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登山とワーケーションの絶景コンビネーション

登山とワーケーションの相性はめちゃくちゃいいです。

ロープウェイで2,611mまで行けちゃう木曽駒ヶ岳

ワーケーションとアクティビティは元々相性がいいと思うのですが、登山はその中でもかなり相性がいいアクティビティではないかと感じます。

自分は登山が趣味なんですが、ワーケーションと組み合わせることでもっと安全にいろんなところに行けるようになると思ってます。

そこで今回はワーケーションが登山にどう便利なのか、実際に行った例やおすすめの場所を紹介したいと思います。


登山の難点は登るまでの移動!?

丹沢へ向かうバスの行列

登山で一番大変なのは登山口に行くまでの移動なんですよね。都市部の方は近所に山がないと思いますので、みんな1時間以上かけて移動してから登山をしていると思います。自分は東京在住なんですが、一番近くの高尾山ですら1時間、丹沢、大菩薩(山梨の入口あたり)もバス移動を含めて2時間以上かかります。

遠い、、

そうすると必然的に朝めちゃくちゃ早く起きなければいけないのですが、起きられずに「今日はやめようか」とか思って断念してしまうこともあります。

また遠い場所にある山の場合は移動時間が足りず日帰りで行くこと自体ができない場合もあります。車で移動して車中泊という方もいますが、身体がバキバキになるのでそれもそれでしんどいです。肝心な体力は登山中に使いたいですよね。


ワーケーションならこの問題かなり改善されます

岳都 松本は憧れの北アルプスがすぐ近く

遠いから面倒になるわけで最初から山の近くに滞在しちゃえばいいんです。コロンブスのたまご的発想。移動時間も激減。また登山のためだけに高額な交通費を使って移動するのではなく、ワーケーションの滞在中に登山に行けば経費を折半みたいな感じにもなります。時間と体力と経費で一石三鳥。

ついでに登山用の荷物が大きいので滞在先に送ることもできるし、下山してからもヘトヘトな状態で長い移動をしなくても済みます。自分は高尾〜陣馬山の縦走をよくするのですが、汗だくででかい荷物を持って混雑している京王線に乗る時の顰蹙さと言ったらないです。

あと帰って来てからすぐ寝れるのもいいですよね。これは登山あるあるなんですが、下山してすぐに打ち上げしたいのに近くには飲める場所がなくて電車で近くの大きめな街へ移動。一杯飲むのはいいけど移動した場所も家から遠い。帰るのがめんどくさい、、

それが山の近くに滞在してるすぐできちゃいます。温泉のある街に滞在なんかしちゃったらもう最高で、帰ってきて温泉入って汗を流し、ビール飲んでそのまま寝るなんてこともできちゃいます。

そんなこんなで山の近くにベースキャンプがあるのはめちゃくちゃ便利なんです。


天候リスクは登山につきもの

誰しも「山の天気は変わりやすい」と言う言葉は聞いたことがあると思います。

登山は天気が重要なアクティビティです。曇りだと山頂からのせっかくの絶景が拝めなかったり、雨や風は安全面のリスクが爆上がりします。でもスケジュールの都合で天気のいい日ばかりは選べない。天候は登山者にとって永遠の悩みですよね。

地獄のような登山だった谷川岳

ちなみに初めて登山に行った時に谷川岳に登ったんですが、予報はAなのにこの写真のような有様。10月だったのですが、凍え死ぬかと思いました。。ヘタレな自分はその時のトラウマもあって基本天気のいい日しか登りません。


行動スケジュールに余裕を持てる

同じ場所とは思えないこの景色

一般的には午後は天気が崩れやすいと言われていて、行動計画としては午前中に登頂するのが望ましいと言われていてます。山の近くに滞在することで移動時間が短くでき、スケジュールに余裕を持って行動することができます。

登山で一番危険なのは無理をすることです。

せっかく来たので登ろうとか、せっかくここまで登ったので山頂まで行こうとか。この「せっかく」という言葉がリスクを上げてしまうんですよね。無理に日帰りにすることでこのせっかくという感覚が強くなります。

山の近くからの移動をすることで、天候の比較的いい時間帯に登ることができ、絶景を見れる確率が上がります。また落ち着いて行動することにより、安全に登山をすることができます。


登山と組み合わせるとおすすめな滞在先

実際に自分が登ったことのある山とここに登るならいいなという街の組み合わせをご紹介したいと思います。

三島市×沼津アルプス

香貫山からの富士山

「沼津アルプス」という山が連なったご当地アルプスがあるのですが、ここからの富士山がマジで絶景です。

どこから登ってもいいんですが、個人的なおすすめは三島から出ている伊豆箱根鉄道通称いずっぱこの「原木駅」で下車し、沼津アルプスの一番南端から登るコースです。ここから登ると北に向かって進んでいくので常に富士山を眺めながら登ることができます。しかも左手には駿河湾も広がっていて、常に海と山のコントラストを楽しむことができます。

ここは東京から行くとちょっと遠いのと、コースの行程が結構長いので、沼津や三島にワーケーションしたついでに行くことをお勧めします。帰りは沼津港の近くに出るのでうまい海鮮丼でも食べてお腹を満たしましょう!


松本市×焼岳

360度広がる日本アルプスの絶景

登山者にとってもはやブランドと言っても過言ではない北アルプスはどこを登っても楽しいのですが、初心者の自分は難易度の低い「焼岳」に登りました。ここは上高地側から登ることもできるのですが、ハシゴなどもあり結構高度感のあるルートとのこと。なので最も簡単な新中の湯ルートから登りました。

ここも東京から日帰りは難しいですね。特急あずさに乗れば松本までは案外早いのですが、そこから電車の上高地線やバスで新島々に行き、さらにバスで移動する必要があり、1時間半ぐらいかかります。ちなみにその時は滞在していた松本からバイクで行ったのですが、それも1時間ぐらいかかりましたね。ちなみに上高地はダメなんですが、焼岳の登山口の中の湯であれば自家用車で行くことができます。

北アルプスは山の選択肢が多いので、やはり松本などでベースキャンプを構えていると安心ですよね。高山なのでさらに天気は不安定です。仕事をしながら天気の良い日を待って登るというのがベストではないかと思います。

街自体も自然が豊かで普通に過ごすだけでも楽しいです。ワーケーション中は松本城の近くにおしゃれな横丁があってそのあたりを散歩するのが日課でした。

松本城の近くのなわて通り商店街がお気に入り


宇都宮×那須岳

紅葉シーズンの名所でもあります

写真は天気がイマイチでしたが、「那須岳」もロープウェイでほとんど山頂まで行けるので初心者向けの山として人気があります。特にここは紅葉は見事で秋には観光客で賑わっています。

自分が行った時は宇都宮に滞在してそこからレンタカーで行ったのですが、宇都宮から1時間ちょいで登山口に着きます。ただその人気のあまりゴンドラ乗り場や駐車場がとんでもない待ち時間になってました。平日に行ってこれかと、、これが土日じゃなくて良かったなと心底思いました。

宇都宮をおすすめする一番の理由が「餃子」。下山してから那須塩原で温泉に入り、宇都宮で餃子とビールで優勝できます。そしてそのまま寝れます。その一連の流れができるのが宇都宮。宇都宮にワーケーションして那須岳登山をアクティビティとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

その他にもまだまだ

ここからは写真だけで紹介します。

八戸市×八甲田山

八甲田山の近くには十和田湖や奥入瀬渓流も楽しめます

盛岡市×三ッ石山

盛岡からバスで行けます 紅葉がすごい

前橋市×赤城山

前橋からなら群馬のシンボル赤城山まですぐ

米子市×大山

米子からなら山陰が誇る百名山の大山も目の前に

まとめ

登山は体力、時間、お金を総合的に使うアクティビティです。正直かなり消耗します。もちろんそれに相応する楽しさもあるんですが、ワーケーションで山の近くに滞在し、そこから近い山に気軽に行けるとその消耗を軽減でき、楽しさが強調できるなと感じました。

行ってみると感じるのですが、山ってその土地を象徴するものだったりします。日本ってつくづく山岳信仰が強いなと感じます。個人的にはその街のことを知るならできればその山にも登りたいなと思っています。

今回紹介した山は自分が登れるレベルの初級者~中級者向けなのでそこまでハードルが高くないです。装備を揃えるのが大変な方はロープウェイで登山口に行くだけでも楽しいですよ。是非登山もワーケーション中のアクティビティとして取り入れてもらえると嬉しいなと思います。

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