Notes of a Dirty Old Man in Philippines

男と女の心の交わりごとをとんと不承知な私ですので、
二人の間の親密さは彼女の主導権で、
良き方へとどんどん進んで行くようですが、
私の歩みは現実のようで杖をついて歩くまま、たどたどしい。
良きことと受け入れようとは思うのですが。

彼女の仕事のこと。
遠く離れてのメッセンジャーでやり取りだけであれば、
ありきたりのアドバイスだけで良いのでしょうが、
私が現実を見、彼女が彼女なりの努力をしているのを見れば、
何とかして上げたいと、商売何て分からないのに口をはさみたくなる。

どちらにしても工場の仕事が長く、後は営業職が主だったんだし埒も無い。
デリバリーの間が空けば入る時には数多くなるが必定。
売り切れるのかね、が最初のクエスチョンで、
でも余り詳しく聞ける立場には無いし、デリバリーをコンスタントリーに、
くらいのアドバイスが関の山。

日本に帰っても幾らか改善されたにしても続いてるよう。
でも彼女を可愛く思うのは、都合の良いとこだけとの但し書きが、
付くにしてもピクチャーを良く送ってくれる。
どちらにしても生ものだから際限なく置けはしない。売らないとね。
出銭の回収が出来ないよ。

彼女なりの考えで、或る時のこと。
持って帰ってレンタルルームの、前の道で店開き。
夕方から夜まで馴染みのおばさんが来てくれたり。
一日三百ペソとか言ってた。カルボンでまとめて仕入れるんだから、
間が幾らいくらなんて楽しそうで。
デリバリーが無くておばちゃんが都合の悪い時は自分がお店に立つ。

以前からの拘りで全てはキャッシュでが決めごと。
仕入れの時は大きな金額が必要だろうと私にも分かるけれど、
自分がまず手本を示さなくては始まらない話しだ。

可笑しな話しは、
ちょっと用足しをして来てとデリバリーの若者に言っておいて、
その間の幾らかの売り上げで補填する時も、なんて笑うに笑えない話し。
にこにこ顔でね。

グズグズと、つけにする人が居ると言うから、
サリ・サリ・ストアーをしてる時のお客さんには、彼女は言うだけだから、
ノー・クレジット・トゥデイ・アンド・トマローなんて、
段ボールの切れ端に書いて、お店に置かせたっけ。
金がらみの話しになった時の笑い話のネタになる。
そしてどこのお店にもある、注意書きがオーダー・アズ・ユー・ペイだ。

まっ、そんなで日を送るんだけれど、常に考えて考えているし、
ジョブをグロー・アップと心掛けてるひと。
なかなか上手くは行かないんだけれどね。
でも私はユー・アー・グッド・マネージャーとリスペクトしてるし、
口に出す。

彼女は私をオーナーと持ち上げるし、
私は偉そうに真面目顔で指示をする仕草で指をさす。
そう彼女を笑かす。
どちらにしても下手な英語で彼女を笑かすのが、
良く笑ってくれるんだけれど、
身体が自由にならない私の仕事だったかもね。

そうもう一つのクエスチョンが、
ハード・ルーフで、アンブレラみたいな屋根じゃ無く、
同じカルボンの中で、ちゃんとした屋根のお店を借りれたら、
外で午後六時から午前六時の仕事はくたびれるから、
昼の仕事でBDOの時のようにサリ・サリとちょっとしたクッキンをして、
夜はヘルパーに任せてとか、
少しは野菜も置いて何て夢のような話しをするのも楽しかった。

彼女にそんなお店が有るか調べておいてと言うと、
少しずつでも調べ出すし、
私の体調を診ての但し書きは付くけれど、
三ヶ月か四ヶ月の後にはまた行く約束なんだから、
どんな良い結果が出てるか楽しみだし、
私も年金の他に書きもののアルバイトでリトル・マネーだけど
ゲットして応援すると伝えてる。どんなになることやら。
~~続く



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