望月惠

エッセイ、日記などを書きます。

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最近の記事

米津玄師「毎日」を聴いて/望月惠のエッセイ#9

2週間前、「がらくた」を楽しみに待つ日々を送っていると、なぜか唐突に新曲が発表された。ジョージアの新CMソング「毎日」である。 おいおい冗談はよしてくれよ、ジョージアのCMなら去年やったじゃないか。そう思いツイートに添付されたYouTubeのリンクをタップすると、そこではまごうことなきあの米津玄師の新曲が流れていた。しかも去年の「LADY」とは違った切り口で、とても楽しげでアップテンポな楽曲だった。極めつけにフルサイズ配信日は5月27日(発表日の2週間後)。怒涛の供給ラッシ

    • 今更「アンナチュラル」を観たので、少し語らせてくれないか/望月惠のエッセイ#8:前編

      既に多大な評価を受けている作品ではあるが、今になってようやく『アンナチュラル』を観た。僕が『MIU404』というドラマにハマり、「いつかアンナチュラルも観てほしい」という母からの熱望を聞いて、「了解!じゃあ今度観るわ!」と言い続け4年が経過したが、ようやく全話視聴することができた。 観終わった感想だが、毎話毎話感銘を受けるような素晴らしい作品だった。いや、正直観る前から絶対に面白いと分かってはいたことだった。それもそのはず、X(旧Twitter)のドラマを紹介するハッシュタ

      • あなたの声で蘇る心だから/望月惠のエッセイ#7

        僕には尊敬する人物が何人かいる。小学校の頃の恩師、名曲を生み出し続けるトップアーティスト、小説家との顔を使い分けるネットライターと、人種は様々だ。 今日の夕暮れ、その中の一人について書こうと思い立った。が、かなり赤裸々な思いを語ろうと思っているので、一応本人に直接届けるつもりはない。まぁもし見つかったら見つかったで別に構わないのだが。尚、その人物のことは仮にAと呼ぶことにする。 中3の初め頃、僕は小説を書くことに熱中していた。というのも、同じく小説を書くのが趣味な友人に、

        • 米津玄師「さよーならまたいつか!」を聴いて/望月惠のエッセイ#6

          待望の新曲を聴いた。とは言っても、もうかれこれ50回以上は聴いているのだが、聴けば聴くほどこの楽曲が持つ優しさやメッセージ性に心打たれる。 何を隠そう、僕は米津玄師さんの大ファンであり、新曲が発表されるたびにまだかまだかと配信日を首を長くして待つ日々を送っている。 米津玄師さんは、2018年に誰もが知る名曲「Lemon」をリリースし、そこから多くのタイアップを実現。2022年には、アニメ「チェンソーマン」の主題歌として「KICK BACK」を書き下ろし、一躍大きな話題とな

        米津玄師「毎日」を聴いて/望月惠のエッセイ#9

        • 今更「アンナチュラル」を観たので、少し語らせてくれないか/望月惠のエッセイ#8:前編

        • あなたの声で蘇る心だから/望月惠のエッセイ#7

        • 米津玄師「さよーならまたいつか!」を聴いて/望月惠のエッセイ#6

          「(記事の都合によりタイトルを伏せました)」1~8話の感想&久々のエッセイ/望月惠のエッセイ#5

          ~①~ 小説を読んだ。 まだ最新話には追いついていないのだが、 自分としては割と読めている感覚である。 タイトルは「」。 (記事の都合によりタイトルを伏せました) これはネットで知り合った方が 執筆された小説で、魔法などが栄えている 異世界が舞台となった作品だ。 僕は正直こういうジャンルには疎く、 何かと横文字の名前を覚えきれなかったり するのだが、この作品は説明文にもある通り 最近のラノベにありがちな 「転生」や「ハーレム」などといった要素が存在しない。 さらに、文法や言

          「(記事の都合によりタイトルを伏せました)」1~8話の感想&久々のエッセイ/望月惠のエッセイ#5

          Audible/望月惠のエッセイ#4

          ⚠️『ただしい人類滅亡計画』の 多少のネタバレが含まれます。⚠️『反出生主義』などの 宗教問題にまつわる単語が 若干ですが含まれます。 苦手な方はブラウザバック推奨。 僕が尊敬するダ・ヴィンチ・恐山さんに 完全に影響され、Audibleに加入した。 実際ものすごく便利で、本好きなのに 座って本を読むのが苦手な自分には ありがたすぎるサービスだった。 聴くのはもちろん恐山さんの本。 (小説家としての名義は『品田遊』。) タイトルは 『ただしい人類滅亡計画  反出生主義をめぐ

          Audible/望月惠のエッセイ#4

          推し/望月 惠のエッセイ#3

          「好きなキャラ(芸能人)」と「推し」 では違うのではないかと思った。 好きなキャラの場合は、デザインが好き、 声が好き、設定が好きなどの様々な 好きな「部分」がある。 でもそれはあくまで 「要素を好んでいる」ということに過ぎず、 そのキャラ自身が好きかどうかは 別問題と考えている。 だが、これが「推し」だとどうなるのか。 その場合、キャラの「要素」を好んでいる のではなく、キャラそのものを好きになる。 ここが好きとか、ここが格好いいでもなく、 そのキャラという「存在」が好き

          推し/望月 惠のエッセイ#3

          エモい/望月 惠のエッセイ#2

          ※改めて見直すとめっちゃ偏見でした!!! 個人の意見だと思って見てください。 「エモい」という表現は正直言ってエモく ないと思う。というか、本当にエモいものに対して失礼だ。 そもそも「エモい」とは「エモーショナル」が元になった造語であり、感情が揺さぶられたり、心にぐっと来たときの何とも言えないあの感覚のことを言う。 しかし、そんな人間としての素晴らしい部分が、たった三文字で説明できていいのだろうか。レジェンド映画監督の三時間にも及ぶ超大作を見た評論家が、スクリーンを後に

          エモい/望月 惠のエッセイ#2

          「平和学習」の話/望月 惠のエッセイ#1

          ここ最近になって一つ気づいたことがある。 それは「自分は悲しい気分になる話が嫌い」 ということ。具体的に例を挙げると、 世の中で起きた物騒な事件や、 人間関係のいざこざ、虐め、戦争… とにかく負の感情がうごめく話が嫌いだ。 さらに、自分で言うのもなんだが 僕は感受性が豊かなほうで、どんな話でも すぐに感情移入ができてしまうのだ。 小学生のころ「平和学習」なるものがあり、 戦争で空襲の被害にあった人の インタビューや再現アニメなどを 見せられた。クラスの中には 平気そうな子や

          「平和学習」の話/望月 惠のエッセイ#1