Digital Faith

Digital Faithは直訳すると「デジタル信仰」という意味ですが、過渡期に生きる…

Digital Faith

Digital Faithは直訳すると「デジタル信仰」という意味ですが、過渡期に生きる現代人の傾向を示唆すると同時に、「デジタルは信仰に資する」というモットーを表明する言葉でもあります。

最近の記事

違和感の先にあったバウモン

モンスト開発者動画で仄見えたバウモン 筆者は基本的にソシャゲはゲームの形をしたギャンブルであり、実質パチンコと同じようなものと現状では認識しており、パチンコがそうであるように基本的に文化としては無関心に等しかったわけですが、ガチャ動画などはエンタメの一種として成立しているということで一定の受容はしていたわけです。 たとえばお笑い芸人が罰ゲームで叩かれて痛がる姿を見せる時に筆者は実際にはそんなに痛くないだろとさめた目でみてしまうタイプの人間なのですが、それに似たような感覚を

    • スターオーシャン セカンドストーリーのリメイクを前にした基礎知識

      スターオーシャン セカンドストーリーとは何か 『スターオーシャン セカンドストーリー』がPlayStation向けソフトとして発売されたのは1998年7月30日のことですが、発売元はエニックスであり、当時はまだスクウェアとの合併がなされていない時期でした。 時期的にいうとスクウェアが『ファイナルファンタジーVII』で全盛を極めつつあった頃でもあり、当時は発売されるRPG作品の多くがその影響を感じさせるものだったわけですが、この作品もその例外ではなく、また当時エニックスの看

      • サービス開始数日の秋に水着イベントは露骨すぎてネタにしかならん

        『ファイナルファンタジーVII』のソシャゲ新作が発売されたものの 今月七日にスクウェア・エニックスにより配信の開始された『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』はファイナルファンタジーシリーズの代表作といって過言ではないVIIをモチーフにしたソシャゲということで、近年のスクエニの初動売り抜け商法が事前に心配されたようですが、期待されたとおりのスカスカな内容ということで多くのファンを納得させたようです。 初動売り抜け商法とは、自社の看板タイトルを用いて短期で客を集

        • 気(Qi)がつかえるようになりました

          大気中の波動をこの手に 一般的に気というと中国の哲学用語として知られ、日本では『ドラゴンボール』を通して若者にも広く普及した概念であるといえるでしょう。 かくいう筆者も典型的なドラゴンボール世代ではあるので、子供の頃よりかめはめ波の練習などはしていましたし、おおげさにいうわけではなくて比較的最近までまじめにかめはめ波が出せるのではないかと考えていました。 冷静になって考えてみれば出せるわけがないのですが、筆者はその点頭が悪いので真面目に出せるだろうと思っていたものです。

        違和感の先にあったバウモン

          国産RPGの負の側面を煮詰めた『BLUE PROTOCOL』

          今期最注目の国産RPG バンダイナムコエンターテインメント(旧バンダイナムコゲームス)の子会社にあたるバンダイナムコスタジオが開発し、同じく子会社にあたるバンダイナムコオンラインによってサービス提供が開始された期待のオンラインRPG『BLUE PROTOCOL』ですが、開発に10年近い時間をかけたとされるわりには世紀の駄作であるとして局所的に話題となっているようです。 しかし、昔からゲーム業界をみてきた層にとっては、バンダイナムコという社名を聞いた時点で「ああ、そのライン

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          人口動態にみる常識の変遷

          甲子園を観戦していて たまたま筆者は宮城県代表の仙台育英と福島県代表の聖光学院の試合を観ていたわけですが、宮城県代表といえば東北高校も有名ではあり、仙台育英と東北高校は二強とはいわれていましたが、どちらかというと東北高校のほうがやや主流ではあったようです。 しかし、2010年代に仙台育英が連続して甲子園に出場するようになったのとは対照的に、東北高校は2016年の一回のみであり、零落してしまったという印象は拭えないようです。 宮城県と福島県は原発の処理水の問題でも話題となっ

          人口動態にみる常識の変遷

          ヒップなDJは性の解放を叫ぶ?

          DJ SODAの騒動を簡潔にまとめると 今この瞬間に記事を読んでいる読者はDJ SODAの騒動についていわれなくてもわかるでしょうが、特筆性に値しない人物と事象ではあるがゆえに時間を置いて読んだ読者には何のことかわからない、となるでしょう。 そこでそうした読者のために大雑把に騒動の全体像をまとめると、2023年8月13日に大阪で開催されたMUSIC CIRCUS'23という音楽フェスティバルで、DJ SODAという韓国のアーティストが出演中に観客に胸を触られたということで

          ヒップなDJは性の解放を叫ぶ?

          中華ゲームを遊ぶうえで参考になるリチャード・ストールマン

          ハニートラップとしての中華ゲーム 最近のゲーム市場は中華ゲームが一大旋風を巻き起こしているわけですが、一時の流行は過ぎ去ったなどとはいわれながらも、停滞する国産ゲーム市場を横目に躍進を続けていることはだれにも否定できないといえるでしょう。 今知られているタイトルとしては、Yostarの『アズールレーン』『雀魂』『アークナイツ』『ブルーアーカイブ』、miHoYoの『原神』『崩壊:スターレイル』、C4gamesの『放置少女』、NetEase Gamesの『Identity V

          中華ゲームを遊ぶうえで参考になるリチャード・ストールマン

          Twitterロゴの変遷

          ダサいXで話題になるTwitterのロゴ Twitterを買収し自身のX社傘下に置いたイーロン・マスクですが、ヴィジュアル系バンドのXのごとく創造的破壊ともいうべき暴挙に出てTwitterのサービス名とロゴをXに変更してから数日。 Twitterがアプリとして提供されているApp Storeでは「Xはダサい」や「中二病臭い」といった批判が渦巻いているようであり、かねてよりX JAPANの動向を追ってきた筆者としてはXというロゴに対する素直な世評を見せつけられたようで複雑

          Twitterロゴの変遷

          代替品としてのアーマード・コア

          アーマード・コアVI発売を前にして かつてのフロム・ソフトウェアの看板商品として知られるアーマード・コアの新作である『アーマード・コアVI』が今月25日に発売されるとして話題になっているようですが、かつての同作を知っている層にとっては、この話題になるという展開自体が予想外であるといえるかもしれません。 というのも同作は(今となっては)評判の悪いPlayStation向けのタイトルとして当時は知られていたからであり、2000年代にかけてはマイナーなタイトルといえましたし、実

          代替品としてのアーマード・コア

          Twitter JapanがX JAPANは草

          イーロン・マスクのX社によって買収されたTwitterがサービス名そのものをXに置き換えるということが発表され世界に波紋を広げているようですが、筆者はSNSに無関心であるのでそのこと自体による影響は皆無なのですが、その日本支社であるTwitter Japanの社名がX JAPANになるかもしれないというネットニュースをみて無関心でい続けることはできなくなりました。 なぜなら筆者はX JAPANの動向を再結成で話題になった2007年ごろから追っていたからであり、また今年になっ

          Twitter JapanがX JAPANは草

          映画路線の実現に必要な高スペック

          先月発売された『ファイナルファンタジーXVI』は事前に「神ゲー」などと期待されながらもその期待にはこたえきれなかった作品との評価で落ち着きつつあるわけですが、ようするに人々はゲームらしいゲームとしてのFFを期待していたわけであり、かつての国民的RPGとしての姿を思い浮かべたがゆえの「神ゲー」という前評判であったと考えられるわけです。 それはおそらく任天堂時代のFFを指した表現であったと考えられ、今作はVII以降に選択された映画路線を連想させる作風であったことから、一転して酷

          映画路線の実現に必要な高スペック

          やはりネットミーム化していた「令和最新版」

          たまたまネットで昨今の日本のゲーム事情を調べていたわけですが、そこで最近人気の中国ゲームに関連するかたちで令和最新版という言葉を見つけたわけです。 筆者はこの言葉に見覚えがあったわけですが、あまり細かいことを気にしない人は普通によくある日本語というふうにしか感じなかったかもしれません。 しかし、実はこれ中国系の組織が日本人向けに安価な模造品を売りつける際によく用いられる表現であり、そういった表現に目をつける感性の鋭い人々によってネットミームとしてここ数年用いられるようにな

          やはりネットミーム化していた「令和最新版」

          ディアブロIVの値段はスーファミを連想させるか

          最近『ディアブロIV』で弱体化パッチが入ったなどと話題になっているようですが、先月発売されたばかりだったんですね。 最近のテレビゲームは発表されてからの制作スパンが尋常ではなく長いのが普通で、『ディアブロIV』の話題もずいぶん昔に出ていた気がするのですが、筆者はてっきり数年前には発売されているのかと思っていました。 筆者自身は20年ほど前にPlayStationで日本語化された初代を遊んだくちであり、実は名作とされるIIなどは最近になって遊んだという典型的なJRPG世代な

          ディアブロIVの値段はスーファミを連想させるか

          ポケモン第1世代のみたカードゲーム

          最近ポケモンカードなるものが流行しているようですが、ギリ昭和生まれの筆者が子供の頃にポケモンは登場したので、筆者はその第1世代といって間違いはないでしょう。 筆者のなかでポケモンというと赤・緑・青・黄という印象が強く、実はそれ以降のシリーズ作はまったく知りません。 また該当の作品自体まわりの友達は皆遊んでいたものの筆者だけは遊んでおらず、『ポケモンピンボール』だけシリーズ作では遊んだ記憶があります。 つまり、RPGとしてのポケットモンスターはほぼ遊んだことがないという極めて

          ポケモン第1世代のみたカードゲーム

          二枚目から三枚目へ移行した北山宏光

          筆者自身はここ十年まともにテレビを観ていないのでまったく知らなかったわけですが、ジャニーズ所属のグループ、Kis-My-Ft2のメンバーとして知られる北山宏光がグループからの脱退と事務所退所を表明していたようです。 なぜ今日になってそれを知ったのかというと、又聞きで『音楽の日』という番組で司会の中居正広がつっこんだという話を知ったからであり、それで気になって調べてみたら先月には退所を表明していたようです。 正直今のテレビは数ある選択肢の一つにすぎず、昔のように世界の全てで

          二枚目から三枚目へ移行した北山宏光