博士

アメリカの入国審査がとっても苦手【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】

第7回

携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。

第1、3、5金曜日更新
<著者:山根康宏>

飛行機を降りてからまず最初に向かうのが入国審査。アジアではほとんど何も聞かれないし、ヨーロッパでもせいぜい「何日滞在」くらいしか聞かれることは無い。イギリスはその点は厳しく渡航目的や滞在日数を細かく聞かれることがあるものの、ホテルの予約表や次のフライトのチケット控えを見せればすんなり入国させてくれる。モスクワではこちらの顔をちら見したくらいで、あとは黙々と作業を進め、印刷した入国カードを渡されるので逆に緊張してしまったが、ここでも特に何か聞かれることは無かった。

しかしアメリカの入国は今でも苦手だ。というのも2回に1回は係員に何かと話しかけられてしまうのである。自分は展示会取材と携帯電話を買いにきただけで、怪しい人間ではないのだが、入国審査官側は何か感じるのだろうか。また緊張しまくっているので、自分の硬い表情に怪しさが表れているのかもしれない。

↑ニューヨークJFK空港到着後はいつも鉄道でマンハッタンの宿に出る。しかしその前に当然ながら入国しなくてはならない

ここから先は

2,404字 / 4画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?