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ぼくは本当に絵が書けない

きっとこの記事を見てくれた人は、信じてくれないのかもしれない。

半分ウソで、半分ホントだ。

もう少し正確に言うと
「人の絵を書けるようになりたいと思った事はあったが、やってみるとうまくいかなかったから書かなかった」
の方が正しい。

少し遡って書かせてもらう。

僕は最近noteデビューした、30代のオッサンだ。


ずっと“ある発信”をしていきたいと考えてきたが、それには
「簡単な人の絵を用いて表現するスキル」
が必須だと考えていた。
文字や図だけでは「分かる人にしか分からない」と思ったからだ。

さいわい、建築業界に属する人間なので、空間や図形を書く能力はそれなりにはある。
そういう意味では、土台があるという意味で、ここが半分ウソだ。
でも、自分にとってみると「自分は寿司職人ではあるが、ハンバーガーなんて作ったことねぇから作れる筈がねぇよ。」そんな感覚。
本当に人の絵を書いたことはなかった。

例えば、こんな人はいないだろうか。
□ご飯はつくるけど、お菓子づくりは苦手。
□歌を歌うのは好きだけど、カラオケで歌うのは苦手。

たぶん僕も、この類だ。

やれば出来るのに、自分に言い訳して、やらない。

思ったよりもうまく出来ない事が恥ずかしくて、続けられない。

こんな感じ。
きっと共感してくれる人はたくさんいると思う。
僕も大半は、これでいつも諦めてきた。

ただ僕の場合 “ある人の絵”に出会って、意識が変わった。
シンプルなのに分かりやすい!これだったら僕にもやれるかも。
こう思える(思わせてくれる)絵に出会えたからだ。

そこで僕は一念発起し、まずは考えた。
本当に自分の悪い癖だ。

やってみる前に、まずは分析や準備から始めたくなる

①どうすれば書けるようになるかトコトン考える(だけ)
②参考資料を集めまくる(だけ)
③一回マネして書いてみる
いつもはここで頓挫してしまうパターンの自分が、③の行為に手を出した事で、とてもいい心境が生まれた。

あれ?あれれ?それっぽくね?悪くなくね?ってか、良くね?
これは結果論でかつ、ある意味失礼な言い方ではあるが
「手が届きそうな所から始める」
無意識的に、これを実践できた事がよかったように思う。

ちなみに書き留めておくが、タイトルの絵については、完全なオリジナルではない。

□いい感じの丸(輪郭)をたくさん書く
□いい感じの丸をA3用紙に並べた物を印刷する
□顔の表情は、様々な媒体のものを“模写”する。
 ※ちなみに300個ほど書いて、いい感じなのは100未満ではある。
これだけのものだ。

いわゆる自他共に認めるパクリの筈なんだが、恐れ多くも自分の絵になってくれてる気がする。いや、そんな気しかしない。

ただ、今の僕には「丸の中に表情を模写する能力」しかない。

でも今確かに、もっと書いて、もっと上手く、もっと色々書けるようになってやろうという気持ちに背中を押されている。

大事なのはきっと
□出会うこと
□きっかけ
□やってみること
□意外とやってみれば出来ると感じる事

だと思う。

こう書くと
どこかで見たような、いまいちピンとこないありがちなフレーズ
になっている事も承知している。

でも、こういう風に、少しでも具体的だったり
「私も同じようなタイプだけど、私にもできるかもしれない」
と、感じ方が変わる事が大事なんだと思う。

誰かと自分に向けて、最後に書いておこう。


30代のオッサンが、今まで人の絵なんて書けるはずないと思っていて、書いたことなんてなかったのに、いつの間にか「上手な絵を書く人」に成長していく物語のはじまりはじまり。








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