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Esperanza 2020、そして2021の聖夜に思うこと

2021年12月24日 金曜日のクリスマス・イヴ。
実母がクリスチャンなので、予定では毎年今日は深夜までイグナチオ教会でミサに参加する日。ですがこのコロナ禍で、母も(存命であれば)かなりの高齢です。
きっと慎ましく家でじっとしていることを願いながら、私は今年一年を振り返っています。

Twitterにも先程投稿したところですが、過去作品のEsperanzaをあらためて聴いています。未だ機材も旧式ながら、この作品には当時の私の夢と希望が沢山詰まっています。


配信日は2009年11月23日。3.11地震を知らない頃で、未だ世界が光りを失う直前の作品でした。

人の人生も世界情勢も、永遠に右肩上がりと言うわけには行きません。私は常に世のほころびを感じながら音楽活動を続けて来ました。遡ること、それは湾岸戦争の頃から始まったと記憶しています。
未だ自分自身の感覚を肯定し切れず、ハチャメチャな生き方をしつつも私は、今にして思えばずっと、「音楽」と言う手綱を握りしめたままその手を離さず現在に至ります。

その後2011年3月11日の地震からISの事件(いわゆるシリア問題等)が勃発し、その後紆余曲折を経て現在へと、私も時代もそしてこの記事を読まれている皆さまも翻弄されながらの今日、2021年12月24日はとてもとても、信じられないくらいに静かな聖夜となりそうです。

過去作品Esperanzaは、2020年にリリースしたDidier MerahのアルバムWorld of Nature』の中のEsperanza 2020として進化しています。


リメイク版にありがちなアドリブとか「溜め」やフェイク‥ と言う「崩した手法」を一切用いることなく、主メロを完全な形で残したままキーと速度と表現手法だけを変えて、まるで少女が女性へと変貌を遂げる時のように楽曲を進化させることが出来ました。

Esperanzaでは未だ悪夢を知らない希望を高らかに歌い上げ、Esperanza 2020ではいつか訪れるこの世の崩壊とその後に訪れる新たな世界への希望を描いています。
こうして後日、過去の私の作品を振り返ることにより、当時私が何を言わんとして一連の作品を静かに配信して来たのかと言うことが過ぎ去りし日の記録として蘇る度に、私は「予言」或いは「預言」の弱さを思い知り、辛くなります。

それは私や夫の予言(預言)がなかなか信頼を得られないことへの不満や悲しみよりも、予言を口にした時からそれが現実へと至るまでの速さが加速していることへの絶望感‥ とでも言えば良いのでしょうか。。

こういう時、政治家たちに何が出来るのか‥。
音楽家に何が出来るのか‥、そしてプレアデス星団からこの地球を傍観しているプレアデス人たちが今、何を思っているのか‥ 等について、最早考えてもそこに答えはありません。

ですが今日も、今年も規則的な速度で、聖夜は変わらずに訪れました。

せめて地球や自然神等に思いを寄せて、この世界の終わりが少しでも遠ざかるように祈って下さい。
勿論私も、毎日変わらずに祈り続けていますが、それを快く思わない人たちが居ることも甘んじて受け容れながら、今夜は神々と静かに語り合いたいと思います。


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