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チラ見せイースター


↑向かって左の角が欠けているように見えるのは合成に失敗したのではなく、焼きあがったときに既になかったのであります…。


なぜ冒頭でかしゅたんが「今年も」と言っているのかはこちら↓

(考えてみたら、この二人もコーヒー豆氏に仕事を持っていかれたキャラ達ですな)

そう、今年も、なんです。
このイースターも忙しさにまみれ、きちんと整理して調べて「これがチェコのイースターの伝統ですよ」とお伝えするのには手も頭も回らない、という(「そのわりに小説書いとるやん」というツッコミが聞こえてきそうですが、ただいま絶賛カフカに中毒中、執筆をやめるわけにはいきませぬ…おかげで仕事のほうが押してます…いいのかそれで)。

チェコとスロバキアにはとても面白くかつ理不尽な(笑)イースターの伝統があるので、今年は紹介できるか?と思っていたのですが。またしても来年に持ち越し。

冒頭の漫画のケーキは私が唯一、イースターのお祝いとして実行しているもので、Velikonoční beránek(イースターの子雄羊の意、単にberánekとも)横の長さ30cmくらいの焼き菓子です。イースターが近づくと、よく売り出されていますが、買ったことはありません、自分で焼いています。
元々は、イースターの断食明けに子羊の肉を食べる習慣があったのですが(ユダヤ人のエジプト脱出の際に食べられたことに由来、だそうです)一般庶民には肉は手の出ない贅沢品であったことから、子羊を象ったお菓子が焼かれるようになったそうです。
なんだか、クリスマスの魚ケーキと同じパターンですな。

この程度の内容で申し訳ございませんが、今年、イースターについて語れるのはこのくらいかと。

イースターが祝われる地域にお住まいの方は、ぜひ楽しいイースターをお過ごしください。


【2023年4月8日13時チェコ時間・追記】
投稿して数時間経ってふと思ったのですが。
「イースターって、キリストの復活祭じゃん?なぜにキリストが生まれるずっと前の旧約聖書に由来した食べ物がイースターの伝統になってんのん?」と…。

【2023年4月8日15時チェコ時間・追記】
どうしても気になってきたので、もうちょっと詳しく書いているサイトはないか、と探してみたら、すぐ出てきました。
モーゼがイスラエルの民を引き連れエジプト脱出をして以来、その脱出を記念して子雄羊を生贄として神にささげるのが習慣となり、その際、祭壇に子雄羊の血を注いでいたそうです。そしてゴルゴタの丘で十字架に血を注いだキリストと生贄が祭壇に流す血が重ねられる、ということからイースターに子雄羊を食べる習慣になったのだ、ということです。
ふう、疑問に思うって、大切ですね…。


豆氏のスイーツ探求の旅費に当てます。