見出し画像

特効薬無し

先日隣県の自治体でのパワハラ防止研修を務めて参りました。

こうした研修や講演等でよく質問されることがあります。それは「どの取組をすればいいのか」というもの。これはハラスメント対策に限らず、働き方改革、イクボス等でもよく質問となる(あるいはそう心に秘めている参加者がいる)ものです。

で、これに対しての答えですが「ない」です。残念ながら。全てを解決する解答があるなら、逆に聞きたい(笑)。

大切なことは、「現場の実情に併せて」取組を「カスタマイズしていく」こと。研修に来た同じ自治体の公務員でも、地域づくり関連部署と消防では業務の性質もまるで異なります。従って、ある部署で「ノー残業デー」を導入したとして、それがすべての関連機関で円滑に運用されるとは限りません。一括対応は困難です。

これは特定の業務を行う事業所にも言えます。

例えば、僕が過去に勤務していた予備校で、「日曜を開校する」という話題が上がったことがありました。で、通達として全校せよと。ところが、僕の管轄する事業所では、地域の特性と言いましょうか。スポーツが盛んなこともあり、日曜日はほぼ大会や強化練習。このため、まるでコマが埋まりません。その分、平日にしわ寄せが行きます。開けても誰も来ない。交通費と人件費の無駄です。

〇〇県で上手くいったから、じゃあ全部やればいい。あまりにも短絡的な戦略です。

そしてそれを誰もが分かっていながら、提案できないカルチャーがあることもこの会社にとっての問題点でした。提案することで自分の評価が不利になるのでは…。そんな風に怯え切った社員ばかり。これでは成長できませんよね。

その現場現場の実情によって、戦略は変わるべき。働き方改革も同様です。

★★Goto's Works&Social actions☆☆
~協業・講演や研修等依頼は下記まで~
■NPO法人ファザーリング・ジャパン東北
   
Homepage&お問い合わせ ⇒ Here!
■いわてライフキャリアラボ      
Homepage&お問い合わせ ⇒ Here!
=これまで受けた講演や研修等=
・イクメン育成  ・イクボス育成 
・子育て     ・夫婦関係   
・ハラスメント対策・ワークライフバランス
・女性活躍推進  ・マネジメント 
・業務改善    ・採用力強化
・男性育休取得  ・ライフシフト 
・いじめ     ・男女共同参画 
・孫育て     ・人生100年時代
・仕事術     ・時短術 
・チームビルド  ・学生向け講演 ほか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?