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VALORANTの新しい3強、出そろうか

VALORANTの競技シーンは年々過熱しており、それは2023年も同じようなことが言えそうである。最も、去年優勝したLOUDは当然のこと、DRXやNAVI、PRXも2023年度では強豪であることには間違いない。しかし、ここへきて、とあるチームが躍進を遂げていた。それこそがFNATICである。

直近のFNATIC戦績
2-0 vs Team Liquid(EMEA)
2-1 vs FUT Esports(EMEA)
2-0 vs Natus Vincere(EMEA)
2-0 vs Kermine Corp(EMEA)
2-0 vs KOI(EMEA)

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VCT2023は2022年度とは異なりリージョンごとにリーグ戦を行い、最後にマスターズでトップチームが優勝をかけて争う構図になっている。EMEA、アメリカ、パシフィックの3リージョンでそれぞれ4チーム、4チーム、3チーム、中国から招待を受けた2チームがMasters東京で争うことになる。

直近のDRX戦績
2-0 vs T1(KR)
2-1 vs PRX(APAC)
2-0 vs Team Secret(APAC)
2-0 vs T1(KR)
2-0 vs KOITeam Secret(APAC)

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中国枠に関しては現在も議論が巻き起こっており、いわゆる中国びいきではないかという声は聞かれるものの、EDGASEなどがEMEAやアメリカの競合にどこまで肉薄できるか見ものである。

パシフィックリージョンは3つのリーグの中でも最も早く結果が出そろうことになりそうで、例年通り、DRXとPRXが進出、そしてT1の3チームが出場権を手に入れた。なんと、3チーム中2チームが韓国KRであり、韓国ゲーム界の底力を見せつける形となった。

日本代表は惜しくもMasters東京への切符はつかめなかったが、アジア勢がどこまで好調なFNATICやLOUDとやりあえるのか楽しみでもある。

そして、上述したとおり、去年優勝候補ではなかったが、今年になって一気にその筆頭に躍り出てきたチームがいる。FNATICは去年とは異なる構成となっており、クロニクル(Chronicle)やダーク(Derke)、レオ(Leo)の活躍が光っている。

そんなこんなで、そろそろ今年の3強(3つのリージョンの王者)がそろそろ決まりそうではあるが、彼らが東京で下馬評通りの試合を展開するのか、それとも出場枠を確保したチームのジャイアントキリングが起きるのか、否や中国の台頭を目にすることになるのかはわからない。まだ何が起きるかわからないVALORANTの世界大会でどこのチームもホームではない日本でどのようなドラマが待っているのかは6月12日以降にわかる。

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