地獄は文字通りの場所なのか?それとも私たちの精神の暗部なのか?

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米国のMedium Daily Digestは2021年10月30日に、カムナ・キルティ(Kamna Kirti)が世界的に知られる5つの恐ろしく鮮明な地獄のイラストを紹介してきた。

日本でも、ハロインで騒いているが、私はドイツにいるとき、一歩も家から出なかった。

人は死んだらどうなるの?死後の世界はあるのでしょうか?それとも、私たちは生まれては死ぬという終わりのないサイクルの中にいるのか?はっきりとした答えはないが、かなりの割合の人が天国と地獄を信じている。

みなさんは、地獄が好きなようなので、紹介することにした。

https://time-az.com/main/detail/75526

最近の米国のピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)の世論調査によると、アメリカ人の72%が文字通りの天国を信じ、58%が文字通りの地獄を信じている。リベラル派は、地獄は「状態」として見直され、もはや死後の生活の場ではないと考えている。
『天国と地獄;死後の世界(Heaven and Hell: A History of the Afterlife)』の著者であるバート・D・エルマン(Bart D. Ehrman)は、近著の中で、地獄の肉体的・心理的な苦痛は、イエスや元々のユダヤ人の信者たちが説いたものではないと説明している。
地獄の苦しみは、ユダヤ教の「死者の復活」という概念を信じていなかった異邦人が後に改宗した際に生まれたものである。
キリスト教が発展するにつれ、人間が死ぬと魂は天国か地獄(煉獄)に行くという考えが固まっていった。
1300年代初頭に出版されたダンテの大作「神曲」(Dante’s magnum opus Divine Comedy)では、悪夢のような地獄の描写が紙面に再現されている。
多くの著名な芸術家たちは、ダンテの著作に直接基づいて死後の世界を理解している。また、17世紀以降の芸術家は、ジョン・ミルトンの『失楽園』(poem Paradise Lost by John Milton)からインスピレーションを得ている。
ジョン・ミルトンの『失楽園』は、著作権でも有名である。
つまり、死後の世界が現代の著作権を生み出した。

それでは、カムナ・キルティが紹介した5つの恐ろしいほど鮮明な地獄のイラスト。

1. ヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck)の「はりつけ」と「最後の審判」(1440-41年)

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学芸員のマリアン・W・エインズワース(Maryan W. Ainsworth)は、この絵を「極悪非道な発明」と表現している。
左側のパネルには、イエスの磔刑が描かれている。右のパネルは、上部にイエスの天上界での生活を、下部に地獄絵図を鮮明に描いている。煉獄の悲惨な姿には、ありとあらゆる拷問が描かれている。裸の体に蛇が絡みつき、怪物が人間の皮膚を引き抜き、骨が砕け散る。

2. ヒエロニムス・ボッシュ(Hieronymus Bosch)の「この世の喜びの園」(1490~1510年)。

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「喜びの園」の右パネル。「地獄の風景」の左パネル。、「木人(中央)、地獄の王子と呼ばれる怪物」の右パネル。
この絵は、それ自体が人生や死後の世界の知恵を吸収している。この絵の広大さに圧倒されることがよくある。
ボッシュは超現実的な地獄の表現を緻密に描いている。破滅的な世界、人間の死体を食べている怪物、人間の陰嚢とペニスを頭の上に乗せた木人。この画家が描いたグロテスクな冥界のイメージは、死後500年経った今でも私たちの背筋を凍らせる。

3. ウィリアム・ブレイク(William Blake)の「軍勢を呼ぶサタン」(1804年)

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ミルトンの『失楽園』に登場するいくつかの事件や人物、風景を融合させた絵画。
敵役のサタンは間に立って、神から地獄に送られた自分の軍団を呼び出している。その下にはベルゼブブ(Beelzebub)が座り、一番下にはダゴン(Dagon)がいru。ダゴンは上向きの人間と下向きの魚で、足にはうろこがついている。

4. ジョン・マーティン(John Martin)のパンデモニウム(1841年)

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映画『インフェルノ(Inferno)』のシーンは、マーティンの『パンデモニウム(Pandemonium)』にインスパイアされたものかもしれない。
マーティンの作品群は、ほとんどすべての絵に死(death)、腐敗(decay)、ディストピア(dystopia)を反映している。『パンデモニウム』は、そのような描写を持つ彼の作品の頂点のように思える。
地獄絵図は、赤熱した火山の溶岩が大地を飲み込んでいるようなイメージで描かれている。手前には鎧をまとったサタンが腕を振り上げている。鎧をまとったサタンが腕を振り上げ、血のように赤い空に稲妻が鳴り響いている。
この絵には、サマセット・ハウスの門やカールトン・ハウス・テラスのアーケードなど、ロンドンの有名な建築物が描かれていたという興味深い事実がある。

5. フランツ・フォン・シュトゥック(Franz von Stuck)作『インフェルノ(Inferno)』(1908年)

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蛇、悪魔、炎の穴など、地獄の物理的・心理的な恐怖を表現した作品。左端の女性は永遠に閉じ込められている。死んだような目をして、ずっと怯えているような表情が悪夢のようである。右側の女性は蛇に絡め取られており、イヴが追放されたことを寓意的に表している。
1909年にメットで開催されたドイツ現代美術展に出品された『インフェルノ』は、批評家から「主権的な残虐性」と賞賛された。

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