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最近のこと

最近忙しくで中々映画も見れてないのですが時間を作って無理矢理鑑賞しました。

見たのはこれ。ブラック・クランズマン。

あらすじ

コロラドの警察署で初の黒人刑事となったロン。ロンはつまらない仕事ばかり任されていたが、ブラックパンサー(黒人差別と闘う黒人だけの組織)の講演会でブラックパンサーが危険なことが企んでいないか潜入捜査を任される。その捜査では何もなかったが、そのまま情報収集課に配属になり、ロンは白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)の過激な新聞広告に電話をかけ、白人のレイシストを装ってKKK支部の幹部と面会する約束を取り付けた。しかし、ロン自身がKKKに潜入調査することはできないため、同僚のユダヤ人刑事のフリップが潜入することになる。

感想

結果から言うと、めちゃくちゃ好きな映画でした。
予告をチラッと見て軽く見れるガッツリエンタメなサスペンスコメディなのかと思いきや、ボクは笑うとこなかったし(分かる人だと笑えるのかも)、潜入捜査してバレるかも!?みたいなサスペンスとしてのドキドキ感もあまりなく割と平坦。エンタメとしてみると個人的には面白くはないと思う。

ただ、惹きつけれるシーンが多い。そしてそこですごい考えさせられる。夜中に見てたけど眠気も覚めました。そんな、印象的なシーンが多いからこそ、アメリカの人種差別歴史のことを全然知らないボクでも人種差別に対する痛烈なメッセージビンビンの映画だと気付けるところもあったと思う。

いくつも印象的なシーンがあったんですが特に印象に残ったシーンを3つ挙げます。

1. ブラックパンサーの講演会のシーン
まず、序盤のブラックパンサーの講演会のシーンでなんか惹きつけられる。あそこでなんだこの映画?とグッくと惹きつけられた。理由は説明できません。笑。ただ、ボクにとっては十分な掴みだったと思います。

2. KKKの代表が電話越しの黒人訛りを馬鹿にするシーン
電話越しのロンが黒人であることも知らずにKKKの代表は黒人訛りの英語を馬鹿にするシーンがあります。そもそも英語に黒人訛りがあるとか知らなくて見てたけど、ふと気づく。
子供の頃から見てたエディ・マーフィの喋り方(吹き替え)。あの喋り方ってもしかして黒人訛りを意識した吹き替えなのか・・・メンインブラックのウィルスミスとかもそうなのか・・・?めちゃ見てて考えた。

そういえば、その前にもロンとパトリスが映画の話をするシーンがあったり、「國民の創生」と言う人種差別を助長した映画が流されたりしたのも、映画の影響力の怖さを考えろよってメッセージだったのかも。

3. ロンとパトリスが拳銃を持って現代に向かうラストシーン
ロンとパトリスという考えの違う2人が自分の足で歩かずに前(未来)に進んでいくの。その先に未来(現代)がある。もうめちゃクールだと思う。あのラストは強烈。多分忘れられない。
現代もなにも変わってないじゃないかって強烈なメッセージが最後にズドーンとストレートに伝わった。


同じ時期にグリーンブックって映画が売れたみたいで、監督のスパイク・リーさんはこの映画を批判したそう。
今グリーンブック見たらダメかな。ちょっと寝かせてから見てみよう。

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