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原初の森の井戸

年末年始は天気が良いタイミングで、あちこち探索に出かけた。
実りのある時も、実りのない時もあるけど、知られざる島の姿を垣間見れて、ゲンバにでるのはとてもウキウキと楽しい。
南の島といえば、蒼い海でキャッキャウフフと浮かれるイメージだが、旅芸人のふたつ名を語っていた旅人時代の昔から、その辺のスタンスはあまり変わらない。気づけば島暮らしも20年を超えたロートルだから、海よりも山(山のない島では森のこと)が楽しい。
タイトルの井戸は、池間島の森の奥深くにあるトゥビガーという井戸である。石灰岩を削り込み、井戸口に仕上げた佇まいがとても美しい。
信仰にも近い、水の乏しい離島の離島ならではの姿であろう。

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