意外に若いザ・たっち

先日『モンスターストライク』というソーシャルゲームのイベントが有明アリーナで開催されたようですが、人気キャラクターというルシファーの獣神化・改が発表されるなどして話題となったようです。

筆者はソシャゲはゲームではなくギャンブルであると認識しているので基本的には距離をおいており、ソシャゲは遊ぶものではなく観るもの、というモットーで接しているわけですが、その関係で動画などを観ることはあり、そのなかでもタレント性の高い演者の多いモンストには注目せざるをえなかったわけです。

芸人と素人の接点

ところで皆さんはソシャゲの界隈に芸人が多いことをご存知でしょうか。

たとえばモンストでいうとザ・たっちやゴー☆ジャスなどが有名ですし、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』という作品ではベジータのものまねで有名なR藤本も参戦しているようです。

Z世代以降の若者にとってはYouTuberのほうが知名度が高いのかもしれませんが、筆者のような世代の若者にとってはゴー☆ジャスやR藤本のほうが印象的ではあり、特に筆者は『笑いの金メダル』のような番組でマイナーな芸人まで追っていた人間なので、一発屋流行の末期に登場した一発屋にもなれない一発屋であったゴー☆ジャスやR藤本のことはよく覚えているわけです。

当時筆者はゴー☆ジャスのことをX JAPAN再結成などで話題になりつつあったヴィジュアル系と関連付けて密かに応援していましたし、R藤本のこともサイヤ人地球襲来! というナッパとのコンビとして印象に残っていました(実はナッパのほうが印象的だったかもしれません)。

そんな彼らがまさかネットの時代に特異な活躍をみせることになるとは思ってもみませんでしたが、テレビタレントとしては微妙な立ち位置の彼らであったからこその帰結といえたのかもしれませんし、オリエンタルラジオの中田敦彦同様ある種芸能界を追放された存在であったのかもしれません。

芸人と素人の接点としては、ある意味で彼らは適任だったのかもしれません。

ザ・たっちという盲点

ゴー☆ジャスとR藤本は個人的に印象に残っているのですが、世間的にはザ・たっちのほうが知名度はあったといえるのかもしれません。

ゴー☆ジャスは一度も流行をおこしたことはなく、当時の一発屋の潮流のなかで一部にその特異性を注目されただけでしたし、R藤本にいたってはナッパと共に一、二度テレビで観たことがあるだけです。

それだけで印象に残している自分も我ながら凄いなとは思うわけですが、それらに比べるとザ・たっちはある程度流行を起こした存在であるといってよく、一般的にはザ・たっちしか知られていないかもしれません。

筆者は芸風的に特別に好みというわけではなかったのでザ・たっちの活躍はそこまで追っていたわけではなく、正直にいうと消えていたタレントだったのかなぐらいにしか思っていなかったのですが、今Wikipediaで過去の出演番組を調べてみると意外に継続して出続けているということで驚きました。いまだに人気タレントなんですね。

また所属事務所を調べてみるとホリプロということで、これも意外でした。
てっきり吉本興業のコテコテの文化のなかで育った芸人だと思っていたので。

そしてそれ以上に驚きだったのが二人の年齢であり、なんと1982年生まれということで筆者よりも年上ではありますがほぼ同世代といってよく、厳密にいうと中田敦彦らのほぼ同年代にあたるようです。

二人は2003年にコンビを結成しているということでオリラジよりも2年は早かったようですし、またコテコテの芸風という印象があったのでてっきりひとまわり上の世代だと思っていたのですが、意外に低年齢だということに驚きました。

まあそこらへんの若い感性が彼らをソシャゲに結び付ける原動力になったのかもしれませんが、いろんな意味で盲点といえば盲点といえるコンビだったわけです。

これは筆者だけの印象ではなく、世間的にもオリラジと同世代のコンビだといわれると違和感を抱く人が多いのではないでしょうか。

まあどうでもいい話だといわれるのであればどうでもいい話なのかもしれませんが(笑)。

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