西哲生の聞書き近代能楽私史の出演能楽師一覧(36回まで)

国立能楽堂が毎月発行しているパンフレットには「西哲生の【聞書き】近代能楽私史」という3〜4ページほどの記事が不定期で連載されている。能楽師の聞書き、つまりインタビューで生い立ちや師匠のこと、これまでに受けてきた教えなどが語られている。地方で活躍する能楽師に焦点が当てられているのが特徴であり、なかなか他では聞けない芸談が掲載されている。非常に貴重なインタビューなのだが、もう50回を超えているにもかかわらず書籍にはまとまっていない(早くまとめて出版してくれ)。パンフレットの一記事として埋もれてしまうには非常にもったいない内容なので以下に調べがついた第36回までの出演能楽師をまとめた。36回以降のものもいずれまとめる。数字はインタビュー出演回、その横は出演能楽師(敬称略)である。

1 鵜澤寿
2 井上松次郎
3 大島久見
4 岡次郎右衛門
5 松本忠宏
6 廣田陛一
7 大蔵彌右衛門
8 守屋与四巳
9 浅見真髙
10 三島太郎
11 谷口正喜
12 穂高光晴
13 村瀬登茂三
14 古川七郎
15 笠井改
16 山田太佐久・能村祐丞
17 豊嶋十郎
18 奥善助
19 金井章
20 柿原繁蔵
21 野村又三郎
22 粟谷菊生
23 金春信高
24 山本勝一
25 橋岡久馬
26 今井泰男
27 大島寛治
28 三川泉
29 曾和博朗
30 茂山千之丞
31 梅若恭行
32 金春惣右衛門
33 種田道雄
34 松尾千代太
35 谷田宗二朗
36 帆足正規

個人的には九州の能楽師である柿原繁蔵師、松尾千代太師の話を読めたのが嬉しかった。また金春流太鼓方で今も活躍されている三島元太郎師の父上である三島太郎師の話も春日流のことなど語られており非常に興味深いものだった。

興味のある方がいれば写しをお渡しできるのでご連絡ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?