目的の設定で質問が変わる。
こんにちは、インタビューライターの悠木です。
前回、改めてビジネスでのコミュニケーションの『目的』についてお伝えしました。
目的は、限られた時間で有益なコミュニケーションを図るための指針となります。
今回はその目的の設定が『質問』にどんな影響を与えるのかについてお伝えします。
■目的があやふやだと質問もあやふやに
インタビュー式のコミュニケーションでは『質問』はとても重要な要素です。
それは、質問によってコミュニケーションの方向性を調整したり、相手が言葉にできない思いを言葉として引き出すためのものだからです。
だからこそ、目的と質問はかなり密接に関係しているのではないかと考えています。
目的があやふやならば質問もあやふやになります。
質問が右に左にぶれてしまったり、急に飛んだり、核心に迫れなかったりしてしまうんですね。
以前、私がインタビューを受ける側になったことがあるのですが、その時、質問が色々なところに飛んでいる印象を受けました。
そして、そのインタビューではうまく本来の目的を達成できなかったのではないのかな?と感じたのです。
もちろん私は相手の質問にはきちんとお答えしましたよ。
でも「この人はこのインタビューで私の何を知りたいのだろう?」と思っていました。
ここから先は
2,103字
¥ 150
サポートをいただけると大きな励みになります。 よろしければ、サポートをお願いします。