ここまで終わった時点で、残りあと1時間超。
PART7。こちらは愚直にテキストを通読してから問題にとりかかるスタイルでいく。ところがシングルパッセージやダブルパッセージの前半でけっこう苦戦してしまい、大きくタイムロス。諦めるタイミングを決めておけばよかった。後半はかなり時間との戦いで、あと5問を残したところで残りあと5分、もうテキストを先に全部読んでいる時間は確実にない。というわけで、先に問題を読んで残された時間で答えを探す方法にチェンジ。正解のヒントがわりと見つけやすい問題だったこともあり、あと1分を残して全問解き終えることに成功!まずは空欄を残さないことが最低目標だったので、それがクリアできたことにはいちおう満足。しかしたぶん、この方法だとひっかけ問題があったときにそれに気づけていない可能性はあるんだろうな…やはりリーディングスピードを上げることは引き続き課題だな。

8年ぶりのTOEIC受験はこうして終了した。
思い通りには進められなかったけれど、試験勉強をしっかりやって臨むことができたのはやはりよかった。さらに家での勉強では続かなかった集中力も、空調などの環境がしっかり整った試験会場ではちゃんと維持できるということがわかったのもよかった。もう自分は人としてだめなのかもしれないと思っていたから、本番だけでもちゃんとやり通すことができたのはある意味自信につながった。
あとは結果を待つのみだ。手応えとしては悪くない気がしているけど、こればっかりは蓋を開けてみないとなんとも言えない。堂々と履歴書に書ける点数でありますように…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?