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最近のこと

ネトフリでプラネテスというアニメがあって見てみたらめちゃくちゃ良かった。ここ数日帰ってきて見るのが楽しみだったので見終わって少し寂しい。

てなわけで感想書きます。ネタバレありです。

ちなみに、そもそもプラネテスをなんで見ようかと思ったかというとまだ10代のころに入り浸っていた友達が面白いと言っていたのを思い出したからでした。でも、あの時見ないでよかった。色々経験して少しは大人になった今グッと刺さった。ありがとうワッキー。

ストーリー

宇宙に捨てた廃棄物が問題になった時代に、その宇宙ゴミを回収する人たちのストーリーです。
主人公は宇宙ゴミ回収課の先輩ハチマキと新人タナベ。
前半は彼らが先輩後輩という関係から恋人になっていく様とその周りの人たちの人間模様を描いた回が続いていく。
後半は宇宙開発を反対するテロリストたちの事件とハチマキが会社をやめて木星に行く宇宙船のクルーになることを目指していく中で、もがき悩み、葛藤する様を描いている。

魅力その1〜とにかく登場人物がみんな良い

登場人物は結構多いんだけど、みんなかっこいいしかわいいし、誰が一番好きとか決められないくらいみんないいキャラクターでした。そう思うのも、ほぼ全員のバックボーンがストーリーに散りばめられているので、ほぼ全員の気持ちに共感できます。そして繋がってるんですよね、伏線改修が上手いなーってわけじゃなくて繋がってるんですよ!

魅力その2〜ハチマキの葛藤

ハチマキは、彼は漠然とした夢を抱えつつも、そのためにどうしたら良いのかなんてのは考えてないし、日々の生活に不満はありつつも居心地の良さに満足しています。ただ、彼はある事故をきっかけにそういう自分に気づくんです。諦めていた自分に。そして彼は我を忘れて木星往還船のクルーになることを目指すのですが、ここからが、すごい葛藤が描かれていて、その葛藤の先にハチマキが見つけたのは宇宙とは何か?ってことの答えなんです!この答えがめちゃくちゃいい!是非見て欲しい!

魅力その3〜タナベ最高

ヒロインのタナベさん。1話・2話くらいはめちゃうるさいキャラじゃんと思ったんですけど今世紀最高のヒロインでした。タナベさんの言う愛は愛です。愛だの恋だの言うんじゃないよ派の僕ですがもう一度言います。タナベさんの言う愛は愛です。大港ですよ。

ラストについて

ラストはハチマキとタナベは結婚してハチマキは木星往還船のクルーになり7年間地球を離れることになり、タナベさんは妊娠しており地球からハチマキの出発をテレビ越しに見送るとラスト。

このラストに関しては・・・ハチマキは大事なことに気づいたんだし、子供も生まれるんだし辞退して家族で暮らすでもいいんじゃないか?とちょっとモヤモヤしたんですが・・・でも考えると家族を理由にここで辞退するというのは、よく言えば家族のためだけど、悪く言えば家族を理由に諦めたとも取れるし、タナベが好きだからこそ木星に行くんだって思えてきた。
もちろん近くに居ない寂しさはあるだろうけどハチマキとタナベは近くにいようと遠くにいようと繋がってるんだな。

家族が近くにいても遠くにいても逃げる人は逃げるよ(自分のことです・・・)。それは近くにいても繋がっていないのと一緒だよ。できることは全部やらないと。戒めになりました。

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