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イギリス経済、EU離脱で大損失。ロンドン市長、関係再構築要求。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年01月12日に、ロンドンのサディク・カーン(Sadiq Khan)市長は2024年01月11日に、ブレグジット(Brexit)の経済への影響を試算した調査結果を元に、イギリス経済はEU(European Union/欧州連合)に残留した場合に比べて昨年£1,400億を失ったと明らかにした。
この損失を食い止めるため、早急にEUとの緊密な関係を築くよう政府に求める方針を示した。

この調査は、ロンドン市の依頼でイギリス調査会社ケンブリッジ・エコノメトリクス(British research company Cambridge Econometrics)が実施した。

イギリスがEUにとどまった場合に比べて、2023年のGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)は£1,400億少なく、ロンドンだけでも約£300億を失った。これは国民1人当たりでは£2,000弱、ロンドン市民に限ると£3,400近くになる。

雇用もEUに残留した場合に比べてイギリス全体で200万人、ロンドンで29万人が失われたことになる。
全国では喪失分の半数を金融サービスと建設業が占める。何も対策を講じなければ、損失額は35年までにイギリス全体で£3,000億を超え、ロンドンだけでも£600億を上回るという。

カーン市長は、「強硬なブレグジットが経済の足を引っ張り、生活費を押し上げている」と指摘した。「この危機を解決するには、欧州近隣諸国との貿易協定を改善するため成熟した取り組みをする必要がある」と述べている。

そんなことは、イギリスのボリス・ジョンソン元首相(Former Boils Johnson British Prime Minister)が首相になる前、ブレグジット(Brexit)投票する前から分かっていた。

https://www.camecon.com/what/our-work/londons-economy-after-brexit-impact-and-implications/
https://www.camecon.com/wp-content/uploads/2024/01/GLA_Impacts-of-Brexit-report_Final.pdf
https://www.aa.com.tr/en/europe/sadiq-khan-eyes-re-election-as-london-s-mayor/2227652

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