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イギリス北海油田、当局が計画承認、大規模開発へ。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年09月28日に、イギリスのNSTA(North Sea Transition Authority/北海移行局)は2023年09月27日に、イギリス領北海にあるローズバンク(Rosebank)油田の開発計画を承認したと発表した。

ローズバンク油田の可採埋蔵量は推定5億バレルで、政府はエネルギー安全保障の強化につながるとしているが、環境保護団体などは、新たな石油・ガス田の開発はネットゼロ目標に逆行すると批判している。

ローズバンク油田はシェトランド諸島の沖合約130kmに位置する。

権益は石油・ガスでノルウェー最大手のエクイノール(Equinor)が80%、残り20%はイギリスのイサカ・エナジー(Ithaca Energy)が握る。

両社は開発に約US$38億を投じており、2026~27年の生産開始を見込んいでいる。

当局は今回、プロジェクトの承認に当たっては環境アセスメントなど広範な調査を行っており、ガイダンスに従って油田のライフサイクル全体を考慮した上で判断を下したと説明した。

政府は、「北海での石油・ガスの生産はエネルギー安全保障の維持に加え、ロシアのウクライナ侵攻で引き起こされたエネルギー危機の再発を防ぐ上で重要。」と述べている。

また、新規プロジェクトは環境負荷の軽減に向けた対策が講じられており、従来の開発より排出量は大幅に削減されるという。

イギリス領北海の石油・ガス生産量は20年前から減少傾向にある。

一方で、政府は石油・ガス産業は約20万人の雇用を支え、年間£170億の経済効果をもたらすとしている。

正直なところ、Brexitとコロナからの不況を乗り切るために、不可欠と言える。

待っていても、天からお金は落ちて来ない。

まさに、ここ掘れワンワンである。

イギリス式民主主義は、いつも政府が裏切る。

もう、見飽きた。

しかし、太陽光と風力では、賄い切れないのも事実である。

イギリス領北海にあるローズバンク(Rosebank)油田の緯度、経度。
60°47'09.6"N 4°16'45.6"W
または、
60.785992, -4.279325

https://europe.nna.jp/news/show/2572128
https://www.reuters.com/business/energy/uks-rosebank-oil-field-development-gets-go-ahead-2023-09-27/
https://www.nstauthority.co.uk/news-publications/news/2023/consent-granted-for-rosebank-project/
https://www.equinor.com/news/20230927-rosebank-field-to-progress-in-the-uk
https://www.equinor.com/news/20230927-omv-long-term-gas-sales-agreement
https://edition.cnn.com/2023/09/27/energy/rosebank-oil-gas-field-britain-climate-intl/index.html
https://gcaptain.com/uk-green-lights-3-8-billion-rosebank-oil-and-gas-project-in-north-sea/
https://www.upi.com/Top_News/World-News/2023/09/27/regulators-approve-North-Sea-Rosebank-oil-field/5131695802478/
https://www.thenationalnews.com/world/uk-news/2023/09/27/rosebank-oilfield-receives-approval-from-regulators/
https://www.telegraph.co.uk/business/2023/09/27/rosebank-oil-field-ithaca-climate-activists-backlash/
https://eandt.theiet.org/content/articles/2023/09/development-on-controversial-rosebank-oil-field-given-the-go-ahead/

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