見出し画像

季語の美しさにもだえ詠んでみる~春の覇者決勝戦

本記事はらべあろ企画『春の覇者はわたしで決まりよ』決勝戦への参戦記事です。
……へ?決勝戦って、言いました?
決勝戦って、予選を勝ち抜いた選手が出るヤツ?
あ、はい、分不相応ながら、そんな流れになりまして。

ちょっと待った。アンタ、二回戦に超勘違い句を投句してなかったか?
ええ、そりゃあもう、あの十七音自体に「間違い」などはないはずなんですが、それを詠んだ背景がね、なんともこっ恥ずかしいものでして(寝る前に投句して朝起きたらウミネコ編集長から非常に紳士的に救命ボートが出されていた……感謝してもしきれない)。

とにもかくにも「勘違い解釈に基づいて詠んだからこそ今までとは違ったテイストの句になった」のかもしれない二回戦句で、決勝戦に出られることになりました。

それで、決勝戦のお題季語は?

「花の雨」、だそうです。
あまりの季語の美しさに、お題を見てまず呆然。
自身に出された課題だということをしばし忘れる。

もうコーヒー豆氏とおふざけ投句記事をしたためている場合ではありません(ということで、豆氏は現在私の傍に滞在中ですが、決勝戦に顔を出す気はない模様)。

ではこちら、決勝戦への拙参戦句となります。


花の雨ななめ手前の大気飲む
(はなのあめななめてまえのたいきのむ)


ん?主催者様からのサブお題、「花鳥風月を詠み込む」は、いずこへ……?

えっと、「風」って、つまりは空気のことでしょ?
と言うことで(?)、花鳥風月の詠み込みは「大気」でご勘弁を。汗

ラベンダーさん、Alohaさん、この度もお世話になります。よろしくお願いいたします。
決勝戦に出場できた、これだけで感無量です。一回戦、二回戦にて拙句に投票してくださった皆様、この場を借りて御礼申し上げます。


『花の雨』 19 x 29,5 cm 水彩


🦖🦕🦖🦕