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数字を使って「気になるキャッチコピー」を書くポイント?

ストアカで開催している文章の講座
文章上達への近道!わかりやすい文章をはやく書くためのコツを知ろう!

モヤモヤ文を見てコツを学ぶ講座です

こちらでは伝えておりませんが、
キャッチコピーなどで数字を使うとき
これをちょっと意識するといいよ~というお話です。

キャッチコピーに限らず
文章の中で数字を使うことがあると思います。

数字の見せ方で
興味を引く度合いが大きく変わります。

たとえば・・・

A) 3人に1人が満足
B) 約30%の人が満足

AとBなら、
どちらを魅力的だと感じますか?

AもBも同じことを言っています。
でも、受け取る印象はちがいますよね?

■数字を使うメリット

1.説得力・信ぴょう性が増す
「たくさんの人に喜ばれている」
よりも
「購入者の98%が満足と答えている」
の方が説得力があります。

2.具体的にイメージしやすい
「たくさんの人」
よりも
「100人」
の方が具体的にイメージできます。

3.信頼感が増す
数字による裏付けがあるという
信頼感を得ることができます。

このようなメリットがありますので
文章で何かを表現する際、
数字が出せるならば、ぜひ数字を出してください。

■数字の見せ方に注意

冒頭に書いた通り
同じ意味合いの数字でも
表現の仕方によって印象が大きく変わります。

A)約14,168坪
B)46,755㎡
C)東京ドーム1個分

この中で一番イメージしやすいのはどれですか?

建築系など広さを普段から考えるお仕事の方以外は
どれも広さをはっきり理解することはできないと思います。

ただ、ぼんやりとでもこれくらい広いのかな?
と感じ取れるのはCなのではないでしょうか?

※A,B,Cはどれも東京ドームの広さです。

このように、読んだ人にどんな印象を持ってほしいのか?
どのようにイメージしてほしいのか?
で数字の見せ方が変わります。

もしも、建築の専門家に見せる数字ならば
AかBの方が良いでしょう。

■あやふや表現に注意

先ほどの例に「約14,168坪」とありましたが、
「約」「くらい」「程」
という表現には注意してください。

「約14,168坪」は問題ありません。
平米を坪で表現するために、細かな小数点を出すより「約」の方がスッキリするからです。
小数点以下まできっちり伝える必要がなければ「約」で問題ありません。

また、
日本の人口は約1億3千万人
(※調べたところ「125,708,382人」ギリギリ四捨五入)
のように大きな数字も問題ありません。

もしも
「約3名が賛成しました」
「1名程が出席」
だとしたらどうでしょう?

いや、人数わかるよね!
なんでぼんやりしてるの?!
と、なります。

はっきりわかる数字に対して「約」や「くらい」のようなぼやけさせる言葉を使うと、読んでいる人はモヤッとしてしまいます。

ただし、
「打ち合わせの希望日程を2~3個送ってください」
のような場合は
(これはキャッチコピーではありませんが)
「数を指定するわけではないけれど、複数候補を出してほしい」
という意味合いなので問題ありませんよ。

■同じ内容であっても数字の見せ方を意識しよう!

数字を使うメリットはおわかりいただけたでしょうか?

なんとなく数字を使っていた方もいらっしゃるかもしれません。

せっかく数字を使うのならば、
読む人により響く数字の使い方を工夫してみてくださいね!





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