博士

ロンドンの2畳半のホテルが快適!宿を選ぶなら狭い部屋に限る【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】

第3回

携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。

第1、3、5金曜日更新
<著者:山根康宏>

数年前のロンドンの宿。フロントでチェックインを済ませ、さて部屋に行こうと思ったところ「ここですよ」と案内されたのは、フロントのすぐ横の従業員控室と思えるような入口だった。しかしそこには「6」としっかり部屋番号が書かれている。恐る恐るドアを開けてみると、すぐ目の前にはベッドがあり、アイロンがけされたシーツが綺麗にかけられていた。

旅先でどんな宿を取るのか、旅行の計画を組む時に自分は最も時間をかけて決めている。あてもなく気ままな一人旅ならば現地到着後に宿を決めるのもいいだろうが、自分の場合はプライベートな旅行の時でもスマートフォンは5-6台、ノートPCやデジカメなどたくさんのIT製品を持ち歩いている。宿が見つからずに野宿になった、なんてことになるのはできれば避けたい。学生時代は周遊券片手に日本各地を「駅寝」しながら旅したが、海外は治安の問題もあるし野宿旅を楽しむ歳でもない。

↑年に数度はロンドンへ。高級デパートの市場調査などをしつつ、泊まるところはいつも安宿

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