若いころ、ジョニ黒が人気で、海外出張時に、上司に頼まれて免税で買ってきたものです。
ディフュージョン版となる赤ラベルも決して安くなく、バーでたまに注文するくらいでした。

それがサッチャーさんのおかげで関税が大幅に低減されるようになって、今ではスーパーの洋酒コーナーで普通に変えてしまう時代。

今夜も、あの頃のように、ありがたくいただきます。

奥行きのある贅沢な味わいは、さすが「ジョニーウォーカー」。
ほのかな甘さ、スパイシー、ナッツのような香ばしさ、そしてスモーキー。

鶏もも肉に強めに塩を振り、30分ほど寝かせて、弱めの中火で、たっぷりのオリーブオイルとニンニク、玄関脇のローズマリーで皮目からじっくりと7分ほど触らずに。

表面にはフライパンの油をスプーンですくって、丁寧にかけていく。

パリパリの皮の食感、ジューシーに旨味が閉じ込められた肉。

炭酸に乗って湧き上がる本格派スコッチ、ジョニーウォーカーの味わい。

うう、堪りません。