見出し画像

結果みんながハッピーになれればそれでいいじゃん、というお話

こんにちは、デジリハLAB担当の野呂です。

突然ですが、今日はわたしのことについて書いていきますのでお付き合いください。

noteを読んでくださっている皆さま、デジリハを応援してくださっている皆さまの中には、「そもそも野呂って何者?」と思われている方も多いのではないでしょうか。

より多くの方にデジリハ、そしてデジリハLABを知っていただきたい。

思いが届いた方に応援していただきたい。

どんな形でもいいから一緒にプロジェクトを進めていきたい。

どんな人も普通に過ごせる当たり前の社会をつくりたい。(普通に戻したい)

そのためには、わたしのことも知っていただく必要があるのでは、と思いあわててこの記事を書いているのです。


いつも記事には「デジリハLABの野呂です」と書いていますが、本職は作業療法士です。

デジリハプロジェクトに出会うまでは小児のリハビリをしておりました。

所有資格は作業療法士ですが、実はわたしは作業療法士にこだわりはありませんでした。

もちろん、作業療法士として作業療法をし、料金をいただいているのですから結果を出すために日々時間をかけて支援の準備をし、勉強し、子どもたち・保護者様には責任を持って向かい合ってきたつもりです。

しかし、わたしの中では「作業療法をしている」わけではなく一個人としてその子に今何が必要なのか、楽しく生きていくためにはどうしたらいいのかということを考えて実行する。そのために作業療法士の知識や技術というひとつのツールを使うという感覚なのです。

そんな考えを持ちながらも、日々現場では「作業療法」「リハビリ」「訓練」を求められます。

そりゃそうです。それが作業療法士の一般的な仕事でしょう。

では、果たして子どもたちや保護者様は「作業療法」「リハビリ」「訓練」を本当に求めているのでしょうか。

実は「関係ない」のではないかと思います。

子どもが楽しく安心して健やかに成長していくことができれば、そこにサポートする人が「作業療法士」である必要がない。

「作業療法士」だろうが「理学療法士」だろうが「警察官」だろうが「建築士」だろうが、むしろ資格の有無なんてどうでもいいのではないか。

作業療法士や理学療法士の方のなかには共感できない!という人も多いと思います。作業療法士になりたい!と決意し、努力して資格を取り、勉強し、誇りを持ってリハビリをしている方には悪く聞こえてしまうかもしれません。わたしは自分の考えを書いているのであって、作業療法士や理学療法士の方の考えを否定しているつもりはまったくないのですが伝え方が難しいです。相手に自分を知ってもらうのは勇気がいることですね。


そんなわたしがひょんなことからデジリハプロジェクトに関わることになりました。そしていろいろあってデジリハLABのリーダーをしています。

デジリハLABはプロジェクトの中では当初、「デジタルアート&プログラミング教室」と呼ばれていました。

大変だ、デジタルアートもプログラミングもわからない。

「デジリハ」の「リハ」はわかるしできるけど、「デジ」部分がわからないし、これまで関心を持ったこともない。えらいことになった!


まずはデジタルアートを観にいった。感動した。そして製作者や主催者のことを考えた。これは人を楽しませるためにつくられたものだ。見に来る人に感動を与えるためにひとつひとつの演出に時間と労力をかけたんだろうな。これまでデジタルアートに興味や関心がなかったけれど、「相手が楽しく過ごすためにはどうしたらいいか」を考えて実行するということは、これまでわたしが子どもたちと向き合ってきたときの考えと同じでした。


そしてプログラミングを触ってみた。訳が分からない。そもそも医療・福祉の現場で働いてきたわたしにとって、パソコン作業なんて日報の打ち込みやカルテを記録したり、報告書や資料を作ったりするくらい。プログラミングは好きになれないかもしれない、、、でもやるしかない!やってだめならそのとき考えよう。子どもたちの未来のためだ!


そんなわけで、今わたしはプログラミングをしています。努力と執念の結果なのか?意外と向いていたのか?(前者だと思う)子どもたちにプログラミングを教えることができるまでに成長しました!!!好きになったかどうかは置いておいて、プログラミングの魅力も相手に伝えることができます。


やばいやばいやばい!プログラミングできないのに教えなきゃいけない!というパニック状態から少し余裕ができ、冷静になってみると「作業療法士」というツールの他に「プログラミング」というツールが増えた!と考えられるようになりました。「子どもたちが楽しく安心して健やかに生きていく」ことをサポートをしたいわたしにとってはとてもプラスなこと。結果オーライな感じもするけどよかったんじゃないか!


とはいえ、プログラミングのプロフェッショナルになったわけではないわたしがデジリハLABでなにを子どもたちに教えていくのか、と考えたとき、「作業療法士」というツールを使うことにしました。「リハビリ」って医療従事者、リハビリを受けたことがある人、または知り合いが受けているのを見てきた人以外知らないんじゃないのか。子どものころにリハビリを知る機会ってない気がする、みんながリハビリを知ることで社会がなんか変わる気がする、と感じたのです。そうして、ワークショップとして「リハビリ体験」をデジリハLABのカリキュラムに入れてしまいました。

プログラミング教室はたくさんあります。これからもたくさん増えていくでしょう。デジリハLABはプログラマーは育てられないけど、もっと違うものを学べる場にしたい思っています。


数か月前まで、作業療法士のわたしが毎日リュックでパソコンやセンサーを持ち運んでいろんなところに出かけるなんて想像もしていませんでした。

「野呂さん作業療法士やめたの?プログラマーになるの?」と聞いてくる人もいるでしょう。

「やめてないし、なりません!」

対象となる方が楽しく人生を送れるように必要なものを身に着けて必要な時に使う。

むしろこれが作業療法の究極の形とも言えるのではないでしょうか。

こんな職業不定のわたしと話したい!もしくは物申したい!という作業療法士さん、理学療法士さんがいたらご連絡いただけるとうれしいです。

次回はデジリハLABについての記事を書きますね!

ではまた(^^)/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?