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墨で鳥・黒考良の変

水墨画で描く鳥の作品をお披露目する「墨で鳥」、今回はコッコーラに挑戦です。

コッコーラとは……鳥の種類の名前ではありません。穂音さんの長編小説『ミズ・ミステリオーザ』に登場するカラスのお名前。

私がニシコクマルガラスに墨で挑戦するたびに穂音さんはそこにコッコーラを見てくれていたのですが、ニシコクマルガラスと違ってコッコーラは真っ黒の設定。じゃあコッコーラはハシボソガラスかしらね、と前回の「墨で鳥」のコメントでおっしゃっていました。

そう言っていただくと、ハシボソガラスに墨で挑戦したくなってしまうではないですか。

二枚挑戦したうちの二枚目をお披露目したいと思います(一枚目は失敗。描き始めてすぐに「○○薬局で△△が大安売りだって!」と話しかけられたのが原因だと思われる)。

条幅半切を適当に切ったもの。30 x 35 cm

勝手にコッコーラを漢字変換(著者様に叱られないか少々心配)。
しかしまだまだ改善の余地はありますな。「黒いんだし」と思いながらどんどん筆を重ねていくと、なんとも全体的にモサモサした感じになります。
近いうちにまた挑戦したいです。

最近、鳥同盟の長に「ワタリガラスはチンパンジー並みの知能らしい」という豆知識をいただき、ワタリガラスについて調べていたところ、ワタリガラスが飛んでいるカッコいい写真を発見。参考にして描いてみました。

こちらも条幅半切、29 x 35 cm

これは裏打ちに回したいくらい気に入っています。

以下、最近の墨による鳥の絵です。

書道半紙(24 x 33 cm)
以前も同じような構図で描いたことがありますが、今回のほうが断然良いような気がします……二年前の話だし、成長していてくれてないと困るんですが。
書道半紙(24 x 33 cm)カルガモ。

今回の墨で鳥、以上です。



【おまけ】
私が講師を務める墨絵教室に最近通い始めたご婦人の練習の一枚。

これも立派な「墨で鳥」、いや、「墨と鳥」かな?……ぷぷ。

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