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【2023年7月号】ダイスのお便り「さいの目」



ダイスプロジェクトの、普段はあまりお目にかかれないプロジェクトの裏側やスタッフの素顔、社内で起こった驚きのエピソードなどを毎月最終日にお届けしています。

「さいの目」とは、サイコロのこと。
サイコロのように多面性のあるダイスプロジェクトの視点で、日常の何気ない風景に彩りをプラスしていきたい、という思いを込めて名付けました。

みなさまのホッと一息タイムのお供に、お楽しみください。


1.最近のダイス

暑さが感じられるようになってきた7月。ダイスの初夏をお届けします。

玄関前の植物たちもスクスク!夏の日差しと白と緑と。晴れた日のコントラストが綺麗なんです
横シマな男と縦シマな女。示し合わせた訳でもないのに、スタッフの服装が被りがち
山笠千代流が事務所前を通る日は、作業の手を止めスタッフ総出で声援&勢い水。ダイスの夏の風物詩
フリーデスク計画がいよいよ始動!8月末の完了予定。中央テーブルはスタンドタイプに。Instagramで発信予定!

来月はどんなできごとがあるのやら?お楽しみに!


2.幸せな仕事

vol.11 地域課題のクリエイティブ

大分県宇佐市の安心院町が“農泊発祥の地”であることはご存知でしょうか?高齢化や後継者不足等の問題を抱え、なんと25年以上も前から農泊(農村民泊)に取り組み、安心院の産業ともいえる生業に成長させており、視察に訪れる自治体も少なくない。

そんな安心院の農泊活動を支えているのが、若手ぶどう農家の「株式会社ドリームファーマーズJAPAN(以下DFJ)」。生果栽培はもちろん、自分たちの作ったブドウを原材料にドライフルーツの製造から販売まで手がけている。アナバナ(弊社が企画・運営する活動型WEBメディア/ https://anaba-na.com/ )で知り合ったことをきっかけに、農泊を今後も継続していくためにどうしたら良いかを一緒に考えてほしい、という依頼をいただいたのが4年前。以来、DFJの事業と農泊をつなげ、地域全体で盛り上げようとさまざまな取り組みを実施。今回もDFJの事業を活かして、安心院に興味を持ってもらう取り組みを行うことになった。

課題は3つ
・安心院への来訪のきっかけを作る
・安心院やDFJのファンを増やす
・安心院に関わりを持つ若者を増やす

ここでは語り尽くせぬ試行錯誤を重ね企画実施したのが『安心院ぶどうツーリズム事業』。ぶどうを通して安心院の「ヒト」「コト」「モノ」「バショ」を体験するというものだ。

1.ぶどうの農作業の体験コンテンツ化
滞在時期や興味の度合いに応じて4種類の体験メニューを考案。さらに農作業を季節や作業内容ごとに分解して一般の方が興味を持って楽しめる内容にした。

2.ぶどうを使ったカフェメニューの開発
収穫期以外にも1年中ぶどうのメニューを提供できるよう、生果だけでなく、干しぶどうを使ったメニューも検討。再現しやすさやSNS等での映えを意識して進めた。

3.ドライフルーツ商品のパッケージリニューアル
口頭での説明なしにその商品の良さを伝えられるパッケージへとリニューアル。砂糖やオイルなどを一切使用せず、果物の甘み・旨みを凝縮したドライフルーツの魅力や、作り手の想い、背景、製法等をしっかり記載し、手にとって読みたくなるデザインを意識した。

このDFJとの取り組みに4年間従事してきたディレクターの都甲は、
「農作業を“作業”ではなく“楽しい体験”である観光コンテンツとしてどう捉えるのか悩みましたが、現場を見学したりヒアリングしていく中で、日常で知り合う機会のない生産者の話を直接聞けることや、普段は見ることができない栽培・生産の現場を見るということこそが特別な体験であり、観光コンテンツになり得るのだと実感しました。
また、メニュー開発では、素材に負けないインパクトを出しながら適正な価格設定をすること、パッケージデザインでは、経営者の想いと現場の意見、製造スタッフや取扱店などの視点の違いで重視するポイントが異なり、様々な意見を調整してどこに落ち着かせるかなど、いくつかの困難はありましたが、実際にツーリズムに参加している人が、積極的に生産者と話をしている様子や、農作業をすることで得た発見に感動している様子を見ると、この仕事に携われたことをつくづく幸せに思いました。私たちは、地域課題を地域が持っている価値で解決していくことが最善だと考えます。これから2度3度と足を運ぶファンが増えていくことが楽しみです。」と語る。

ハイブリッドワークやワーケーション、副業・兼業、バーチャルオフィスなど、新しい働き方が広がる中で、今まで以上に「農業」という選択肢が注目されている。この事業が、地域が抱える課題と新しい働き方の架け橋になれればと願っている。

クライアント:株式会社ドリームファーマーズJAPAN
全体ディレクション:都甲美智子(ダイスプロジェクト)
メニュー監修:SHIMA(料理研究家)
パッケージデザイン:江副哲哉(あおいろデザイン)
撮影:勝村祐紀(勝村写真事務所)

ダイスプロジェクトをもっと知りたくなった方はこちらもどうぞ

https://www.diceproject.com/wp/wp-content/uploads/2023/05/230518_performance_compressed.pdf


3.私、こういうモノです

ゆるふわっとしてますが、筋は通します 
小野 洋平 Ono Yohei

大分県大分市に生まれ、高校までを過ごしました。
みんなを笑わせたいけど注目は浴びたくない、とても明るい引っ込み思案な子どもでした。
都会への憧れから福岡の大学へ進学、以来ずっと福岡暮らし。
イラストレーターの妻とヤンチャな子ども2人の4人家族で賑やかに暮らしてます。
家族との時間を大切にしてますが、一人でボーッとする時間も譲れません。

家族でお出かけの車中はこんな感じ

建築・空間デザインチームのリーダーとして、ダイスらしい空間づくりについて、日々考えています。
さりげなくブロックを一つ置くことで、そこに腰掛ける人がいてその周りに人が集まり会話が生まれる。そんなコミュニケーションを誘発する仕掛けを散りばめた空間づくりをしていきたいです。
空間デザインで社会問題を解決するような仕事を続けていきたいと思っています。

#アウトドア好き #でも #インドア派 #公園でデイキャンプ とか #お外でシネマ鑑賞 とか #焚き火を眺める とか #休日は #子どもと公園で遊んでます #外遊びで #油断して #日焼けし過ぎました #おすすめの公園は #花畑園芸公園 #四季折々の花を愛でたり #芝生の広場を #駆け回ったり #子どもも大満足 #みかん狩りや #旬のフルーツも味わってみたい #お気に入りは #小戸公園 #海が近くて #デイキャンプが楽しめる #近場スポットで #最高 #たまに糸島ドライブも #海沿いのカフェで #夕陽眺めるのが #お気に入り #フォトジェニックな駐車場 #ジハングンも #お気に入り #高校時代は #バンドで #キーボード担当 #歌うの大好き #スナック大好き #カラオケ大好き #一緒に #ハモりましょう #最近気になるのは #チャットGPT #考えなくなっていく中で #考えることの大切さを感じて #ワクワクします

ダイスプロジェクトはこんな会社です

https://www.diceproject.com/


4.楽しい業務連絡

2023年8月に予定しているイベントやオープン情報などをお知らせします。

◆新感覚かき氷「飲む熱捨」

ローカルスーパー発のかき氷専門店「熱捨(ねつすて)」に、テイクアウト限定メニュー登場。ザクザク食べ飲みしながら持ち帰れる、新感覚かき氷「飲む熱捨」で暑さを凌ぎませんか?
※ダイスプロジェクトでは、熱捨の全体プロデュースを担当しています

所在地:福岡県福岡市南区柳瀬1-33-1 バリューツインファーム

熱捨のInstagramはこちら

https://www.instagram.com/netsusute/

◆カレーとうまみのヒミツ展

ららぽーと福岡にある久原本家併設「くばラボ」にて開催するイベント『カレーとうまみのヒミツ展』の空間づくりをお手伝いしています

会期:8月11日(金)〜21日(月)
場所:久原本家 ららぽーと福岡店( 福岡県福岡市博多区那珂6-23-1 1F)
主催:くばラボ
※期間中、カレーの試食や料理教室も予定しています

イベント詳細はこちら

https://kubara.revn.jp/events/view/350

◆工房まる拠点づくりに向けたクラウドファンディング

障害のある人たちと社会をアートで繋ぐ活動を行う「工房まる」がクラファンに挑戦中。アトリエのW移転と第二の拠点づくりを応援しませんか?
応援期間は8月31日(月)まで
※ダイスプロジェクトは、工房まるの第二の拠点づくりをお手伝いしています

クラウドファンディングページはこちら

https://camp-fire.jp/projects/view/677565?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show