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AIと張り合う「つまらないマンガ大賞」


えっと、まず2コマ目の謝罪を…。
もっと他にいい例があったはずなんですが。乾麺を買うのは便利だけど手作りパスタにこだわる、とか、服は買わずに手縫い手編みにこだわる、とか。
分かりにくい例になってしまい申し訳ありません。
まるで人工知能に「レトロ 家事」とか入力したみたいなアイデアになってしまいましたな…って、それもAIに失礼か。

そして本題の言葉入力だけで絵を描いてくれる人工知能のお話ですが。

こんなに流行り廃りに疎い私にも引っかかってきた話題ですから、きっと有名なんだと思いますが、夏休みのいつだったかに、初めてMidjourneyという代物の存在を知りました。

なんとなんと、絵師の絵筆はアナログかデジタルか、とかそういった問題ではなく、ツールは「適切な言葉の選択・入力」。

どんな絵が作れるのか見られるサイトのリンクを張ろうかと思いましたが、Midjourneyで検索していただければいろいろ出てくると思うので省略。
きっといろいろな作風のものができるのだと思いますが、私が見た限りでは「ファンタジー映画のワンシーンのような写実的かつ幻想的な中にグロテスクさも加わるかも」という絵が多い気がします。
個人的には好みでない絵が多かったので、へええ、そういう世の中になってきたんだね、と眺めていたのですが。

先日はアメリカでMidjourneyに作らせた絵がデジタルアート部門で優勝してしまったんだとか。

ちゃんと読んでみると、作者(言葉選択者?入力者?)は何もしなかったわけではなく、Midjourneyに作らせたものにさらに時間をかけて加工を加えているようですが。

確かに、絵を描く者としては気分のいい話ではありませんね。
ただもうこれって、技術の進歩に従って起こるべくして起こっている感じもします。
100%人間の絵描きの仕事を乗っ取ることはないでしょうが、ある程度仕事は持っていかれるのでしょうね。
今、無料有料素材でネットでダウンロードされているイラストなどは「ちょちょっと言葉を入力してオリジナルのかっこいいのを作って使おう」という発想になっていくのではないかと。

でも、イラストレーター・絵描き・画家の仕事が完全になくなる、そんなことは起きないと確信しています。

高品質のカメラを誰でも買える世の中になっても写真家がいなくならなかったように、どんなにボーカロイドが流行っても生身の歌手がいなくならなかったように。
絵描きもいなくならないでしょう。

仕事がどうの以前に、どんなに人工知能があらゆる絵を作成できるようになったところで、絵を描きたい人の絵を描きたいという衝動は埋まらない。

ちなみに私は現在、フリーランスでいろいろな仕事を掛け持ちしてまして、普段は「いつか描く仕事、創る仕事だけで食べていけるようになるんだ」なんて夢見ていますが、こうAIが創作の域に幅をきかせてくると「絵の他にも稼ぐ手段があってよかった」なんてこすいことを考えてしまいます。
要はどんな環境であれ、好きなことを(仕事である・ないに関係なく)続けていける自分であり続けるのが大切なんだなあと思います。

この先お絵かきAIがどのように発展していくのか、未来を予見する数学的(?)思考力を持ち合わせない私にはまったく予想できませんし、IT技術に疎いので本記事でも随分と的外れなことを書いたかもしれません。しかし「どんなに技術発展を遂げても絵を描く人間はいなくならない」、これだけは断言できます。

ところで冒頭の四コマのAI君、いやはや陳腐で失礼しました。
…Midjourneyに「紫の目 ロボット」とか入力したらギラッギラのグロテスクなのを作ってくれるんでしょうね。


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